QYLD(グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF)から謎の還付金がありました。
10件で総額36.27ドル(5000円ちょっと)です。
履歴を見返してみると、
2022年2月~11月分の分配金の10%相当が還付金として支払われていました。
為替はいつのものか不明ですが、149円台というと直近では2024年2月中旬~3月中旬のレートです。
分配金と還付金のリストです。
分配金×10%するとぴったり還付金の額になりました
入金月 | 分配金($) | 還付金($) |
2月 | 35.11 | 3.51 |
3月 | 34.81 | 3.48 |
4月 | 35.31 | 3.53 |
5月 | 36.33 | 3.63 |
6月 | 35.49 | 3.55 |
7月 | 37.48 | 3.75 |
8月 | 38.28 | 3.83 |
9月 | 37.04 | 3.70 |
10月 | 36.97 | 3.70 |
11月 | 35.86 | 3.59 |
10%というと米国の税金に対応します。
税金関係で何かあるのかなと思い調べてみました。
次のページにETFの分配金支払いの説明がありました。ブラウザの翻訳機能で日本語で読めます。
それによると
“投資信託の純資産総額(NAV: Net Asset Value)が 10 ドルで、分配金を 1 ドルを支払うとNAVは9ドルになる。
この状態は資本を取り崩しているので、資本の払い戻し(ROC: Return Of Capital)と呼ばれる。ROCには税金がかからない。”
とありました。
以前QYLDから貰った分配金はROCだったようです。
今回、年度を締めて会計情報ROCとして認められ、分配金の受け取り時に支払った税金が、還付金として戻ってきたと思われます。
リートやインフラファンドの特別分配金と同じようなものだと私は解釈しました。
特別分配金も非課税ですので。
資本を取り崩さないと分配金が支払えないということは、分配金が運用益(譲渡益、配当金)より多いということになります。
この状態で分配金を支払い続けたら元本が0になります(QYLDの株価は右肩下がりなのでそのようにも見えます。NAVを見るべきなのかもしれませんが調べていません)。
実際には、カバードコールオプションの収益が分配金に充てられるので0にはならない仕組みです。
QYLDのトータルリターン
今月の値下がりで分配金と含み損がトントンになってしまいましたが、還付金の分で救われました。
よく見てみると還付金は去年の9月にも24.43ドルもらっていましたで今回分と合わせて60.7ドルになりました。
分配金 610.17ドル
還付金 60.7ドル
小計 670.87ドル
含み損 604.57ドル
合計 66.3ドル
過去のQYLDの記事です。