10月4日に自民党総裁選が行われ、高市氏が決選投票で小泉氏を大差で破って新しい総裁に選ばれた。個人的には林氏を応援していたので、ちょっと残念であるが、小泉氏が選ばれなかったことは大変よかった。小泉氏のリーダーとしての資質、能力のなさが明らかになったような気もするが、結局は旧態依然とした派閥の論理で、麻生氏の意向が高市総裁を誕生させたようなものである。

 

また、裏金議員が中心の旧安倍派の流れをくむ強硬右派中核の人が総裁になったということで、自民党の崩壊が始まるスタート地点に立ったような気もする。裏金議員の復活も当然予想されるし、少数与党であるから党内運営も国会運営も早晩行き詰まることが予想される。どんなメンバーが党役員、内閣の閣僚になるかにもよるが、安倍政治の復活となる右寄りの新政権は、国民からの確固たる支援は得られない気がする。恐らく、短命政権となると思われるが、旧安倍派の復権で自民党の支持率は、石破政権時代よりさらに下がり、政界の勢力地図が変わる可能性もある。

 

トランプ政権との関係も大変だが、中国との関係は、従来よりさらに悪化していく恐れが大で、外交問題で失速する可能性も大きい。小泉氏が総裁になったら、若手を中心に自民党の再生もありうるかと心配していたが、あまりに右派色が強く国民的人気がない高市氏に決まって正直ほっとした。少数与党である限り、誰が総裁になっても茨の道であり、よく火中の栗を拾ったものと思う。後は、だらしない野党がどのくらい頑張るか、結束できるかにもよるが、早い時期に、自民党が下野し、政権交代が起こることを期待している。