お父さんとお母さんをいつかハワイに連れていくね。
そんな約束をしたのは一体何年前だろうなぁ。
独立するよりもっともっと前のこと。
お調子者の私はそんな大それた約束を軽くし、忘れていた。
(いやあんまり自分から言わないようにしてたのかも)
実家に帰ったりするタイミングで、
本当にハワイ連れてってくれるとー?
って両親の問いに、
連れてく連れてくー!
ちょっと待っとってー!
と私。
今年、お父さんとお母さんは結婚40周年を迎えて、お母さんが10月で還暦、60歳になった。
行くならこのタイミングだなぁって思いながら、相変わらず先延ばしにしてたら
ふと両親から
パスポート取ってきたけん!と連絡。
さすが私の両親。
行動派である。笑
こりゃ行くっきゃないと、私も両親との旅行の覚悟を決めたころ、噂を聞きつけたお姉ちゃんとお兄ちゃん達も、
「俺たちもいくー!子供達もみんな学校休ませていくー!」
とまさかの便乗。
そんなこんなで下は2歳、上は67歳の総勢10名でハワイへいくことに。
私は海外へ行く時、基本航空券しかとらないし、元々あまり計画性がなくトラブル楽しんでなんぼみたいな性格なので、
大勢の、しかも60過ぎた両親と最年少2歳という子供達も連れての旅行なんてどうしたらいいかわからん。笑
そうこうしてる間に月日はすぎ、航空券とホテルだけはお姉ちゃんとお父さんが旅行会社で予約をとってくれた以外は、
色んなことが宙ぶらりんなまま、皆に言い出しっぺはもっとしっかりしてと怒られたりしてあっという間に当日を迎えることになる。
末っ子はそうゆうとこあるよね。
私以外は全員福岡からの飛行機でくるので、とりあえず私はみんなが着く2時間前くらいに現地につくようにチケットをとって待ち構えることに。
皆に散々、着いたらすぐ動くし時差ボケ防止の為に飛行機では絶対寝てね!って伝えておきながら、
自分は飛行中にしっかりとお酒を飲み、テンション上がって3本映画をしっかり見終わった頃、ハワイへ着いた。笑
オアフに着陸するころ、抜群のサンライズが飛行機の小窓から除く。
いい旅になりそうな予感がしてきた。
ひゃー皆楽しんでくれるプランにできるかなー!ってワクワクドキドキしながら、
よくお正月に芸能人がインタビューされるホノルル空港の出口のとこで待機してた。
前日に作ったウエルカムうちわと、ハッピーバースデーサングラスとネギを持って、恥ずかしげもなく、一人で。笑
こんな格好してるのに、なかなかでてこんくてちょっと恥ずかしかったな。笑
やっと出てきて、
皆の顔を見てほっとした。
皆、長時間のフライトでちょっと疲れてたけど、知らんぷりして連行。
計画性のない私だけど、こんだけの人数と世代とハワイを楽しもうと思うとなかなかなプレッシャーで、
今回わたしは心強いパートナーとタッグを組んでいた。
マサさん。
マサさんとは、今年の1月に1人でハワイ島へ行ってたときにたまたま知り合った人で、仲良くなった。
もう20年近くハワイでも仕事してたりする人なので、私が家族と来るときはガイドお願いします、と前にちょろっと話していたら、
仕事で忙しいのに、今回私達に合わせてわざわざ日本からオアフに来てくれた。
海外でも日本でもとことん人には恵まれている。
それは私の本当に運がいいところ。
直前に決まったマサさん合流で私は一安心。
マサさんからはロミは連絡が淡白すぎるんだよ、と怒られながらも、私達家族が喜ぶよう、色々手を貸してくれた。
ここでも末っ子感。笑
マサさんと、さらにハワイでのマサさんの仕事のパートナー、超パワフルなトモさんも合流して私たち家族のハワイ旅は始まった。
ちなみに私にとって人生て初めて海外へ行った場所が、ここハワイである。
16歳のとき、贅沢にも高校の修学旅行で。
この時から、ハワイは大好きな場所になったけど、
こんなこといっちゃなんだけど、私は断然オアフ島よりハワイ島派である。
今のオアフ、特にワイキキはもう日本人ばっかりで、英語より日本語の方が飛び交ってるくらいで。
せっかく海外に来ているのに、買い物ばっかりして、日本語しか通じないところにいって、目の前の壮大な景色よりもカメラでフィルター越しの景色ばかり見て、なんかもったいないなぁって思うのだ(あくまで個人的意見)
今回私は家族を連れてハワイ島へ行くことも提案したのだけど、
日程的なものと、子供を連れてさらに飛行機時間も長くなることなどなど含めて、オアフ島になった。
ガイドブックに乗っているような、超定番の旅行をすることが、なんだかんだ ミーハー日本人は好きなのだ。(もちろん小石原家も)
こんな話をマサさんにもしていて、とにかく家族が喜んでくれればそれでいいってそんなプランをお願いした。
車は超ドデカイ15人乗り。ハワイがよく似合う、俄然テンション上がる!
(のくせに写真とかとってない)
まずは「この木なんの木」で有名なモンキーポッドの場所へ。
そういえば、ついてすぐこの場所には行くねってことだけは皆に伝えていて、
みんなで写真とりたいから、全員ネギT着てきて!って私が伝えてたのに、すっかり忘れていて、日本からちゃんと着てきたのはお父さんとお母さんだけだった。笑
ペアルックTシャツきた、いいお歳の夫婦。
悪くない。笑
今回泊まったホテルは、アウラニのディズニーホテル。
ミッキーやミニーがいるtheリゾートホテル。
子供たちがとにかく喜ぶし、このホテルにいるだけで十分に楽しめるぐらいの設備が整っている。プールとかイベントとか。
ここに決めたと告げられたとき、
え〜〜〜〜!空港からも遠いし、中心部までも遠いし、その近くなんもないし、ハワイまで行って海入らんでプール入ってどうするん!笑
ミッキーとかミニーとか全っ然興味ないし私!!!高いし!!!!
(夢のない30歳の独身女子の戯言)
って思ったことは言えなかった。
私にとってはディズニーより合羽橋の方がよっぽど夢の国である。
でもこんなこと、家族と旅行にこない限りやらないだろうと思って、これはこれで思う存分リゾート気分してやろう、と思って気持ちを切り替えた。
子供たちはとにかく喜んで、時差ボケなんて関係なく、初日も日が暮れるまで遊んでたなぁ。
二日目。
ディズニーのキャラクターたちと食べれる朝食ブュッフェ。
(大人気、超要予約、朝一番早い時間がおすすめ)
日本にいるときから、あの手この手使って予約した。

