31歳にして、人生初の沖縄にこないだ行ってきたんです。
自分でも沖縄に今まで行ったことがないなんて、超意外。
福岡出身で、沖縄は行こうと思えばすぐ行けるしな〜って思いながら気づいたら上京しててなんとなーく機会を失い。
沖縄の繋がりは本当に数知れず、沖縄で働かないかって話も何度ももらったことあるし、ネギネギに来てくれたり、イベントしてくれたり、お世話になってる人たちがたくさんいる。
いい加減、行きたいわって思って、イベント出店という形で、今回行く機会を作らせてもらった。
ウキウキしながら飛行機に乗り、
飛行機の窓からみる景色に心踊らせ、沖縄着いて出た瞬間、
「あっっつー〜〜〜〜〜!!!」なんだこのモワッと感。
タイの空港ついた時みたいだな。
一人ニヤニヤしながら、しょうごくん、スコップ、くーちゃんと合流。
レンタカー屋さんまで送ってもらった。
朝4時から呑んでるこの人たちのテンションに、無理やり沖縄気分と題してバイヤリースシークワーサー味でテンションをあげ、レンタカーゲット!
酔いどれしょうごくんを助手席に乗せ、さぁ出発。
アロハシャツや着物まで買って、この人はすでに沖縄を十二分に楽しんでいる様子だ。笑

初の沖縄、されど名目イベント出店。
海を横目に寄ることもなく、遠目でみながらひたすら運転。
明日出店するGoMeFesのための買い出しを済ませたり、GoMeに送ったネギやらをとりにいったらあっという間に夕方になっていた。

去年、ネギネギでイベントをやってくれた、武蔵さんのゲストハウス、Life timeのキッチンを借りて仕込みをさせてもらうことになっていて、もう夜も近くなっていたから先にチェックインしよう!ってことで
今回初日だけ泊まることになっていたホテルへ。
本当はLifetimeに泊まるつもりだったのだけど、すでに前々からこの日は満室で、この日だけ急遽GoMe近くのホテルに泊まることにしていた。
恩納村にある、「なかどまinn」
そう、ここが一生忘れることのない、私たちにとって凄まじい思い出の残る舞台となる宿である。

着いてチェックインを済ませ、部屋に入ると、
これがまためっちゃいい感じなのですよ。
ジャングルみたいな外観に、
ひろーい室内。枕投げに最適な合宿所みたいな畳もあり、オーシャンビューで、そしてなぜかトイレとお風呂が全部スケルトンである。
イベント出店前夜祭にしては申し分ない土俵である。
後から合流する、ますみやあべを待ちきれず、
「なんじゃこれ〜〜〜!!!」としょうごくんとテンション上がりながら、お部屋紹介ムービーとかを撮りながらキャッキャしていた。
ちょっとはしゃいだら冷静になり、
「あっ明日の準備準備〜〜」とこれから仕込みに行くLifetimeへの準備をしようと。
とりあえずその前にトイレ、とスケルトントイレに向かったわたし。
のぞくなよ〜〜とか言いながら、
トイレをさっと済ませて、水を流して、履いていたジーパンをあげていたら。
「カシャンっっっ!」
って音が、水を流すジャーっって音にアクセントをつけるかのように鳴った。
「え、え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
一瞬にして冷や汗。
皆様、なにが起きたかお気づきだろうか。
何かが、何かが便器に吸い込まれたのである。
何が起きたのか冷静に考える。
わたしはポッケに何を入れていたのか。
そう、レンタカーの鍵だ。
レンタカーの鍵だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
よりによって、レンタカーの鍵!!!
車動かすヤツ!!!!
いや、でも待てよ。
あんなおっきいの、下まで流れるわけない。
奥にあるはず。
つかさず手を突っ込む。
(もうすっかり用はたしたあとで流れてますよ)
なんにも手応えない。
なんにもないのだ。
「え〜〜〜〜〜〜!!!!そんなことあるんかい!!!」
いい加減ぎゃーぎゃー騒いでるしょうごくんがわたしの異変に気づき、伝えると、
「お前初日からやってくれるな〜〜〜!」と大爆笑。
怒るでもなく、まず笑ってくれたしょうごくんに少し救われて、でももうなんだか自分のバカさに泣きそうになってきて、
「明日の出店どうしよう・・・」
「仕込みどうしよう・・・」
「え、鍵、弁償かな、保険大丈夫かな・・・」
「レンタカーのない沖縄なんて・・・移動どうしよう〜!!!」
わたしに近しい人は知ってる人も多いかと思うが、
わたしは本当におっちょこちょいなのである。
ものを無くす天才かもしれない。
たぶんネジがどっか外れてる。
でも今回は、メガネとかビーサンのレベルではないのだ。
無くすっていうか流れたのだ、下水だぞしかも。
あわてふためくわたしに、しょうごくんが
「大丈夫よ〜〜出てくるさ〜ホテルの人に話ししてくるわ〜」と。
一緒にホテルのフロントに行き、事情を説明。
ここからのなかどまインの人たちが凄いのである。
誰一人、嫌な顔ひとつせず、レンタカーの鍵救出大作戦が行われる。
うちらが泊まる部屋からの配管の位置を予測し、ここを通るだろう配管を開け、懐中電灯と探るめっちゃ長い木の棒をすぐに用意してくれて。
「よっしゃ、ロミは水流し続けてこい」と一番ラクな役を命名され。
何度もチャレンジするが、全然手応えがない。。。
も〜申し訳なさと、情けなさが入り混じり時間は過ぎていく。。。
横ではそのホテルの一階のレストランで、結婚パーティーが行われていた。
結婚パーティーの晴れやかな舞台の横で、下水と格闘するわたしたち。
なんて滑稽な姿なんだろう。
何度もやってみたが、もはやこうやって見つけるのは無理だと誰もが気づきだす。
ここまで尽くしてくれたホテルの従業員さん、笑顔の素敵なきんちゃん。
きんちゃんは、
「レンタカーやさんに連絡して、スペアを誰かに持ってきてもらえばそれで解決するから、そうしようか。とりあえずレンタカー屋さんに連絡してみましょう」と。
部屋に一旦戻るとしょうごくんが、
「もうこうなったら車も運転できないし、動かせないし、とりあえず飲むしかなくない?明日すこっぷに迎えに来てもらえるよう頼んでみるよ」と。
「ま〜とりあえず、飲むか!ビール買ってくるから待っとけ〜」と。
途方にくれるわたしを横目に、
フロントのきんちゃんは、
「もうこうなったらいい旅の思い出と思って、笑い話にしましょう!」
とオリオンビールをプレゼントしてくれた。

