1 スイス Switzerland Giswil, Brienz ギズヴィル・ブリエンツ | 『幻の旅路』大湾節子のブログ

1 スイス Switzerland Giswil, Brienz ギズヴィル・ブリエンツ

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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 スイスは1−6、それにフランスがあります。

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Around the World

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『幻の旅路』“Maboroshi no Tabiji” 

大湾節子Setsuko Owan

インタビュー番組 “ Nice to Meet You!”

 

 

 

『幻の旅路』

人々の間にまだインターネットが余り普及されていない頃、旅をするのにI-Phoneを持って行かなかった頃、私は一人でヨーロッパの町を歩いていました。

その頃は、いまより時間がゆっくり過ぎて、人々がお互いに出会い、知り合うチャンスが多くありました。

 

『幻の旅路』は、人々との出会いや美しい景色や事物に触れ、その時の新鮮な感動を素直に表しています。

最初の出会いから30年、40年経ったいまも、出会った人々とのつながりを信じて、会いにいっています。

いつか終わりがくる旅も、思い出の中では永久に生きています。

気が向いたときに、分厚い本を手にとって、私と一緒に旅をしてください。


 

2018.10.09 Giswil

 

私の泊まっているLangnauからブリエンズ湖に行くには、 Schupfheimまで列車に乗り、そこからはバスに乗り換えて Giswilまで行くのが一番のコースです。

バスの前後、左右と最高に美しいパノラマ風景が目の前に展開します。

 

バスの乗客は皆ハイキング姿や本格的な山登りの格好をした人ばかり。

かなり高齢のお年寄りから、若いママと一緒にヨチヨチ歩きの赤ちゃんも参加しています。

 

ぐるりと後ろも見回してみましたが、この車内では1人としてI-phoneをいじっている人はいませんでした。

家族やお友だちと話している人もいますが、車内は静かです。

 

1991年に夫と同じコースを取りました。

この時は思い切って、山頂から下車して、2、3時間ゆっくり歩いて、Giswilまでやってきました。

今回は到底無理なので、バスの終点Giswilの周辺を歩きました。

 

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2018.10.09 Brienz

 

私には世界一美しい湖に見えるLake Briezを訪れました。

ブリエンズ湖はベルン州、ベルナーオーバーランと地方にある湖で、インターラーケンを挟んで、すぐ隣にはトゥーン湖があります。

 

2016年、23年ぶりにブリエンズ湖を訪れたら、昔のイメージと違っていて、がっかりしました。

時期が早過ぎたのかもしれません。

光が溢れすぎています。

それに、駅の周辺や湖畔にはたくさん観光客が訪れていて、しっとりした落ち着いた雰囲気がありませんでした。

 

今回再び訪れてみたら、少しオフシーズンのせいか、人が少なく、日の光も初秋の柔らかい光に変わっていて、とても良かったです。

ゆっくり湖の周りを散策し、Brienz Westに向かいました。

 

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駅の目の前にある船着き場

 

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美しいベンチの影

 

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すっかり紅葉した蔦の葉

 

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木の葉が紅葉しかけています。

 

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少しずつ秋の訪れが感じられます。

 

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少しずつ色づき始めてきた木々の葉

 

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神秘的な深い青緑色の湖の美しさはたとえようがありません。

 

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いつもケーキを食べたレストラン兼ホテル

ケーキ店の部分は閉まっていたが、美味しいスープとマロングラッセをオーダーしました。

地下1階のトイレには男性用、女性用のドアに可愛い男の子と女の子の木彫りの彫刻が付いていました。

これは私が30年、40年前に来た時と同じサインです。

ブリエンツの村は木彫りで有名な村ですが、とても可愛い彫刻だったので覚えています。

 

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このランプも昔のままです。

写真を撮ったので覚えています。

室内の椅子やテーブルなどの家具も変わっていません。

 

 

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レストランの窓辺

 

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教会のすぐ下にある民家

昔はすべての窓に花が飾られていました。

いつもおばあさんが手入れをしていましたが、もう彼女の姿は見えません。

その代わり、彼女の息子らしい中年の男性が車庫で作業をしていました。

 

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花の写真は何千枚とあるので、撮らないようにと心がけているのですが、こんな見事な鉢植えを見るとついシャッターを押してしまいます。

 

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教会の上からの展望

 

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言葉で表現できないほど神秘的で美しい湖です。

 

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私1人で見ているのがもったいないような景色です。

 

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教会から下の墓地を眺める。

 

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世界一美しい墓地

 

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ここに来たら、いつもトイレを拝借します。

2016年に久しぶりにスイスを訪れて一番がっかりしたことが、昔と違ってトイレがあまり綺麗でないところがたくさんあったことです。

でもこの墓地のトイレは40年前と変わらず、真っ白なトイレットペーパーが備え付けられて、綺麗に手入れをされていました。

 

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墓地から教会を眺める。

 

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Brienz Westの無人駅

私の大好きな駅の1つでしたが、やはり手入れをする人がいなくなってしまったのですね。

花が飾られていましたが、昔のように枯葉が1枚もないような花ではありませんでした。

こんなところに落書きもしてありました。

ロス・アンジェルスのフリーウェーの落書きもすごいですが、ベルン駅の周辺なども落書きがいっぱいでした。

 

Langnau の隣の駅Trubschachenは、昔はホームに花が飾られ、列車が通り度に、駅員さんがシグナルを送っていました。

いまは駅がまったくなくなり、駅前のKimblyのクッキー工場がとても大きく立派になっていました。

ここのショールームでは、無料のサンプルを食べながら買い物ができるので、それを楽しみにしてくる人が多いようです。

私ももちろんその一人です。

 

花がいっぱい飾られたBrienz Westの無人駅や Trubschachenの駅の写真はもう2度と撮れないので、昔撮った写真がとても貴重になりました。

 

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さようなら。

私の大好きな湖、それに村、また訪れることがあるといいけれど。

 

 

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