
梅雨の雲は厚く上空への視界を遮り、私に光は届かない。闇夜に月を見上げるも、闇が広がるばかりである。
空に月はいない。そしてまた月からも地上は見えない。
雲に覆われた空は低く、私の心まで曇らせる。
しかし、時に月は私を照らす。ぶ厚い雲の隙間から世界を照らす。移ろいゆく雲が始まりと終わりを告げ、空の入道雲と海からの潮風が夏からの便りである。もうすぐ夏がやってくる。さまざまなものがさまざまなことで移ろい、変化してゆく。
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名古屋にひとりでやってきてから早いものでもう数ヶ月。
いつもひとりで活動してきた。だが、思い返せば仙台や東京の九段下、新宿等の馴染みのある街にいても、どんなに人混みのなかにいようとも、風景から人物だけを取り出せば知らない人だらけだ。周りの人だけを眺めれば知らない街。どこに行ってもそれは変わらない。
新しい場所で私が知っているのは、この空と雲、そして月だけである。
そして、それは私がどこへ行こうとも見あげればそこにある。大切なパートナーだ。
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ひとりで行動するのは楽だ。負け惜しみなどではない。きまぐれに動けるし、こうして突然立ち止まって、空をぼんやり眺めていても誰に気兼ねすることもない。ソロ活動だ。
ソロ活動においては矢沢の永ちゃんや奥田民生と肩を並べるものと自負している。ひとり花見 は言うに及ばず、ひとり動物園 まで制覇した私に死角はない。
今回その私の能力を活かすべく挑んだのが・・・
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これである!

熱田神宮の花火大会みてきた。ソロでね。
恒例のソロ活動してきたものの、今回は特筆する点はない。なぜならばずっと空だけ見てたから。地上を見て、カップルを目撃するたびにリア充爆発しろ!と思い、次の瞬間には夜空の美しい爆発で癒されたから。

と、言うわけで今年の初花火を満喫。
写真だけれども、読者の皆様におすそ分けします。



フィニッシュは私の希望通りの、大爆発!スッゲー!うっひょ~~~!!!

というわけで聞いてください。私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い 第六話ED。これも綺麗だよ。
空に消えてった、打ち上げ花火。
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オマケ。これは夏の終わりの花火の歌。大好きな曲。