最年少、二歳のりなは着ぐるみがまだまだ怖くて怯えてたな。笑


子供たちだけで写真とらせよーって言ってるのに、
だいたいのパターンでつかさず入ってくる父、幸三。

エサを加えたイルカしゃん♡(バナナとブルーベリー)
ミッキーやミニーとの朝食は一人3500円くらい。高。
でもこんなかわいいデザートビュッフェや隠れミッキーた至る所にいた。
さすがディズニーである。
ハワイのサンセットはもう本当に毎日素敵だった。

私の地元も水平線にキレイに太陽が沈む、夕日が有名な地域で、
父、幸三はサンセット写真を撮るのが昔から趣味である。
私が何気にスマホで撮った写真を見せたら、負けじといい写真をとろうとありとあらえるポジションで頑張ってた。とことん負けず嫌いのところはさすが、親子である。
(このために新しいカメラ買ってた。)
私はそんな父を撮る方が楽しい。
そうそう、話が前後しちゃうんだけど、
2日目のプランは、マサさん達にお任せしていて。
「行先は内緒!はい皆車に乗って〜!」とホテルまで迎えにきてもらって出発した。
壮大なパイナップル畑を通りすぎてしばらくドライブしてたどり着いたところは、
なんとノースショアだった。

この場所は、私がオアフで一番行きたかった場所である。
世界中のトップサーファーの集まる場所。
今年の始め、ハワイ島で10年ぶりにサーフィンを始めた私は、ノースショアに一度行ってみたかった。
世界トップクラスの波と、サーファーを見てみたかったのだ。
今回は家族優先だと思って諦めていたのに、私が前にちらっと言っていたそんなことをマサさん達が組んでくれ、私だけじゃなく、家族が楽しめるようなプランで連れてってくれたんだ。
最高すぎる。

