あっというまに臨月を迎えたと思ったら、予定日を4日過ぎた。
今日検診行ったら推定3400グラムをすでにこえている。笑
せっかちな性格のわたしたちの子は、てっきり予定日より早く生まれると思い込んでた。
陣痛に繋がるというジンクスや運動はたぶん聞く限り一ヶ月前から全部やったし、アクティブにかなり動いた方だと思うけど、予定日を過ぎてもこの子は産まれる気配がない。
前駆陣痛にも慣れてなんだか落ち着いてしまってる。笑
毎日の散歩やスクワットや階段昇降、雑巾がけやったおかげで最初はヘトヘトになって、夜中に陣痛きたらどうしよう、とか思いながら過ごしてたから今となっては体力だけはついた気がする。
そう焦るなよ、今のうちしかゆっくりできないぞ、っていう子供からのプレゼントなのかな。
そうならだいぶ親孝行だな。笑
でも母ちゃんは君の顔がそろそろ見たいなぁ。
エコーではいつも手をバンザイにしてて、顔を隠して全然見せてくれない。
シャイなのかな??笑
でも遅くとも来週には必ず産まれているだろう我が子。
自分はどんなお産をするんだろうなぁ。
今考えると、妊娠してからあっというまの10ヶ月だったけれど、もうそれはそれは濃い10ヶ月だった。
思い出したくないような事も中にはあるけど、この妊娠期間の出来事は一つ一つがとても大事で、なくてはならかったんだろうなと今は思う。
妊娠するまでは、子供を授かったら10カ月お腹の中で育ち、なんなく元気な子が産まれてくる。それが当たり前だと思ってた。
でも決してそんな事はなくて。
子供を授かることも、お腹の中で成長していくことも、母子共に無事で、健康な子が産まれてくることも、そこから子供がすくすくと育っていくことも、ほんとにひとつひとつが奇跡だと、今はつくづくそう思う。
そうやって自分も産まれて、ここまで育ててもらって生かされてる。
こんな気持ちになるとは思わなかった。
もうすぐとてつもなく慌ただしい毎日になるだろうし、
せっかくなのでこの妊娠期間を振り返ってみることにしよう。
誰一人同じお産がないように、私は私の記録として。
4月初め頃に妊娠が発覚。
偶然にもこの日は大切な友達の命日だった。
その友達が大好きだったビールを、絶対に毎年この日は飲むと決めてるので、
旦那さんにこの一杯を最後に禁酒します。と宣言してパンクIPAをゆっくり呑んだ。
この日に妊娠が発覚するなんて。
やってくれるわ〜亀ちゃん。
嬉しかったなぁ。
初めての検診。
検査薬だけではなんとも言えないので、家の近くの町医者っぽい産婦人科にとりあえず行って妊娠を確かめにいった。
期待と不安となんだか胸がいっぱいで、そわそわどきどきして待合室で待った。
ちょいワルっぽい強面なおじさんの先生で、
「妊娠2ヶ月目ですね〜」といわれ、エコーの写真を渡される。
なんだかとても淡々としている。
「おめでとうございますとかないのか〜」
と内心思いながら、このご時世色んな事情に首を突っ込んではならないだろうから、確かにそんな感じなのかな、とか思いつつ。
初めてなことだらけでわからないので、先生に私は質問をする。
「私東京で飲食店やってて、通勤時間もかなりあるし、立ち仕事で結構ハードなときもあるんですけど、気をつけておいたほうがいい事とか、これ意識するといいよ、とかありますか?」と尋ねた。
そしたらその先生はちょっと小馬鹿にしたような物言いで、
「いやいや、飲食店くらいで何いってんの〜看護師のほうがよっぽど大変だよ。夜勤もあるし。妊娠は病気じゃないんだから。飲食店の仕事してるくらいでなんかあるなんてこと別にないから。」
先生的には、母親になるんだからしっかりした気持ちで臨みなさい〜みたいな気持ちもあったのかもしれないけど、そうとは思えないくらい正直めちゃくちゃ感じ悪く。
私の幸せなはずの気持ちは一瞬でどっかにいって、悔しさと怒りで涙をこらえるので必死だった。
「なんで何も知らんあんたにそんな物言いされなきゃならんのだ。大事なわが子をこんなとこで産めるか」と部屋をでたら一層むかついてきて、泣きながら会計して外へ出た。
