2月6日から始まるミラノ・コルティナ冬季オリンピックの関係だと思うが、1月31日夜、NHKBSの「杏の旅するミステリー」は、「ミラノ ダビンチの運命を変えた街」というタイトルで、レオナルド・ダ・ビンチが30歳から17年間も過ごした街、ミラノに残るダビンチに関するミステリーを詳しく紹介してくれた。しっかり見たのは初めてであったが、この番組は、「都市X偉人」をテーマに、街と時間を旅する番組で、今回は、ミラノとダ・ビンチということで、まさに好奇心をそそる内容であった。
レオナルド・ダ・ビンチは、ビンチ村で生まれたが、14歳の時にフィレンツェに移り、絵画や彫刻などにを勉強していたが、芸術以外の分野でも稀にみる才能を発揮していたようである。30歳でミラノに移り、ミラノ公のルドビーゴからいろいろな命を受けて、軍事面はじめ、新しい水門システム開発など様々な分野で活躍し、まさに天才といえる才能を発揮していたようである。巨大な騎馬像の制作を手掛けていたが、原料のブロンズが軍事転用のため調達できず、中止となり、その代わりに取り組んだのが、「最後の晩餐」の絵画の制作であったとのことである。これは、ダ・ビンチとしては、数少ない完成品だったという。
番組によれば、2025年2月にミラノのスフォルツァ城地下に「最後の晩餐」が描かれているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ続く1kmもの秘密の地下通路が実在することがわかった。これで、ダ・ビンチが1400年代に描いていた地下通路が実在することがわかったという。今回は、俳優の杏さんが巨匠の軌跡をたどりながら、地下通路の謎と名画との関係性に最新の研究から迫るというミステリー紀行で、引き込まれるように見てしまった。
ミラノを旅行したのは、1988年と2007年の2回だけであるが、1988年の時は、修復中であったが、予約なしで「最後の晩餐」の絵画を見ることができた。どうしてこんな教会の食堂に描かれているのか不思議であったが、今回の番組を見てその背景がよくわかった。完全修復(1999年)以降は、観光客が殺到しているため、見学は完全予約制で予約がないと見学できなくなっているのは残念である。
