家内と付き合うようになってから、幸か不幸か人の気持ちが多少わかるようになった。
それはいいことじゃねーか、と思われるかもしれないが、そうも言ってらんない。
以前なら、何も気にすることがなかったが、家内の機嫌が悪いということがわかってしまう。
かといってその原因もわからないし、解決方法もわからないから、こっちまでうつうつとした気分になってくる。
先日の新聞にも載っていたが、この状況を共倒れと言って、かなり危険な状態と書いてあった。
うつ病の人の話をまともに聞いていたら、聞いている人まで共感してうつ病になるという。
冗談じゃない。
対処法は、うつ病の人の話を聞くふりをして、受け流すことらしいが、俺にそんな器用なことはできない。
こんな苦しいなら、人の気持ちがわからないほうがマシじゃねーか。
といって、もう戻れないし。
こうなったら、とことん俺の超楽観的な性格で、明るく振る舞うしかないな。
と、思ったら、どうもそれもいけないらしい。
池谷氏の「脳は何かと言い訳する」に書いてあった。
動物の感情は快楽よりも恐怖や不安を強く感じるという。
それは、生存本能で、とりあえず、新しい環境、未知なるものに遭遇したら、怯えて、警戒しろと脳が指令を送るからだ。
だから、動物には笑いや笑顔がない。
だから、人間もネガティブな感情を持つことは正常である。
しかし、周りの人が笑顔だったり、楽しそうだったりすると、相対的に、うつ病の人は自分がさらに不幸に思えるらしい。
だから、俺一人が楽しそうにしてたら、逆効果ってことじゃん。
これは、俺がこの世で与えられた試練だと思って、生涯をかけて、背負ってくしかないな。
というわけで、前回に引き続き、池谷氏の「脳は言い訳する」です。
やる気スイッチの入れ方について書いてありました。
義務的にやらなくちゃいけないもの、ましてや自分の興味のないものをやろうとすることは大前提として、困難である。
基本的に動物は、自分がやりたいことをやるようにできています。
でも、どうしてもやらなくちゃいけない時は、作業興奮という方法があります。
これは、嫌でも何でも、まずは取り掛かるというもの。
体を動かしているうちに、脳が刺激され、活性化して、やる気が出てくるという方法です。
つまり、うだうだ言わず、さっさと行動するという単純な方法です。
あと、外的動機づけも是と書いてあった。
これは、いわゆる報酬ですね。
サラリーマンがやりたくない仕事をして給料もらうみたいな。
子どもに勉強させたければ、本人の望むものを与えるということです。
ただ、これも以前書いたように、与えるものが高額だと普通の家庭では無理ですよね。
ゲームPC(30万円)くれとか。
あるいは、報酬がゲームだったりすると、貴重な勉強時間が奪われて本末転倒してしまう。
以前、塾のCMで、英語が終わったら西瓜、とか、つぶやきながら勉強する学生がいたが、それくらいの対価なら安上がりでいいけど、今の子はそれじゃ動かんだろうな。
ちなみに一番やる気を引き出す安上がりで、手っ取り早い方法は褒める事です。
もちろん大正解は、本人が勉強が楽しくてしょうがないという状態ですね。
勉強してドーパミンが出てくるなら、もう無敵です。
というか中毒ですが、そういう人は100人に1人くらいで、東大か京大に行ってるでしょう。
もう一つ面白い話が載ってました。
ストレスについてです。
病は気から、とか、痛いの痛いの飛んでけー、とかありますが、あれは本当に効果があるというのです。
ストレスを事前に知らされていたり、ストレスを途中で止める権利が与えられたら、ストレスは軽減されるという。
つまり、抜き打ちテストよりも、定期テストみたいに事前に予定が発表されればストレスが少ないという。
そして、そのテストが苦痛なら止めてもいいという権利を与えられると、さらにストレスは減るという。
といっても、テストは受けないといけないしなー。