ゴールデンウィークだけどお金がないので古本屋でずっと立ち読みしているロミオです。

やはり教育関連の書籍に手が伸びるのは職業病ですね。

オリエンタルラジオの中田が書いた大合格という本。

読者からの質問に答えた本だ。

その中の一つ。

僕は物覚えが悪くてなかなか暗記ができません、ものを覚えられる簡単な方法を教えて下さい、という質問。

私も教育者としてよくこの質問を受ける。

勉強は究極的に言えば全て覚えることになるので、勉強をしている学生はもちろん、その子供を持つ親もものすごく知りたい質問だろう。

中田君の答えは「ない」。

そんなこと当然である。

ロザンの宇治原みたいに「え?そんなん一度聴いたら覚えるやろ」と言う奴が天才であって、そう言う奴の数が少ないから東大に入る、それだけの話である。

逆にどんなに努力しても頭に入らない奴も一定数いて、それが馬鹿と呼ばれる人なのだ。

例えば「僕は足が遅いので100mを10秒切る簡単な方法を教えて下さい」と言ってるのと同じである。

なんと答えますか?

いっぱい走れ、としか言えないだろう。

スポーツは遺伝だから10秒は無理だと言うかもしれないが、頭脳のほうがもっと遺伝的要素が強いのだ。

よくビリギャルとか、ドラゴン桜とか例に挙がるが、それがいい例だ。

そんな成功話は10万人に一人くらいの確率で残りの99999人の失敗の話は聞こうともしないだろう。

何でもそうだが、成功話は参考にならない。

失敗例は学ぶことが多いので、そちらに目を向けましょう。