シルバーウィークの1週間、ずっとサスケイベントの手伝いをした。

 

初日はペース配分がわからず、いつも通りに動いていたら、だんだん腰が痛くなってきて、帰路の途中で歩けなくなりそうだった。

 

まぁ2日目からはだいたいわかってきたので、だんだん疲労の蓄積が減ってきた。

 

1日14000円に交通費と1食も付いたが、移動時間も含めると拘束時間が13時間なので、最低賃金を切ってしまう。

 

でもまぁ、壁も好きなだけ登れるし、たくさんの人と出会えたので、いい経験だったでしょ。

 

いろんな気づきがあった。

 

切符を買う時間がもったいないこと。

 

電車内で新聞を読んでる人が皆無だったこと。

 

イベント会場でやってた男性アイドルグループの顔が全然かっこよく見えなかったこと。

 

同じく女性アイドルのしゃべり方が気持ち悪かったこと。

 

その中で1番印象が残った「権力」について話そう。

 

それはイベントが終わった翌日、静かになった会場の撤去作業のときだ。

 

イベント中はまったく見なかったおじさんが一人、偉そうに椅子に座って携帯で話している。

 

すると翔君が小声で教えてくれた、サスケ制作の中で結構なお偉いさんだと。

 

どうも私はそういう威張ってる奴が嫌いらしい。

 

まぁ昔からそうだが、権力を振りかざしてくる奴が大嫌いなのだ。

 

だから、なるべく距離を取る。

 

一通り作業が終わり、帰りの車の中での会話。

 

予選会の種目教えてやろうか?じゃあ2億、と学生相手に真顔で言う。

 

つまり、その情報にはそれだけの価値があるんだぞ!という意味だ。

 

俺はそれくらいの情報を持ってんだぞ、という意思表示である。

 

さらに、サスケ誕生秘話を延々と話す。

 

サスケは俺が作ったんだから、サスケ界の創造主だ、神と呼べ、となんの臆面もなく言い放つ。

 

まぁ日頃、抑圧されているから、こういう弱い立場の者の前で威張りたくなるのだろう。

 

作り物の世界だから、裏話はできない、苦労話もできない、でもネットでは意図に反して叩かれることもある。

 

まさにテレビとは虚飾の世界である。

 

前回の「伊藤麻衣子」が嫌ったのもこういうところだろう。

 

好きな食べ物はイチゴと答えろ、楽しくないのに写真撮影は笑顔でいろとか、恋愛の歌を歌ってるのに恋愛禁止とか。

 

トヨタの社長も言っていた。

 

われわれは車を作って社会に貢献する実業の世界だが、テレビの世界は嘘で塗り固められた虚業の世界だと。

 

まぁ嘘を作り出すのも、たいへんなのかもしれないが。

 

もちろん、こういう権力を持った者に、こびへつらい、阿れば、長年の夢だったサスケ出場のチャンスも広がるのだろうが、そんなことするくらいなら、腕がぶっ壊れるまで腕立て伏せやったほうがマシである。

 

そして最後には、「俺はすごいんだぞ、とみんなに言いふらせよ」と付け加えた。

 

それは言論統制である。

 

私は私の思ったことを、何も飾らず、何物にも縛られず、自分の意思で言う。

 

結局、説教めいた自慢話が延々と続いて、なんの有益な情報は得られなかった。

 

こういう姿を見るにつけ、自分はこうならないよう気をつけて生きていこうとあらためて思った。