外で待ってた旦那さんはあまりに私が泣いてるもんだから、赤ちゃんがだめだったのかと思ってびっくりしてた。
話したら、そんなことでそんなに泣くなよ。と笑ってたけど。笑
でもやっぱり産むところとか、通う病院や助産院は本当に大事だと思う。
湘南に引っ越してからまだ半年くらいだったし、病院とかましてや産婦人科の情報は全然知らなくて、でも妊娠の事も初期だと人に話せる段階じゃないし、どこに通っていいのかわからなかったな〜
その産院は言うまでもなく二度といくことはなく変えたのだけど、里帰り出産するまでに通ってたところも、悪くはなかったけど、いつも混んでて、せかせかしてて、先生に質問もゆっくりできないような状況だったし、レディースクリニックで男性も入れないところだった。
今思うと、事前にこうゆうお産にしたいとか、大事にしたいところをもっと考えてリサーチして選びたいなぁと思う。
最初の検診は苦い思い出になったけど、なにはともあれ妊娠が正式に発覚。
そしてすぐにつわりとの戦いが始まる。
つわり・・・
いや〜人それぞれだというけれど、まじきつい。
二日酔いに似てると聞いたことがあったので、二日酔い慣れしてる私は正直いけると思ってた。
言っても精神的問題っしょ、気持ちで乗り切れるっしょ。みたいな。
完全になめてた。笑
今までのどの二日酔いも比にはならず、そして何より終わりがない。
抜け出せないトンネルの毎日。
床とトイレとベットを這いつくばる毎日。
なんにもする気力が起きない。
仕事をしてるときが一番気が紛れてまだ楽だった。
通勤中の電車のつらさったら。。
何度吐きに電車を降りたことか。
マタニティマークをつけて、優先席に立っていても、全然譲ってもらえないし。
お腹が目立ってからは譲ってくれる人は少〜しだけ増えるけど、正直この妊娠初期が一番乗り物はキツイ気がする。
優先席に座るなら、優先する気がある人だけにしてくれって本当に思う。
スマホ見て眼の前の妊婦やご老人に気づかないふりをするくらいなら、優先席に座るのをやめてくれ。頼む。
つわりで苦しい日々を過ごしながら途中で気づいたのは、私は食べづわりだということ。
とにかく気持ちわるいので、食べたら吐くと思って最初は食べなかったけど、食べないと余計気持ちが悪いことに気づく。
食べても気持ち悪いけど、食べないともっと気持ち悪いのだ。
そして何を食べても美味しいとは思えない。。
これは食べることを好きなわたしにとってはつらかったな〜
ご飯の時間が嬉しくないんだもん。
仕事は飲食店だし。でもなんか食べなてないともっと気持ち悪い。
よく聞くような炊きたてのご飯の匂いがだめだとか、マックのポテトが無性に食べたくなる衝動は私にはなかったな。
私はお米は食べれて、パンを食べると一日より気持ち悪くなることが多かった。
食べづわりだったから、妊娠初期に激ヤセすることもなく(今思えばどうせツライなら食べれず痩せたかった。笑)ただただつらい日々が続いた妊娠2ヶ月〜3ヶ月の頃。
真夏だったのに、めっちゃ乾燥肌になり、あんまり肌荒れしたことなかったけれど、顔や首にボツボツできたりホクロとかシミができた。
鏡で自分の顔見るのが恐怖になった。
妊娠って何が起きるのかわからない。。
そして妊娠3ヶ月に入った12週。
突然私は切迫流産する。
朝起きてトイレにいくと、トイレットペーパーに血が。
「えっ」と思って便器を覗くと鮮血。。。
大量に出血。
思わず声をあげて旦那さんを呼び、二人で焦る。
この日はちょうど検診の日だったから、送ってもらって病院へ。
気が気じゃない。。。
どうしようどうしよう。。。なにがいけなかったのか。。
赤ちゃんが無事でなかったらどうしよう。。
検診でひとまず赤ちゃんは無事だった。
だけど、赤ちゃんを守っている保護膜?のようなものが半分以上流れ出てしまっていて、かなり危険な状態だと。
助かる可能性は5分5分だと。
とにかく絶対安静にするように。何があってもおかしくない状況です。覚悟もしておいて。と言われる。
この日からトイレ以外は寝たきり安静の日々。
仕事も急にいけなくなって、たくさん迷惑をかけた。
「今自分にできることはとにかく安静にすること」