どんだけ優しいんだ。
仕込みをさせてもらうはずだったLife timeの武蔵さんに連絡すると、
「じゃあ明日使う道具持って、これから車で迎えにいってあげるよ!大丈夫だから元気だしな〜」と。
明日GoMeで合流するキリンガーに連絡すると、空港に着いたらレンタカーのスペアキーもらってきてあげると。
あぁ、みんな優しいなぁ。
なんくるないさ〜の精神ですか。
この頃ますみとあべがホテルに到着。
ついたなり、一応ボスであるわたしの大失態に笑いながら、
「なに抜け駆けしてビール呑んでるんすか〜!うちらも乾杯するし〜!!!!」と明るさを提供。
和む和む。

がしかし。
レンタカーさんとのやりとりの末、なんとスペアキーがないということが発覚。
どうしようもない状態。
鍵の救急車を呼ぶことに。
申し訳なく、事情を再び説明しにフロントへ。
ここできんちゃんではなくタマちゃんが登場。
カギの救急車を色々調べて、電話までかけてくれた。
やりとりしてくれてる間、
「来たそうそうから、本当にたくさん仕事増やして、迷惑かけてしまってごめんなさい。。。」と謝ると、
「いやいや全然ですよ〜仕事もらえて嬉しいです!実は僕も同じことやったことあるんですよ〜しかも東京で!携帯がウ◯コまみれで大変でしたよ〜!それに比べたら全然マシですって!笑 元気だしてください。」と。
神。
沖縄の人ってみんなそうなの?すごいんだけど。
そうこうしてる間に、武蔵さんがLife timeから到着。
荷物色々持ってきてくれて。
明日顔出すからがんばれよ〜!と。

鍵の救急車も到着。
なんかテレビでモザイクかかるみたいなことを色々やって、
鍵、あいた。
イモビライザーのなんちゃら登録もして、エンジンもかかった。
神!
がしかし、この時点で修理代4万円。
初日から大赤字である。
ちょっとまた凹みつつ、
でもとりあえずもう車は動くし、明日会場までも行けるし、切り替えるしかないって言い聞かせて。
気づけばもう22時を過ぎていて、ずっとこの間、お腹ペコペコなのに待ってくれていた皆と、とりあえず腹ごしらえしようってことで、結婚パーティー貸し切りを終えた、一階にあるレストランへ。
散々迷惑をかけたホテルに対して、少しでもお金をおとして帰ろうと思って、オリオンビール、泡盛を皆でぐんぐん飲む。沖縄料理をたらふく頼む。
ここでまたイケメンキャラのホリちゃん店長がどんどん場を盛り上げにきてくれて。
しばらくすると、さっきのタマちゃんがやってきて、
せっかくなんで、これからライブやります!!!元気だしてください!!!

