1956年。アメリカ。
マーク・ロブソン監督。
ハンフリー・ボガート、
ロッド・スタイガー、
マイク・レーン主演。
何処かで「ボガートの遺作」と書かれてあったので、ずーっと気になっていた映画。
ボガート主演作は、年代を追っているワケではなく、見つけたらラッキー♪チャチャチャ♪ウッで、買ってる。
この映画は、ボクシング界の八百長を描いたもので、特にボクシングが好きじゃなくても、のめり込んで見られる映画、になってます。
ストーリーは、失業中であるスポーツ記者が、スポーツマネージャーである知人に「お金の為に 記事を書かないか」という話を持ち込まれる所から始まる。実は、南米の田舎から連れてきた 貧乏で素人同然の若い男を、ボクシング界のチャンピオンにデッチ上げる為に、対戦相手を買収し、八百長試合で一儲けする、といったものだった。因みにボガートの仕事は、このジャイアント馬場さん並の大きな若者を、凄い強い と記事にして、売り込む事だった。
で、裏工作により、どんどん勝って行く若者。
素人でも、素人と見せかけないように訓練してるワケです。もちろんパンチは弱小。
そして当然、試合の度に観客も多くなる為、お金が ガッポガポ入ってくる筈なのですが、この若者の取り分が49ドルちょいと知ったボガートは、カチンと来ます。いくら素人と言えど、それなりの報酬は払うべきだと。
因みに1950年代の49ドルって…18000円位?2万円は 行ってない。でも周りはウン百万の取り分。若者は何も知らないから、お金を貰って早く故郷に帰り、父に靴を、母に家を、とか言ってるのです。
スポーツマネージャーの悪は、この若者を見せ物にして金を稼ぎ、勝手に他に売ったりしたので、ボガートは頭にきます。若者は自分の事を信頼していたし、結果、自分の取り分を全部渡し、若者を飛行機に乗せ、故郷へ帰らせた。このシーンは何か良い良い。
そんで、この八百長を暴露させる記事を、タイピングしてる所で終わる。
" 暴力で私の口は ふさげん "
" 脅しも買収も私には利かん "
ボガートらしいセリフです。
個人的には、この後の 大どんでん返しが見たかったなあ。
何つうか、スポーツ界における選手の報酬って、野球とかは高いのかもしれないけど、金メダルを取っても、え!これだけしか貰ってないんかい!って、ビックリする事がある。この時代で こんだけ巧妙な事をしてんだもん、今はもっと完璧な八百長が出来ちゃうんだろうなー、と。
意外と面白かった。一気に見れる。