この日は特に波がよくて、6メートルを超えていた。
気を抜いたら3秒で砂浜から消えるから気をつけて、と脅しをかけられたけど、ずっと見ていたかった。

そしたらまんまとずぶ濡れになった。笑
波乗りしてた人のボードも目の前で真っ二つに折れてたな。笑
今度来たときは一日中ここで海を見てたい。
なんならノースショアでサーフィンできるくらい上手くなってたい。
なにかと私の真似をする父。
もはやこの人も気分はサーファーのようだ。

みんないい顔してる〜〜
その日の夜は、トモさんのお家でバーベキューをすることに。
その場所は、ハワイ湾そばにあるワイキキの都会さを忘れさせてくれる、ハワイ島を感じれるような大自然な場所だった。


テーブルやブランコや、ピザ窯や、お皿が何もかも手作り。
庭にある燻製器でお肉をたくさんスモークしたり、

火をおこしたり、

ブランコで遊んだり、広い庭でかけっこ大会をしたりしながら、時間を楽しんだ。

焼きマシュマロに子供たちは大喜び。

私は甘いものより、つまみが好きだ。

行った先で、その場所で生活してる人たちの暮らしに触れる。
リアルを知る。
私が海外で家族に感じてほしかったのは、こうゆうことなのだ。
せっかく来たのだし、普段できないことをやってみよう。
この一緒に過ごしている時間で、ここでしかできない、本当にハワイを感じられるようなことをしたかったのだ。
みんな、いい顔してた。
本当に楽しそうだった。
嬉しかったなぁ。
(アロハポーズも様になってきた)
その帰り、もう一個サプライズがあるってマサさんが連れてってくれたタンタラスの丘。


