連日、サスケ仲間がロミオパークにやってきて、一緒にトレーニングをしている。

 

そのうちの一人、S君が言った。

 

「最近、職場に48歳の人が来たんですけど、太ってるんですよ。

 

てか、30代でもお腹出てる人いるし、ロミオさんみたいに筋肉質の人はいないですよ。

 

日本が戦争したら絶対負けますよ。」

 

もちろん、私は戦争はしたくないが、彼の言わんとしていることはわかる。

 

軟弱な奴が多いってことだろう。

 

私は健康のためと美容のために常に、動ける美しい体をしていたいと思うし、能登半島地震みたいに、いざという時、大切な人たちを守れる体でいたいと思っている。

 

幸か不幸か、いまだそんな状況には遭遇していないが、普段の奥さんの荷物持ちくらいの役には立っている。

 

確かに、日本には徴兵制はないが、その代わり、成人男性は消防士か自衛官くらいの体は作っておけ、と思う。

 

さて、話は変わって、卒業生が塾に顔を出してくれた。

 

今度、英語留学のためにクラクフに行くという。

 

「私が英語が好きになったのは、ロミオ先生のおかげなんです。だから留学前にそれを伝えたくて来ました。」

 

すごくうれしいじゃねーか。

 

確かに、私はどの教科も好きだから、なるべく、子供たちが興味が持てるような授業を心がけているが、これはうまくはまったパターンだろう。

 

だって、同じように教えてるのに、全然勉強に興味を持たない子供の方が多いからね。

 

なんなら「英語の成績が上がらないんですけど!」と文句を言われることもある。

 

もうほんとに、本人の才能と適性と努力ですよ。

 

だって、私は数学も社会も同じくらいの熱量で楽しく教えてたわけで、その中で英語が開花したということは、そういうことだろう。

 

ま、逆に言えば、どの子に、どの教科、どの単元がハマるかはわからないから、こっちは全教科、全力で教えてるんだけどね。

 

ま、それだけでも、私がすばらしい講師だとわかるが、クラクフと聞いて、すぐにアウシュビッツやビルケナウの資料や写真を見せたり、旅行のアドバイスができる人はいないでしょ。

 

バックパック1つで世界60か国を回った経験がこういうところで生きるのだ。

 

私が日ごろから生徒に言っている「世界にはばたけ」を文字通りやってくれる生徒が出てきたことを嬉しく思う。

 

気をつけて、行ってこい。

 

そして、大きくなって帰ってこい。

 

また、話を聞かせてくれ。

 

ちなみに、家内に話したら、「バカじゃないの、筋肉で戦争勝てるわけないでしょ。太った奴が核爆弾のボタン押したら負けるわよ。」と言っていた。

 

だって、北斗の拳も、キン肉マンも、悟空も、筋肉で戦ってんじゃん!

 

そっちがいい!