美しすぎる切り絵教室 横山夢(よこやまろまん) -174ページ目

帝王切開翌日

一晩個室で眠り、翌朝には相部屋に移動。さらばプライバシー・・・。

相部屋はカーテンで仕切られた6人部屋。


子宮と腹筋と表皮を切っているうえに点滴と尿管で身動きできない。ちょっとでも腹筋を使うと物凄い痛み。しかし医師は「ベットの上でゴロゴロ動くか、できたら歩け」と言う。動かないと癒着するそうだ。何が癒着するんだろ。癒着するにしてもしないにしてもとにかく頭を起こすことすらできない。

傷口はおなかで見えない。胎児が外に出ても4か月の頃のおなかくらいの大きさ。

しかも時間が経つにつれさっきより大きくなってきた・・。これは・・・。


「腸管にガス溜まってるね~。手術中も溜まってたよ~。腸管に。ガス。」


・・・って。それは先生つまり、


おならが溜まってるの直に見ました!・・・ってことですね。恥ずかしすぎます・・。


手術の後はガス出さないとね!出さないと食事とか吐いちゃうよ!・・と言われても。相部屋、カーテンの向こうに人がいる状況でそんなことできません!!


しかし夜になるとおなかの張りはものすごい痛みに変わり、しかしどうしても上記のことができない私は点滴と尿管を引き摺って、傷の焼けるような痛みに心の中で叫びながらトイレットに行くことに。個室でないと無理。

寝返りすら出来ない状態でも、人間切羽詰まれば何とか力を出すものだ。


この日は食事も摂れず。こんな時に限って病院食は好物の「からあげ」。



こんな出産後第一日目・・・。

ただ幸いなことに私の体は即行で母乳を生産し始めたらしく、絞れるだけ搾り取られた5ミリリットルほどのミルクは保育器の中の子供に運ばれていった。一日目からこんなにミルクが出るお母さんは珍しいです、と言われた。もしかしてイチジク効果だろうか。帝王切開で取り出されたにしろ普通に分娩したにしろ、とにかく子宮から胎児が出て行ったら母体は母乳を生産し始める。


女体って神秘。



胎児摘出オペ編

24時間陣痛を耐えたけど結局緊急帝王切開。


手術ということなので私本人ともう一人オペの色々なリスクを承諾する書類にサインをする人間が要る。

・・ということでさきほど帰宅したカフェ店主は電話で呼び戻されるもなかなか到着しない。


一刻も早くオペ!

胎児危険・・・


というヤキモキしている医療関係者に、


「家から何分くらいで着きます?」


とおんなじ質問を再びされる。

到着が遅いな~と思っていたら、後日、


「メール便出してから来た」


ということを告げられる。「・・・・・・」

過去の事をごちゃごちゃ言っても仕方ないので何も言わなかったけど・・・。一刻も早く来てほしかったな・・。


とにかく遅れ馳せながら店主も到着し、なんだらかんだらリスクを読み上げられ二人とも署名する。

「ちょっと気持ち悪いけど我慢してくださいね~」と尿管を入れられたりするもなんだかもう陣痛と陣痛の疲れで何も感じない。

はいはいじゃあ行きましょう~、とベッドに乗せられたまま手術室に移動。


手術室の前で店主は待たされることに。手術は2時間くらいと言われる。

廊下は空調があんまり効いていないので寒そう。風邪をひかれても困るし、「しんどかったら帰っててもいい」と言うと店主は待っていると言う。

「でも寝てても良い?」と言う店主に、執刀医が「普通、待ってる間って気が気じゃないですけど」と突っ込んでいた。


手術室に来ると裸に剥かれて緑色の服を被せられる。手術室は白くて明るくてリラックスな音楽が流れている。何人も人がいる。麻酔専門の人とかそれぞれ担当があるみたい。その方々に「せ~の」で手術台に乗せられて横にされる。背中から麻酔を打たれるらしい。麻酔注射は「ぶっすー!」という感触で刺さってきた。そしてビリビリ!という感触が一瞬走る。注射が済むと再び仰向けにされる。天井が見える。天井の前に手術台の上の大きな照明が見える。その照明が鏡になって私のお腹が映っている。イソジンみたいなのをかけられて、拭かれているのが見える・・。

え~・・。


「先生!お腹が照明に映っていて怖いんですが」


「映りますよね~。見たくなかったら目をつぶってて!」


「できません!」


・・アイマスクを付けて頂きました。



オペが始まると、すぐに赤子は摘出された。


「はい、出てきたよ~」

という執刀医の言葉に続いて、「かわいい~」という声。そして、少し間をおいておぎゃ~という赤子の声。

手術室はぱ~っと明るいムードになる。


「はい、お母さん、おめでとうございます~」と赤子が枕元に来て写真撮影される。


生まれたて。新生児。


初めて見た。


「ちょっと小さいので赤ちゃんはNICUに行きますね~。途中、お父さんにも見てもらって」と赤子は一瞬で連れて行かれる。後は私のお腹を閉じる手術が続く。こちらの方が時間がかかった。


