投資に限らずですが、よく歴史を学んでなんの意味があるの、ということを言う人がネット記事の書き込みや、現実でも出会ったりしますニコニコ


私は、大学受験のときに世界史をみっちり勉強し、大学に入って塩野七生さんの『ローマ人の物語』を読んでから、歴史の面白さに気づき、最近では板谷敏彦さんの書かれた『金融の世界史』を読んでいます爆笑


私が歴史を学ぶ理由は、まず第一に面白いからというのがありますが、それ以外にも、今の社会の仕組みがどういう経緯でできあがったのかを知ることができるというところにメリットを感じているからですニヤリ


最近のネット証券で個人がインデックスファンドを気軽に買えるようになるまでに、まず1600年頃にオランダで株式会社と証券取引所が生まれ、チューリップバブルや1920年代の大恐慌、2000年ころのITバブル、2009年のリーマンショック、2020年のコロナショックなど、いろいろな困難を乗り越え、株式市場が力強く経済を支えてきたことがわかりますウインク


最近になってようやく個人投資家が気軽にスマホで投資信託を買えたり、100株未満の単位未満の個別株も買えるようになったり、株式市場の成長の恩恵を受け取れるようになりました爆笑


この環境が整備されるまでにも、ジョン・ボーグルが低コストのインデックスファンドを世に広めたり、インターネットの普及に伴いネット証券が誕生したり、スマホが誰もが持つようになったりと、歴史の積み重ねがあります照れ


ドイツの哲学者ヘーゲルが『経験と歴史が教えてくれるのは、民衆や政府が歴史から何かを学ぶといったことは一度たりともなく、また歴史からひきだされた教訓にしたがって行動したことなどまったくない、ということだ』と語っていると『金融の世界史』の中で書かれていますが、せめて、私は歴史の積み重ねにより生まれた低コストのインデックスファンドをネット証券で気軽に買え、かつ新NISAで非課税の利益を得られるという最高の環境をフル活用して、めいっぱい歴史の恩恵を受け取りたいと強く思います爆笑