母は明るく社交的で、誰にでも声を掛け、友達になってしまうような人です。
尊敬と感謝の念を抱いています。
が!
時々、父と兄が、母に当たりが強い時があるのを知っていたのですが、
その意味が分かってしまいました・・・。
いや、母に悪気はない、無いからこそ、この気持ちの行方は・・・!?
というお話です。
父の「後期高齢者医療被保険者証」を返却したのですが、
銀行口座から保険料の引き落としがなく、
ふと、どのように支払っていたんだろう?
どのような仕組みになっているんだろう?
母の保険証はこのまま使えるの?という疑問が。
(父が母を扶養家族的な扱いで、母の分も払っているのか!?)
母に聞いてみると、
「知らない」
「分からない」
「覚えてない」
お、おぅ。
これは、市役所に電話で聞いて、
父も母も「年金からの天引き」になっている事を教えてもらい、
母はこのまま、普通に保険証を使える事に一安心。
母に伝えると、
「そういえば、お父さんがそんな事言ってた~!」
と、思い出したようです。お、おぅ。
そして母がハッとした様子で、
父に掛けていた保険を止めなくてはいけない、と言いました。
「連絡するから、書類を見せて」と言うと、
「見つからない」
母はよく家の中で物をなくします。
捨てるわけはないので、家の中のどこかにあるはずなのですが、
いつも「ない、ない」
そんな時、父は怒っていたように思います。
という訳で、家の中での大捜索が始まったのですが、
引き出しの中がゴチャゴチャなので、
「使っていないハガキ」と「送られてきたハガキ」に分けて入れるように
クリアファイルを渡しても、そこに写真やらチラシも一緒に入れる・・・
写真はこのファイル!
チラシはこのファイル!
そして、保険の書類は見つからず、母が言ったのは、
「武蔵野銀行に聞けばいいよ」
え? 武蔵野銀行さんから保険料が引き落とされているだけで、
銀行がお父さんのお客様番号を知っているわけじゃないよ!?
「じゃ、マミーマートに聞けばいいよ」 (マミーマート=スーパー)
な、何で!?
どうしてマミーマートに聞くの!?と問うと、
マミーマートの入り口でその保険を契約したから、との事。
だからって、スーパーがお父さんのお客様番号を知っているわけじゃないよ!?
母は好きですよ、大好きですよ!
でも、何言ってんの!?という、胸に渦巻くこの気持ち・・・
そもそも、状差し(今はウォールポケットというのでしょうか?壁掛けの手紙入れ)に
突っ込み過ぎ!
山盛り、何の分類もなく、とにかく突っ込んであって、
結局、保険の書類はこの中で発見されるのですが、
事務職をしていた身として、この惨状は許しがたい・・・。
即、100円ショップに行き、ファイルとラベルシールを買い込み、分類して、
「とにかく来た郵便物は、分類してあるこのポケットに入れてくれればいいから」
と伝えると、
「うわ~、きれい~♪」
なんか、無邪気です。可愛い人です。憎めません。
でも、「知らない」「分からない」「覚えてない」を連発されると、
カッとする気持ちが湧き上がるのも事実で、
それをグッと飲み込んでいるのに気付いた時、
何か体にちょっとダメージというか、体の中に何か渦巻いて重くなる感じがして、
でも、母は本当に「知らない」のだと思います。
全部、父がやってくれていたので、知らないし、分からない。
知っている上で、すっとぼけているなら怒りますが、知らないのなら罪はない。
そこで出た結論。
そんな時は、母を猫だと思うことにします。
猫ちゃんならば、テーブルの上の物を落として壊しても、
ソファーで爪とぎしても、ティッシュペーパーを散乱しても、
それでも可愛い!怒れない!
偶然にも今日は猫の日🐈
全ての猫ちゃんの健康と幸せを切に願います♡
ちなみに、「知らない、分からない、覚えてない」を連発するといっても、
認知症の疑いという訳ではなく(まだ)、性格的なものだと思います。
よく言えば大らか、悪く言えば大雑把。
ひょいっと、その辺に物を置いてしまう。
父は正反対で、きちんとしていたので、
あれが無い、これが無いと言う母、結局は見つかるというパターンの時、
父が怒っていた、という事を思い出しました。
書類の管理については私も父似で、キッカリやっているので、
今、すごく父の気持ちが分かります。
お父さん、お疲れさまでした(笑)