オペが終わり、手術室を出ると店主がやってきた。真夜中なので、翌日の展覧会初日に備えて帰って休んでもらうことに。



私はちっさい赤ちゃんを産んだらしい・・・。









緊急帝王切開編でした。次回は麻酔が取れた術後一日目の猛烈なしんどさをご紹介~。



玉子とチキン


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春らしくなったかと思えば今日はまた寒い・・・。

もう寒いのうんざり。ひなたでローズティーを飲みましょう♪

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店主試作の大原平飼い玉子のプリン。

おいしいな~。10個くらい食べられる・・。



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今日のまかないは「チキンミラノサンド」




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春の展覧会のDM。和多田一美さん&宮崎敬介さん。宮崎さんは今回切り絵作品も初展示だそうです。すごそう・・・。



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当ギャラリーは常設展になりました。

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新作作りたいな~。



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こちらは朝ごはん。

金土日はチキンミートパイの日です。

開店時刻にアツアツで焼きあがります♪


パイセットは¥600 超お得セットメニューです。


三人暮らしまで 陣痛編

真夜中に摺り足でたどり着いた産科の受付には誰もおらずで、聞こえてくる分娩中らしき叫び声にびびりながらしばらく佇んでから、店主が、


「あの~すみませ~ん・・・」


と声を出してみたらしばらくして看護士らしい女の人が来てくれた。

電話で破水したことを連絡しておいた者だとつげると、破水かどうか診てみましょう、ということで受付横の緊急処置室に通され、内診台に乗っけられた。


破水かどうかって・・・この間ずっとお湯が出てるけど・・・。


台に乗ってすぐ、


「破水です」


と診断され、オムツみたようなものを当てておくようにと渡された。

部屋の隅にあるソファベッドに横になり、陣痛が始まるかどうか様子を見ることになった。破水しても陣痛が始まるかどうかはわからないらしい。抗生物質の点滴を打たれた時、一刺し目に失敗されてそこが内出血して固まってしまった。

微妙な子宮収縮の痛みが10分くらいの感覚で来るように感じてきたのでそのまま入院ということになり、車で送ってくれた店主は帰宅。


その後は陣痛室のベッドで分娩を待機することになる。超音波で胎児の状況をモニターする装置をおなかに貼られる。


「陣痛」ってドラマでは女優が「う~んう~ん」というようなちょっと大変そうな演技をしている「おなか痛い」ような状況だと思っていたし、昼間に受けたマザーズクラスでは、


「人によりますが、ちょっと下痢でおなか痛いかなというくらいの陣痛の方もいますので、わからないときは病院に電話して」


と、いうくらいのもんだと聞いていたのでそんなに大変な痛みが来るとは想像していなかった。

しかし、時が経つにつれ猛烈な痛みが10分→5分で押し寄せるようになり、眠っていても痛みで覚醒するようになった。そしてどうやら私の場合、ベッドに横になると余計に痛みが増すらしく、椅子に背筋を伸ばして座る方がいくらかマシなので、眠気に頭をガクッとしながら痛みに起きてはまた眠気にガクッとなりながら、陣痛が押し寄せたら


「フゥゥ~」


と声にだしながら息を吐き痛みに耐えるというスタイルになった。この、声が必至の叫び声になってしまい、陣痛室の外まで聞こえているほどなので、今から考えると恥ずかしい。でも!もう声をあげないとやり過ごせないほどの痛み!ほんとは「ぎゃあぁ~」と叫びたいところ・・・。

産婦人科の医師が様子を診に来た時にいつまでこの陣痛は続くのかという問いには、


「だいたい陣痛は初産で平均10時間だから」


まだ10時間ほど耐えろと・・・。5分間隔でくるから10時間で一体何回陣痛が来るんだろ。意識を失いたい。麻酔かなんかで眠ったりできないのかとも聞いてみたけど


「赤ちゃんはもっと今頑張ってますよ!」


と産科にとっては日常茶飯事、さらっと医師は分娩室を出て行った・・。

朝がくると病院食の朝食が運ばれてきた。食べられるわけがない。しかし分娩には体力が勝負だから周囲が食べろ食べろと言う。・・・無理でしょう・・。


再び病院を訪れた店主がパックのゼリーやアイスクリームを買ってきてくれたのでそれをなんとか飲む。

入院してから10時間が経った。胎児は参道に降りて来ていないし、子宮口は開いておらず、分娩が始まる状態ではなくまだまだ様子を観ることになる。

10時間耐えたけど・・・。まだ続くの・・・。眠っていないし陣痛が来るたびに叫んでいたので疲れてしまい、声も出さなくなった。


よく、


「生まれたことを後悔するぞ!」


という台詞が登場しますが・・映画やドラマに。それはこれレベルの痛みだろうかと思いました。



女・・・女って・・・なんでこんな目に合うんだろ。



昼には食べられもしない昼食が運ばれ、そしてまた夜が来たようで夕食が運ばれてきた。

一緒にいてくれた店主も疲れてくたくた。分娩はまだまだ始まる気配がないそうだ。明日は展覧会の初日なので店主は帰宅することにした。ひとり陣痛をやり過ごす。この頃にはもう起きてるのか寝てるのかわからずぼんやりしてきていた。