と。(注:タマちゃんです)
会場みんな巻き込んでのタマちゃん、ホリちゃんのキャングスク’sことタマキンコンビによる沖縄民謡ライブが始まったのである。
もう優しさがありすぎて、訳がわからない。
なんなんだこのなかどまインは!!!!
そして実はタマちゃんがこの宿のオーナーだということを知る。
わたしより年下である。しかも優しいだけじゃない、かっこいい!タイプ!
きんちゃんがオーナーじゃなかったのか=====!笑
なんかもう優しさがすごすぎて、あったかすぎて、毎年この場所に帰ってこようと皆で決意して、今日初めましての人もみんなで踊り唄い、最高な夜になったのである。
初日からとんだ大惨事だったけど(ただの失態ですが)
ホテルの人も、皆も、嫌な顔ひとつせず笑い飛ばして、色々と手伝ってくれて、こんなおもてなししてくれて、初日から涙あり、笑いありの、沖縄が好きになりすぎた。
写真とるの忘れてたからライブ動画の一部きりとってみたけど、盛り上がったことは伝わるだろう。
泣きそうなくらい、嬉しかったし楽しかった。
ライブが終わって、みんなで乾杯して、閉店時間になって、余韻にひたって案の定まだ飲みたいねってなった私たちは、いい泡盛を一瓶さらに買って、部屋に持ち帰って飲もうってことに。
そう、そしてここでまた事件は起こるのである。
調子よくボトルを持ったますみが、手がすべって、開栓してもない泡盛を思いっきり床に落とし、
「バリーーーーーーーン!!!!!」
まるごと割ったのである。
飛び散る破片、広がる泡盛の香り、静まる店内。
「東京からとんでもないやつらが来た!!!!」
さすがにきっとそう思っただろう。タマちゃんホリちゃん、きんちゃんよ。
(ほんとうにごめんなさい)
ますみはきっとわたしを励まそうと、自ら失態をかましてくれたんだろう。
その後凹んで泣いてるますみを見て、わたしは見事に自分の失態、ちょっと忘れれたよ。笑
ありがとう。
そんなうちらに、タマちゃんはまさかの別の泡盛をプレゼントしてくれて。
これでとことんやってくださいって。
あーもう結婚してください。って思った。
ホテルにとっては迷惑でしかなかっただろうけど、
きっとレンタカーの鍵を無くさなかったら、(流さなかったら)
ここまでホテルの人たちと仲良くなることはなかったし、
イベント準備で寝るだけの時間になるはずだったこのホテルで、食事することもなかっただろう。
素敵なライブをみることもなかっただろう。
みんなが、「絶対レンタカーの鍵代分、売上げてかえりましょう!」って団結もここまでは生まれなかったかも。
は〜ありがたいね。
せめてもの、と思って最後にみんなでスケッチブックになかまどインのみなさまに手紙をかいてホテルを出た。
東京に来た際は最大限におもてなしすることを約束して。
無事にGoMe出店を終え、沖縄から帰ってきた日、そのまま出勤したわたし。
その日、店に初めて来たお客さんになんと恩納村出身の人がいて、わたしのこの珍事件を話していたら、なんとこのタマちゃんたちの知り合いだった。笑
さらに全然別でも友達と繋がっていたことが判明。
不思議な縁があったんだろうな。
さらに驚くなかれ。
東京に戻ってきて一週間、なんと沖縄からお礼の手紙が届いた。
なんてこった!!!!
到底、敵いそうにないです。
みんな沖縄へ行った際は、ぜひ。
行った方へは、わたしがもれなくオリオンビールおごります!!!!
なかどまinn
〒904-0414 沖縄県国頭郡恩納村字前兼久258
なかどまinn Tel 098-982-5337
Fax 098-982-5338
我空我空(一階にある居酒屋ダイニング)
Tel・Fax : 098-965-1017
HP
https://www.nakainn.com
そんな人生初の沖縄の初日。
本当に本当に「にふぇーでーびる」
ありがとう
最後にひとこと。
「便器には気をつけろ!!!!」
ちがうか。
おしまい。