書くと200回くらい、書かないと40回くらいになります。
閲覧者数が。
楽しみにされてる方のために1日1本頑張ります。
「塾歴社会」。
これで何本目でしょうか?
いっぱい突っ込めますね。
「鉄緑会に向いているのは処理能力が高く、量をこなせる子、もしくは、要領よく手を抜いて帳尻を負わせるのが得意な子です。
合わない子はその逆、処理能力が低いのに、手を抜くこともできない子です。
学校は筑駒で塾は鉄緑会に通っていたFくんに聞いてみた。
学校は国籍みたい。
塾はトレーナーですね。
弱い自分を追い込んで、結果にコミットする、みたいな。
愛着は、学校を100とすると、塾は50。
そして、東大生の間、鉄緑会の講師をしました。
メリットは直近の東大入試を経験していることです。
生徒と歳も近いので、コミュニケーションが円滑です。
デメリットは経験の浅さ。
教える技術においてはプロ講師には絶対かないません。
そして一番の問題は、みんな頭がいいので、わからない人の気持ちがわからないことですね。」
そりゃそうだ。
ライザップと同じだ。
自分で勉強する強い意志があれば、自力で東大に合格できるが、意思が弱い人は、第3者から発破をかけられて、課題を与えられて、ひいひい言いながらやらなければならない。
もちろんトレーナーは結果にコミットさせる力を持っている。
でも、東大生だからいいトレーナー、鉄緑会の講師だからいいトレーナーではない。
熟練のすばらしい講師は他の塾にもいっぱいいる。
ただ、広報宣伝力がないのと、頭のいい子が鉄緑会に青田買いされているので、どうしても合格実績で勝てない、それだけだ。
「次に、東大の教授に鉄緑会出身の生徒について聞いてみた。
鉄緑会の生徒は相手が教員であってもいきなりフランクに話かけてくる。
外交的ということもできるし、馴れ馴れしい、とも言える。
ちょっとは遠慮しろよ、と思う。
よくも悪くも緊張感がない。
素直に人に聞けることは悪いことではない。
実際ヒントを与えれば、そこから先のスピードは速い。
しかし、自分で考えようとする時間があまりに短いのが気になる。
鉄緑会は、親の不安が作り上げた塾ではないか。
教え方が悪いから宿題が多いのではないか。
いい生徒を集めているだけ。
なぜ、大量の宿題を出してもらうために、大金を払わなければならないのか。
開成や灘は中1から大量の宿題を出したりしません。
大量の宿題が中高生から何を奪っているのかを熟知しているからです。
せっかく名門の学校に通っているのに、鉄緑会なんて通ってしまったら、その名門の教育力が中和されてしまう。
そのような学校が、鉄緑会を敬遠するのは尤もです。
東大に入ってから伸びる子は、自分の力で試行錯誤をした経験が豊富な子。
人に言われた通りのことをただやってきて、頭だけよくなっても何の価値もない。
人に使われるだけの人生を送ることになる。
完璧な環境と絶対的な指導者を与えられ、受け身のままで野球をやる甲子園球児よりも、恵まれない環境の中でも、主体的に頑張っている開成野球部の方が学べることは大きい。
受験勉強も同じだ。
本当に君が頭がいいのなら、塾から出された大量の宿題を前にして、疑問を持つべきです。」
全くその通りだと思います。
ここまで書いてきて思うのは、教育者の中で誰一人、サピックスや鉄緑会のような超進学塾を是と考える人がいないということ。
それでも、こういった教育にとって全然よろしくないシステムの進学塾がもてはやされ、隆盛を極め、大儲けしているのは、彼らの狡猾な宣伝と、その口車に綺麗に乗せられちゃってる保護者がびっくりするほど多いということか。
このあたりで言うと、野田塾や佐鳴予備校、名進研か。
とにかく、毎日のように、テレビでCMが流れてたり、新聞折り込み広告が入ってたり、よくその名を目にする塾は敬遠したほうがいい。
その何億円もする宣伝広告費は、あなたが払う高額な授業料で行われているんですよ。
うちの塾なら、彼らの半分以下、いや10分の1の授業料で、そんな大量の宿題を出さなくてもいい、すばらしい授業を行なっていますよ。