だけど不安は募る一方で、前向きに考えることが最初はできなかった。
インドアにあまり慣れてない私は何をしていいかわからず、天井とにらめっこしてた。
なんかできることを、と思い、漫画「コウノドリ」で勉強しようと思って全冊ネットで大人買いしたけれど、妊娠にあたりたくさんの深刻な事件が起こるこの漫画は、読んだらより考えされられすぎて、「今読むべきじゃなかった」とすぐに後悔する。笑
2日に一回病院に行き、腰に注射を打つ。
赤ちゃんはすごく居心地の悪いはずな子宮の中で、それでも頑張って生きてくれた。
だけど出血はなかなか止まらず、安静生活は続いた。
このとき、同じ経験をした友達が、色んなアドバイスや励ましの言葉をくれたことがとても励みになった。
トイレ以外動かないようにと、「こうゆうときは甘えなさい!」と、近所でお店やってるお姉さま方が、毎日ご飯を作って届けてくれた。
ネギネギは急に穴をあけたのに、しょーごくん中心にお店を盛り上げてくれた。
「とにかく今は安静にするのが仕事!」とみんなが言ってくれ。。
本当に感謝しかない。
そうやって皆のお力添えのおかげで、少しずつ回復していき、赤ちゃんは持ちこたえてくれて、安定期に入り、少しずつ生活を元に戻していっていいよ、とお許しをもらった。
この出来事からは、いつも全力以上を出したがる自分に少しブレーキをかけ、「ちょっとまだ余裕あるな」を心がけるようにした。一人の身体ではないということを、強く感じた出来事だった。
安定期に入ると、つわりも少しおさまったけれど、次に来たのが精神的狂い。笑
ホルモンバランス崩れるよ〜とは聞いてはいたけど、これも今思えば、気の持ちようだと甘んじてた。
正直ほんと宇宙人みたいな性格だったと思う。
夫婦喧嘩もとてつもなく激しいのを何度かした。
ちょっとしたことでイライラし、時には自分がすべて否定されてるような気になり大号泣したり。
妊婦のくせに家出したり。笑
生理中に情緒不安定になったりするけど、その何十倍もひどい状態だったと思う。
自分で自分がよくわからず、よく泣いていた。
女の自分でさえまだ母親というものを実感しきれてないのに、
男の人からしたら胎動を感じるわけでもなく、父親の実感を持つほうが難しいだろうし、パートナーが気持ち悪そうでも何もしてあげられないし、ただただ嫁が性格が悪くなり、泣きじゃくり、どんどん身体は丸くなるなんて、正直最悪だろう。笑
でもこのときのぶつかり合いも、きっと必要だったんだと思う。
子供がいなかったらしなかった喧嘩かもしれないし、子供がいなかったら別れてたかもしれない。
結果、家族について、将来について、色んな話をできた。
良くも悪くも自分の嫌な部分もぜーんぶさらけだしたと思う。
たくさんの出来事を、この子が導いてくれたんだろうなぁと。
この10ヶ月間を振り返るだけで感慨深くなる。
ここまで育ってくれて本当にありがとう。
当たり前であるなんて、決して思わずに、これからもこの気持ちを大切にし続けたいと思います。
産まれたら大変なこともたくさんあるだろうし、
思春期入ったら「くそばばぁ」とか言われるかもしれないし、
たーくさん悩むこともぶつかることもあると思うけど、
自分も成長しながら、一緒に育っていけるといいな。
まずは、きっと数日後この世界に生まれてくることを祈って。
お産という大仕事を一緒にがんばろうね。
暗い道を通って、見たことのない世界へひとりでやってくるなんて、小さい身体の赤ちゃんにとっては本当に命がけだろう。
普段の性格の、よっしゃこーい!みたいなアドレナリン全開なスポ根魂は陣痛には逆効果みたいなので。笑
なるべくリラックスして、深く呼吸をして、大きな気持ちでのぞみたいな。
わくわくどきどき。
さぁ息子よ。
こっちの世界も楽しいぞ。
現在子宮口2センチ。
さぁ出ておいで〜〜



































































































