看護士の人に、「切って(帝王切開で)出してもらえないのか」と聞いてみた。もう耐えられない・・・。このあとさらに分娩が来るなんて。



医師がやってきて、帝王切開のリスクを言い聞かせられる。とにかく普通に分娩しなさいということ。赤ちゃんは頑張ってるって・・・。もう一息頑張って出て来ておくれ~。


医師も看護士も分娩室を去り、諦めて陣痛の痛みに身を任せながら支配しようとしていたら、なにやらおなかに貼ってある装置のモニターが鳴り始めて、去って行った看護士が急いで戻ってきて私の口にホースの付いた吸入器みたいなものを当てた。


「これを当てて吸っていてください」


そしてなにやら何人も看護士が来たり医師が来たり内診したりとバタバタし・・・。私は点滴と超音波モニターの他に心電図のモニターを新たに付けられた。


少し時間が過ぎたらしい頃に産婦人科のかかりつけ医師が、別のオペが終わったらしく様子を観に来た。またモニターが鳴り始め、看護士や医師が来て内診をする。


「だんなさんはいつ帰ったの?」


と聞かれ、ついさっきと答える。すぐ呼ぶように言われた。


「手術の同意書にサインしていただかないと手術ができない。何分くらいで戻って来られる?」



なにやら。


羊水が出て行ってるのに子宮口が開いておらず分娩できずにいるところに陣痛と言う子宮収縮が来るために胎児が圧迫されて酸素が供給できなくなってきているそうで。


「緊急帝王切開で出さないと胎児が危険」


ということに。









陣痛編でした。


次回は胎児摘出オペ編です。



カフェ&ギャラリーにて横山路漫の美しすぎる切り絵教室 体験レッスン スタート♪

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ごぶさたしてました~。切り絵作家横山路漫です!

劇的ビフォーアフター むくみ編 ではまた浮腫みの引いた足写真をお見せしたいと思います。顔や腕や手も浮腫みが引きまして、手術後のすごいクマも無くなりました。今日からお店に復帰してますが、全快してないので事務所に引き籠っている時は何卒そっとしておいてやってください。



ところで。




「横山路漫の美しすぎる切り絵教室 体験レッスン in 店」



がスタートです♪





アートナイフを使い独特の雰囲気を持つ切り絵を作ります。手ぶらで、初めての方でも楽しく作れるちいさな切り絵アイテム作成レッスンです。

受付・開講日時 カフェ&ギャラリー営業中12:00~17:00の間

所要時間 30分程度~(絵柄により所要時間がかわります)

受講料 30分毎1050円

お申込み・お問い合わせ カフェレジまで



◆横山路漫◆ よみうり文化センター・NHK文化センターなどで切り絵教室を開講。成安造形大学講師の他イラストレーター、切り絵作家として活動。



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↑切り絵シールやカード・しおりなど簡単で30分~で完成できる切り絵アイテムを作る教室をお店で始めることにしました。シールやカードは初めての方にも作りやすいアイテム。


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蝶のしおりは↑ちょっと時間がかかるけど女子にとっても人気なアイテム。


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↑ご自分や贈る方のイニシャルを持ったアリスキャラを作るのも楽しいですよ~♪



今、体調の都合で当日受付になっておりますが、気が向いたら「今日は喫茶のついでに切り絵してみよっかな~」というノリでぜひご来店くださいませ~。

お店の前に切り絵レッスンのお知らせが掲示してあります。どうぞよろしくです。





■本日のまかない■

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根菜チキン味噌ごはん店主の気紛れ風 でした。


picture,sand,coffee&chicken は ゆるオーガニックなカフェです♪

国産素材を優先し、地産地消や栄養のあるおいしい素材で自分や家族が食べたいと思うカフェメニューを作っています。

珈琲は自家焙煎で新鮮なアロマを大切にしておもてなししております~。


あっ、自家焙珈琲といえばこのあいだウチで焼いてる豆の中でもダントツに高級な豆にご注文が入ったので焙煎いたしました。そしてわたくしも少し試飲をさせていただいたのですが、何やら大変美味しかったのです~~!!飲んでみて、「美味しい!」と店主に言うと「だってウチで一番高い豆だもん~」ということでした。



「ガラパゴス ブルボン ピーベリー 100g
1,200円(税込)

ガラパゴス国立公園のあるサンタクルス島の希少なコーヒー。」

という豆だそうです。あまり販売しているお店が無いそうです。そんな豆がなんでウチにあるのかしら?

カフェメニューには入ってない銘柄で、新鮮な焙煎豆のみ通販しているそうです。



オリジナルブレンドのハンドドリップコーヒーもラテも美味しいですよ~♪

少しあたたかくなってきた京都一乗寺の当店にぜひ遊びに来てくださいね!


↓(臨時休業をする時もありますのでお出かけ前にはカフェ新着情報をチェックお願いします~)

http://cafe-pscc.blogspot.jp/