高市総理の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」という言葉が、今年の新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれたが、この「働いて」という言葉に関連して、ネットでは、「ゼークトの組織論」の「無能な働き者」という言葉に言及して、揶揄されていることがわかった。
ドイツの軍人であるハンス・フォン・ゼークト(1866-1936)が定義した「ゼークトの組織論」によると、人間には、下記の4つのタイプがあるが、「無能な働き者」が組織において最も不必要で害のある人材とされている。
1 有能な怠け者
指揮官やリーダーに向いている
2 有能な働き者
参謀や秘書などのサポート役が向いている
3 無能な怠け者
下級兵士や作業員、肉体労働者など命じられたとおりに動く職に向いている(90%以上)
4 無能な働き者
自分で適切な判断ができず、思い込みや誤った独断でなんとかしようとして自ら進んで動き回る人
ゼークトによると、「無能な働き者」の傾向は、
1 自分が偉い(能力が高い)と思っている
2 過去にこだわりがある
3 他者を見下している
で、その特徴は
・自己判断で仕事を進める
・同じミスを繰り返す
・仕事を抱え込む
・報告・連絡・相談に問題がある
・効率を考えず長時間働く
・自己評価が高く傲慢
・不満を持ちやすい
・責任感が希薄
とある。
もともと軍人を対象とした組織論であるが、現代のビジネスの世界でも使われている理論のようである。今の総理が無能とは言わないが、5回も働いて、働き過ぎるのは、この理論からするとちょっと危険な感じもする。上に述べた働き者の傾向や特徴を見るとあてはまることも多々あるので心配であるが、無能でないことを祈るのみである。
