スパーンッ! | ドット ラ ロマンティラ

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無事に四十九日の法要を終えました。

 

スパーン! と申しますか、 スコーン! と申しますか。

吹っ切れた感じです!

 

法要の日にちを決める際、本来の四十九日の日にちは、

ご住職の予定がいっぱいで、前倒しで行うこととなり、

平日であった為、また働き盛りの親戚を休ませるのも気が引けるので、

小さく小さく、家族だけでやる事にします!と、

お知らせして、自宅で行いました。

 

ご住職が、普通に法要の準備をしつつ、世間話をしつつ、

その場でお着替えを始めました。

斎場のような施設だと、専用の控室で行うものだと思いますが、

 

「どこでも着替えられますので」

 

と、普通に平然と、お話しながら、着てきた法衣から、

それよりも、ちょっと煌びやかなグレードアップした法衣(?)へと

ご住職の生着替えを拝見する事に!

 

織田信長が本能寺の変で襲われる時(ドラマで)

白い着物、寝間着?

もしくは、大奥のドラマで将軍が寝所で着ている白い着物、寝間着?

 

そんな感じの白い着物(おそらく絹で、地紋が入っていて美しい)を

一番下に着ていて、その上に、着物というか、法衣?を着るのですが、

 

着物よりも、すんごい袖が長いんだ・・・!

その長い袖を、二つくらい折って着るんだ、なるほど。

そこを紐で結ぶんだ、へぇ~!

斜めに何個も結ぶんだ、へぇ~!

金の刺繍が綺麗だわさ・・・!

 

何というか、こんな間近で法衣を見ることも、生着替えを見ることも、

めちゃくちゃ貴重な経験でした!

 

無事に法要は終わり、法話の時に、

本当に家族だけ(母、兄、私)で行ったので、

ご住職がどんな質問も、一人一人に問いかけて、

すごく深く掘り下げてお話してくださったので、

色々と納得する事ができました。

 

録音しておきたかったです~。

情報量が多すぎて、ついていけなかった、というよりも、

お話の内容に「なるほど!」と納得して、それがヒントとなって、

私の中で答えが出るというか、直感が降りてくるというか、

 

今後、こうすればいいんだな、こう生きていけばいいんだな等、

バッと浮かんで、その間にもご住職はお話を続けているので、

聞き洩らしてしまった部分が結構あったような。無念!

 

そして、ご住職によると、父はもう全然別の所にいるとの事でした。

苦しみも悲しみも、どんな感情もない、無。

その後、もっとお話は続いたのですが、覚えていられなくて、

というのも、その話を聞いた時、

 

私があれこれ考えていたのがアホみたい~!

私の頭では、この人間界での感情を総動員して、あれこれ案じたりして。

でも、死後はそんなこと絡まないんだな~、そんなもんじゃないんだな~、

な~んだ!

 

という気持ちでいっぱいになりました。

 

人によるのかもしれませんが、

この世を名残惜しんで、あちらの世に行く、かと思っていたのですが、

あ、お父さん、そんなことなく、スパーン!とサッサと行っちゃって、

もう無の境地なのか。

 

うん、結構そんなタイプだったかもな・・・。

 

そこで私も吹っ切れてしまいまして、

自分の残された人生を精一杯生きよう!と思いました。

 

 

そして、「お茶でも・・・」と始まったティータイムが、何コレ、

有料のトークライブ級のお話!!

それこそ録音して、もう一回聞きたかったお話が満載!

裏話色々!

情報量が多すぎて、全く覚えていられず、無念!

 

というわけで、最高の四十九日の法要でした(何か不謹慎!?)

 

 

家族しかいなかったので、ご住職がすごくラフに色々お話してくださって

ラッキーでしたが、親戚を呼ばなかったので、それはそれで、

親戚に気を使わせてしまって、

 

「お線香だけあげさせて」「お仏壇見せて」等、

法要前に来て、香典を置いていったりで、

 

葬儀後すぐに、葬儀社の方が後祭壇に砂糖菓子を積み重ねていったのですが、

四十九日の法要が終わると、それを分けて配るそうで、

(葬儀で出してもらった缶詰の供物も)

次は、あちこちへと報告と共に配るので忙しくなりました。