悲しい風景
駅のコンコースを歩いていると
3、4歳の小さな男の子が、自分のリュックを背負い、もう一つピンクのリュックを手に持ち、デパートの紙袋を二つ持ってテクテク歩いているのを見かけました。
その男の子はこの寒空にパーカーを着ているだけの薄着
ブカブカな靴は歩きにくそう
お連れは?と探すと少し前を歩く母らしき人
少女を抱っこしていて足早に進んでいます。
三メートル程離れた間隔
ピンクのリュックは妹の物ねきっと
可愛くて目を離せずにいました
でも、前を歩くママ
一度も振り返らずズンズン進みます
夕方の帰宅ラッシュで駅は人で溢れています
でもママは一度も振り返りません
男の子を気にするそぶりも全く有りません
少し心配になり、逸れないか見守りました
改札に来ても振り返らないママ
男の子は必死で改札口を通過しようとしているママに駆け寄ります
何とかママに追いつき一緒に改札を通過することが出来ました
あんな小さな男の子が必死でママを追いかける姿に悲しくなりました
ママは男の子が逸れても連れていかれても気が付かないでしょう
すごくきちんとした男の子でいつもあんな風に1人でちゃんと出来ているので、ママは安心して後ろを歩かせているんだ、そう考えます
愛しています
反対語は
無関心
そうでない事を願う出来事でした
寒い冬の夕方の出来事でした
読んでくださって有難うございます