よく持ち家派の人の主張の理由の1つに、高齢者になると賃貸を借りにくくなるから、高齢者になる前に家を買った方がいいというものがあります
私は、この主張はある程度説得力があると思っていますが、同時にこの状況が今後ずっと続くとも思っていません
同じような考え方の専門家の方が、YouTubeでこの問題について語っていたので、紹介します
国土交通省が家賃債務保証会社に数年前にとったアンケートによると、現時点では事実として60代以降や、年収が350万円以下になると、審査が通りにくい、つまり他に保証人がいなければ、家が借りれない人も一定数いるようです
家賃債務保証の現状(平成28年 国土交通省)
ただ、この現状は、まだまだこれから増加し続ける空き家や、相続で家を手放す人が出てくることを考えると、貸し手も貸さないと家賃収入が入ってこないですし、増加する一方の高齢者を相手にしないと、困ってしまうようになることが、容易に想像できます
なので、私は最悪家を借りてもいいし、買ってもいいしというぐらい、お金を準備しておけば、いいと考えています
年収350万円は、夫婦でだいたい月20万円の厚生年金と国民年金をもらえると考えると、年110万円、老後の65歳から30年ほど生きるとして、3,300万円ほど投資や貯蓄で蓄えていればまかなえるので、それほど非現実的な数字ではないと思います
まずはアッパーマス層の基準である、3,000万円超えを目指すことが、賃貸を借りれなくなるかもという不安解消をするうえでも重要だと、あらためて思いました
新NISAを有効活用すれば十分に達成可能な金額だと思うので、これからも引き続きインデックスファンドの積立と高配当株で資産形成を続けていきたいと思います
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0301_1