100万ドルの夜景である。
これはワイキキの都会だからこそ、見れる夜景だろうな。
なんだかお腹も心もいっぱいになって、この日は眠った。
最終日の夜、両親の部屋に家族全員が集まって、
「最終日くらい、ゆっくり大人たちでお酒でも飲もう」ってお兄ちゃんが提案してくれた。
10人も2人部屋に入ると椅子やテーブルが足りないので、
ベランダにあるテーブルや椅子や、ベッドやなんなら足置きまで椅子代わりにして、
スーパーで買いだめしてきたお惣菜たちやビールたちを並べた。
なんだか皆、旅慣れしてきたみたいだ。
高級リゾートホテルじゃなくてもいい、レストランで食べるご飯じゃなくてもいい、この一緒にいる時間を大事にできたらそれでいい。
そんなとき、お兄ちゃんの長女さほ(5歳)がふと、ベランダから見た夜景を見ながら
「さほね、今ここから見てる景色が、ハワイで一番素敵だと思う!」とそんな空気を察してか言った。
何て子なんだ〜!って大人達が笑う中、
「今回ハワイで一番楽しかったこと」を皆で発表し合うことにした。
子供たちが、
「ミッキーに会えたこと〜!」とか「プール〜!」とか言ってて、
やっぱそこかい!ハワイじゃなくてもいいやん!
って私はツッコミながら、
大人たちの番になったら、思いがけない言葉がかえってきた。
みんなが、ノースショアで大迫力ないい波を見れたことと、
トモさんちでみんなでバーベキューをしたことが一番よかったと、言ってくれた。
あんな体験がハワイでできると思わなかったって。
そしてお兄ちゃんが、口をひらく。
「正直、浩美が全然最初動かないからイライラしてたし、
言い出しっぺのくせにもっとしっかりしろって思って心配もしてたけど、
(ここでみんなが非常にうんうんと頷く)
実際来てみたら本当はたくさん考えてくれてたんだなぁって。
短い期間で、こんなに色んな体験ができると思ってなかったし、普通には経験できないこともたくさん詰め込まれてて。。
浩美がそもそも父ちゃん母ちゃんをハワイに連れて行くっていうきっかけがなかったら、俺たちものっかってなかったし、この旅行は実現しなかったから、本当にありがとうね」
と。
なんだかとてもとても嬉しかったなぁ。
家族っていいなぁって思った。
(ちなみにお兄ちゃんは、ハワイで仕事をすることを本気でこのあと考えるようになる)
そのあたりから私もスイッチが入って、
「実は今まで家族に言えなかったこととか、今だから言える昔の出来事」の暴露大会しよ〜!って言って。
色んなことを暴露しあった。
こんなことは、初めてだ。
こんな風に家族旅行をして、まるで良い家族だと思うだろうけど(笑)
でもね、そんなことはなくて。
昔は家族のことが嫌いというか、苦手だった。
反抗期もあったし、子供は三人共、本気の家出も経験している。笑
取っ組み合いの喧嘩をしたこともあるし、親なんかいらない!って本気で思ってた時期もあったなぁ。
家を出て、家族のありがたみを感じることは増えたけど、
今でも実家に帰るとお父さんとはぶつかること多いし、
私が飲食店で独立するってこと自体も、ギリギリまで本当に反対されていて、そのことで契約直前でもめて、大泣きしてぶつかりまくったりもした。
小石原家一族はほとんどが公務員だったり、大企業勤めだったりと安定環境にあったりして、私はそんな環境で育っていながら、
なんでこんな狭い世界でいきてるのだろう?
って思って実家にいる時はずっと反発していた。
もっともっと広い世界を見たい、そんな想いが昔からあったのだ。
どうしても理解しきれない感覚が家族ともある。
そんな気持ちもあって、面と向かってぶつかったり、話したりすることがめんどくさくって、長年避けてきたかもしれない。
どうせ伝わらない、考え方も感覚も全然違うって。
でもそれがそもそもの思い違いだったのかも。
やる前から勝手に決めつけていた。
同じ時間を共にすること、思っていることを正直に伝えること、
大人になったからこそ本当に大事なことなのだ。
ずっと家族なのだから。
いつ何が起こるか分からないのだから。
この歳になって、こんな機会があって、本音トークするなんて思いもしなかったけど。
この家族に生まれてきてよかったなぁって、思った。
私から最後のサプライズ。
そう、今回の目的は、お父さんとお母さんとの結婚40周年の御祝いだ。
日本にいるときから、ホテルに頼んでいたケーキが部屋に届き、隠してたシャンパンをあけて、
「結婚40周年、おめでとう!」
改めてみんなで乾杯した。
はい!それでは結婚式始めちゃう??
とかいって、
ファーストバイトに始まり、
子供たちと孫達の前で、散々あおって誓いのキスまでさせた。
お父さんはわりとノリノリで、お母さんはとことん照れる。
娘だけど、そんな2人をみながら、本当にいい夫婦だなぁって2人のことを思った。


うちの父と母は実はもともと教師と生徒である。
お母さんは19歳で結婚。
私の今の歳にはすでに子供が三人いる。
家族の為に、ずーーーーっと尽くしてきた。
九州男児、超亭主関白な家だったし、家のこと家族のこと全部しながら、自分も働いてた。
そしてみんなの心の拠り所で、人の悪口なんか言わない、いつもニコニコしている。
歳をとればとるほど、お母さんにだけは絶対に叶わないと思わされる。
そんなお母さんがこのとき言ってた。
「三人の子供たちを育てながら、お父さんと一緒にいながら、本当に色んなことがあったけど、でもいつも幸せだったよ。
今この瞬間は、こんなに幸せで、幸せすぎて、申し訳なくて逆に人に言えない」
お母さんらしいなぁ。
これからも末永く、2人で元気に人生を楽しんでほしい。
子供として出来ることは、出来る限り、これからもしたいな。
















総勢10名、小石原家のハワイ旅行記。
たくさんの素晴らしい景色と思い出があるけれど、
私にとって一番良かったのは、この最終日の夜に、皆で本音をいいあったこと。
普段からそういう機会を作れれば、勇気を出せればよかったのかもしれないけど。
私にはこのタイミングで、この場所だったからやっと、やっとできた気がする。
自分一人だったら、海外旅行10回行けるくらいのお金を使ったけど、
それでもこうして皆で行ってよかったなぁ、って思う。
家族っていいね、
心の奥底からやっと思えるようになったもん。
向き合ってよかった。
避けてきたこと、苦手なことに向き合ってみる。
このときみたいに、2017年はそんな過ごし方をしてみるつもり。
小石原家、いいっしょ!