ゴールデンウィークだが、まったくお金がないので、家内と図書館巡りをしているロミオです。

 

さて、憲法記念日ということで、憲法についていろいろ考えましょう。

 

先日、家内が「最近は何でもかんでも基本的人権を主張してやりたい放題の人をよく見るけどそれってどうなの?」と言ってきた。

 

なるほど、理不尽に感じる事件やニュースをよく目にするということですね。

 

つまり13条ですね。

 

「すべて国民は個人として尊重される~」、という文言ですね。

 

ただ、そのあとに「公共の福祉に反しない限り~」とある。

 

ここがなんでもありの自由の防波堤となる。

 

つまり、個人の自由は、みんなの権利を阻害しないことが前提となる。

 

まとめると、自由とは好き勝手の自由ではなくて、みんなと共存することにおいての自由である。

 

簡単にいうと、みんなと仲良くするなら自由だよ、ということだ。

 

話は変わって、私が一番気になるのはやはり9条である。

 

今一度書き出しましょう。

 

「憲法第9条

第1項

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第2項

前項の目的を達するため、陸海空軍、その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない。」

 

もうね、たくさんの人の命と苦しみと悲しみの上にできただけあって、どうやっても戦争はできないように作られた最高法規である。

 

にもかかわらず、世界第10位の戦力を持ってるし、基地はあるし、南西諸島に軍を配備してるし、核禁止条約に批准してないし、他の国が攻める姿勢を見せたら相手国を壊滅させてもいいし、仲間の国が戦争になったら一緒になって戦うとか言ってるし、ついに他国に戦闘機や武器まで売ってもいいことになっちゃったし。

 

この憲法をどう解釈したら、こんなことできるんだ?

 

もう全然意味が分かんない。

 

解釈次第でこんなことになるなら、憲法なんてなんの意味もない。

 

日本国最大のミステリーで、最大の詐欺である。

 

こちとら、生活もままならないくらい税金を払っているのに、その金で人殺しの武器を他国に売って儲けるなんて、文字通り悪魔の所業である。

 

現在、世界の全軍備費を足すと500兆円。

 

それを環境問題、人権問題、食料問題に回せば、地球はもっとすばらしい世界になるのにね。

 

人類はいつ賢くなるのだろう?