4月8日から、NHKEテレで「3か月でマスターする西洋美術」が始まった。NHKの「3か月でマスターする」シリーズは、2024年4月から始まった教養番組で、第1回の「世界史」は興味深くよく見ていたが、その後、なんとなくご無沙汰していたが、「西洋美術」ということで、久しぶりに興味が惹かれた。教養番組としてのクオリティが高いので、見ごたえがあり、大変勉強になる。

 

全12回の予定で第1回は、「人間美を追求~ギリシャ・ローマ」ということで、西洋美術の美しさの原点ともいわれるギリシャ美術とローマ美術の作品ついて、ナビゲーターの土屋さん(漫才ナイツ)とともに美術史家の田中先生がわかりやすく解説してくれた。ギリシャ彫刻を3つの期間にわけての特徴とか、ミケランジェロも魅せられた「ラオコーン群像」の美しさの秘密とか、ギリシャ彫刻を後世に伝えたローマンコピーの話とかポンペイ遺跡の絵画とかを取り上げてくれた。

 

西洋美術については、ヨーロッパ旅行をする際、各地で美術館を訪れる機会も多く、目にする機会も多い。美術的センスもなく、絵画や彫刻の作品の背景、価値、素晴しさを十分理解できていないまま、美術品を鑑賞することも多いことは残念なことである。観光で美術館を巡る場合は、時間的制約が大きいため、例えば、30分しかないならこれとこれの作品、1時間ならさらにこれらの作品とか、見るべきその美術館の代表作品をリストしたものがいつも欲しいと思う。作品数が多く、大事なものを見過ごしてしまう恐れも少なくない。旅行ガイドブックに紹介されている代表的作品は必ず見るようにしているが、時間がある場合、もう少し詳しい作品情報や詳しい解説が欲しいところである。そういう意味では、このような番組は大変参考になること間違いなしである。