竹原慎二(42才)膀胱癌からの復活900日の記録 | 免疫力を上げるブログ

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ガン治療コーディネーターヒデチャンの日記 免疫療法を中心としたガン治療のコーディネータをやっています。免疫力強化のサプリも紹介しています。

こんばんは、


「竹原慎二(42歳)膀胱がんからの復活・900日の記録」2015.6.6放映
 鳥越俊太郎「医療の現場」より、


去年六月膀胱がんと診断されて闘病生活に入ったが、がんが見つかるまで1年以上の長きにわたって自覚症状があり、病院を転々としてセカンドオピニオン、サードオピニオンを自力で探して、最終的に東京大学付属病院で名医と出会う。


私の患者さんでも沢山の方ががんと判らず、一般的な処方をしてしまう今の医療現場を顕しています。是非、がんと判る前にも積極的に医者を信頼しても信ずるな。納得するまで調べる熱心さが必要なことを顕しています。


竹原さんは、がんと診断される1年前から症状が出て、熱が出たり、赤い固まりが出たり、血尿が出たり、頻尿になったり、おしっこの出が悪い症状が続いたそうです。


最初の病院では、膀胱炎、二番目の病院では前立腺肥大等1ヶ月の間に沢山の病院を訪ねたがハッキリしなかった。(症状を聞いても適確な診断が出来ないことが多いのがガン治療の現場での現状であることを知っておく必要があります。)


がんと診断されてから受診する病院にどんどん余命が短くなる。膀胱の全摘手術によるストーマーによる排尿ということで手術を躊躇する。
抗がん剤治療で、脱毛、副作用に悪戦苦闘する。


最後に東京大学付属病院の泌尿科の先生との出会いがチャンスを貰った。

膀胱を全摘手術した後に自身の腸を使って新膀胱を作る新しい手術をした。
この手術は、腸にガンがないことと体力がある若い方で全体の2割程度であると紹介がありました。
手術は手ぶれの少ない「ダビンチ手術」で行われました。どこでも出来るわけではありません。

現在日常生活が出来るようになり、ボクシングジムでトレーナーの仕事をしています。


膀胱がんの情報を少し古いですが参考にお知らせします。


「膀胱がん」鳥越俊太郎医療の現場 21.2.19放映


1989年11月6日 俳優 松田優作 膀胱がんで急死のニュースが流れた。


膀胱は骨盤の中にある15cm程の臓器。腎臓で作られた尿を一時的に貯める役割を果たしており、毎年1万人が膀胱がんにかかっています。


膀胱がんには2つのタイプがあります。

1.膀胱の内側にカリフラワーのように表面が突き出てくるもの

2.内側の粘膜に沿って広がっていくもの

進行すると周囲のリンパ節などへ転移します。


初期症状としては
多く見られるのが血尿です。


[従来の膀胱全摘手術]

尿管は切除した腸につなぎそれを腹部に直接出す方法。
絶えず尿が流れ出るので袋をつけなければならない。

今その手術に劇的な変化が出ています。


[新しい膀胱の全摘手術]

担当医:虎ノ門病院 泌尿器科 岡根谷 利一 部長


[膀胱の役割]は、
貯めるのと出すのが役割。

自然な排尿が腸を使った膀胱を作ることが出来る。

膀胱を摘出した後、自らの腸を使って新しい膀胱を作るという画期的な手術法
これまでと同じように排尿することが出来ると言われています。

最先端がん医療、男性に多い膀胱がんの術後の生活が変わる

「膀胱がん」最新治療法

膀胱がんは男性に多く女性の4倍と言われています。


担当医:獨協医科大学  泌尿器科 山西友典 教授

Q.膀胱がんとはどういうものですか?

A.膀胱は尿を貯めて出すという機能

膀胱の内側に粘膜(移行上皮、粘膜下層、筋層、しゅん膜)があり、移行上皮という組織に出来る癌を移行上皮がんと言われているのが膀胱がんの9割を占めています。
その後に筋肉や膀胱の外に出る場合もある。


Q.膀胱がんの初期の症状はどんなものがありますか?

A.一番多いのは血尿。

後は膀胱炎の様に排尿した後に痛みがある。更に残尿感、尿漏れがあるなどの症状がある。

膀胱炎かなと思ったがなかなか治らないので外来受診したら膀胱がんが見つかるケースもある。


Q.膀胱がんの治療法はどのようなものがありますか?

A.[主な治療法]

手術・放射線・抗がん剤があります。
癌の悪性度を見るために内視鏡手術で細胞を取り出して検査をする。


Q.粘膜上皮に出来たものは簡単に内視鏡で取れるのですか?

A.はい、ある程度の大きさのものであれば内視鏡でとれる場合もあります。

[膀胱がんの内視鏡手術]

<症例1> 落合洋一さん(64才)

体に異変が起きたのは去年の8月のこと。
昼休みにトイレに行ったらブドウジュース、赤ワインみたいな尿が出た。
病院で検査をしたら直径4cmの腫瘍が見つかった。


<手術の流れ>

麻酔は半身麻酔で意識はあります。

内視鏡の先にカメラやループ状の電気メスを尿道の中に入れる。
カメラで見ながらカリフラワー状の腫瘍を見つけ、電気メスで切除する。

ひとかきが7mmくらいで丁寧に行う。
4cmはかなり大きいので少しずつ何回も丁寧に行う。


Q.どの位の時間がかかりますか?

