投資を人にすすめると、かなりの高確率で『元本割れはする可能性はあるか』と聞かれます
私は、そんなときはためらいなく、『元本割れのリスクはあります』と明言しています
私の親世代、今の60代くらいの人にすすめるときに、特によく聞かれます
おそらくですが、その世代より上の方は、まだ高利率の定期預金やお宝保険が社会人になったときにギリギリあったので、元本割れのリスクを負わずに割のいいリターンを得られる方法がもしかしたらあるんじゃないかという感覚があるのかもしれません
しかし、現代では、そんなうまい話はどこにも転がっていません
少なくとも一般庶民にはそんなうまい話は回ってきません
うまい話だと思ったら、たいがいマルチ商法かポンジ・スキームの可能性が高いと思います
『虎穴に入らずんば虎子を得ず』ということわざがあるように、リターンの果実を得るためには、ある程度のリスクは甘んじて受け入れる覚悟が必要になります
仮に明日投資したお金が半分になってもいいと思えるお金の範囲で、15年後か20年後には定期預金に預けてたよりはマシやったね、と思えればいいと思えるなら、投資した方がいいとすすめています
結果的に、正々堂々伝えた結果か、奥さんや自分の親など、次々に投資をする人が周りに増え、投資の孤独感が年々なくなっていって嬉しい限りです
いいことばかり言って投資を始めさせても、暴落のリスクをあらかじめ伝えていないと、元本割れに直面して狼狽売りしてしまうのがオチです
結局投資は究極は自己責任なので、人にすすめるときは必ずリスクもセットで説明するのがいいと、私は考えます
※参考
杉並区のHPにのっていたバブル期頃の定期預金や普通預金の利率
お宝保険について書かれたブログ