A.取るだけなら30分位ですね。


Q.ガンが粘膜下層や筋肉まで行っていないということがどうして判るのですか?

A.肉眼的にだいたい判ります。

電気メスで削っている感触で筋肉まで行っているか否かが判る。


Q.深かったり筋肉まで達している場合は、内視鏡手術では取り切れないと言うことですか?

A.私たちのところではだいたい9割ぐらいは内視鏡で膀胱を温存できる様になっています。


Q.問題は、膀胱を摘出する場合ですが

膀胱を取ってしまいますと腎臓から尿が降りてきてものをどこに貯めたらよいのかと言うことですがこれはどうなるのですか?

A.尿路変更を行う

一番簡単なのは尿管を皮膚に繋ぐ方法。
腎臓は2つありますので、穴が2つ出来る。2つを1本に併せて袋に貯める(ストーマ)。


[ストーマ]

腹部に尿を貯めずに人工的に作った出口から直接尿を出して排尿袋に尿を貯める。


Q.温泉に行く時に気後れしますよね?

A.公衆浴場や温泉に行くのははばかれますね。

又、尿が少し漏れるので皮膚が荒れたり、ただれたりすることもあるので患者の生活の負担はかなりある。


Q.その方法を一挙に解決してしまう方法があるとということなんですが教えて頂けますか?

A.新膀胱を作って尿管をつなぎ貯蔵と排尿を行う方法。

[新膀胱造設術]
東京の虎ノ門病院では

[自排尿型新膀胱造設術]


この手術は先ず、患者のへその下から15cm程開き、ここから膀胱と周囲のリンパ節、そして男性の場合は前立腺を切除し、小腸から回腸といわれる部分を50cm程切り取ります。

この回腸を使って新たな膀胱を造るのです。

回腸に流れていた血流をそのまま保ち、新しい膀胱に利用する。

そして切り取った回腸に電気メスを入れて筒状の形から平面上の形になる様に平らに広げて行きます。


これをアルファベットのWの形に整え縫い合わせて正方形の形に近い状態にします。
尿が漏れない様に細かく慎重に行うことが重要です。


次にこれに3つの穴を開け、腎臓からの尿管2本と尿道をつなげます。

そして最後に袋状に縫い合わせれば新しい膀胱の完成です。


手術時間は平均で約7時間
難しい手術のため実施している病院も少ないといわれています。


<患者の感想>

去年5月にこの手術を受けた杉浦文章さん(59才)

A.今はもう感じますから尿が溜まったことを溜まったなという感覚。それが腹筋に入ってくる。

作られた膀胱が膨らんで腹筋に伝わる。それて「あっ」と思う。
本当によい手術ですよ。


腹筋に力を入れることでスムーズに排尿が行われます。
勿論膀胱から尿の漏れなどもありません。
今では奥さんとの散歩が日課だと語る。


自排尿型新膀胱造設術 → それまでと変わらぬ排尿を実現


Q.良いことばかりで問題点はないのですか?

A.腸を使って袋を作るだけのものですから正確な感覚はないのですが、張った感じで代用尿意で感覚出来る。

正常に感じる方もいるし鈍い方もいる。
溜まりすぎてしまって逆流し腎臓に溜まりすぎることや失禁してしまうことも,特に夜間が多い。


Q.患者さんはどのような状態でも新しい膀胱を作ることが出来るのですか?

A.長時間の手術に絶えられる体力があることが必要です。

ガン摘出手術をして長期間生存する確率の高い人が条件となります。


Q.日本中どこでもこの手術が出来るとは限りませんよね?

A.必ずしもすべての施設でやっている訳ではありません。


Q.探して尋ねて行く以外にないですね?

A.探すことはすぐに出来ます。


[担当医からの提言]

1.血尿が見られたら泌尿科へ外来受診を

2.膀胱炎、過活動膀胱などで治療を受けている場合もなかなか治癒しない場合は、膀胱がんの恐れがあるので一度泌尿器科への受診をお奨めします。

新しい治療法が開発されてきているが内視鏡で手術出来る早期がんの発見が何よりも重要なのです。

手術後も変わらぬ生活が送れる様に!

◎血尿が見られたら泌尿器科へ!


<ヒデちゃんのコメント>


新しい技術の開発もここにも地域格差や地方格差が存在します。

しかしながら、ご自身にあった適切な治療法を探すことはどんなに面倒でも怠らないことが命にとって大切なことです。


情報は待っていたり人から与えられるのではなく自分の命のために熱心になることです。
ご自身の命を是非ご自愛下さい。


早期発見には、たった32ccの血液採取で全身のがん体質まで判ってしまうがん特化型検査システム「がん免疫ドック」で安心を手にして欲しいと願っています。

詳しい情報はイムノセラピー友の会ホームページをご覧下さい


<完>