ろまん飛行。 -3ページ目

初登場シーン。

『先生は僕の奴隷~罪深き家庭教師たち~』


僕はこんなタイトルのAVを2日ぐらいかけてダウンロードした。何か知らないけど、このタイトルは僕の興味を物凄く刺激した。2日ぐらいAVに捧げたっていいや、と思った。しかーし!中身を見てみると数年前に有名になった『引越しオバサン』が布団を叩いている映像がエンドレスリピートされるという内容。


「引っ越ーせ!引っ越ーせ!さっさと引っ越ーせ!」


こんな台詞を永遠と叫び続けるオバサン。僕はタイトルに裏切られたという怒りを通り越して感動を覚えました。この台詞を聞いてるうちに何故かハッスルしちゃった僕は、この台詞に合わせて「引っ越ーせ!引っ越ーせ!」とか踊り狂っていたらお隣さんに壁を叩かれる始末。もうやだ。引っ越したい。


何で僕がダウンロードしたくなるタイトルにはOLとか家庭教師とか職業者が多いんだろう。素人シリーズなんて全く興味が持てない。やはり背徳心をそそるものが僕は好きなんだろう。


そんな僕も何度か家庭教師のバイトをしようと思ったんですけども、結局やってません。人に勉強を教えるのは凄く好きなんだけど、なんか無理。弟とか川添さんのお姉ちゃんとか比較的近い関係の人になら教えれるけど、訳の分からないクソガキに反抗とかされたらもうプンプンですよ。奴隷以下の扱いをしてやりますよ。


でもね、ホラ、僕って頭いいじゃないですか。得意な英語にいたってはセンター試験満点から始まりの英検準1級まで取っちゃったじゃないですか。新聞は読めないけど、英字新聞ならある程度読めるぐらいの英語力ですから。やっぱりね、英語の教師ってのはしたいわけですよ。


そんな実は英語が得意な僕でも昔からよかったわけじゃないんです。えぇ、中学では学年最下位を記録するほどのミリオンセラーなバカでしたから、英語なんて中1の3単元のSで死亡フラグ立ってました。期末テストでピリオドが大きすぎて鼻くそに見えるという理由で減点されてからは英語大っ嫌いでしたね。


まぁ、『能ある栗は鼻くそを隠す』という諺の通り、公立高校の試験では満点取れるまでに成長しましたが、高校に入ったらそんな連中が何人も居るコースに行っちゃったからさぁ大変。んが、僕がいた高校のコースの部長のA先生という人に出会って僕は人生変わったのです。今まで出会った中で最高の教師です。


しかし、万人に好かれる教師なんて居ないですし、やっぱり人と人との係わり合いだから合う合わないってのがどうしてもあると思うんですよね。僕のクラスにいた立いs・・T君というのはどうしようもないクズで、自分の成績が悪いのを全部先生のせいにするというバカの日本代表。


この立石、いやT君の話をし出したらホントにホントに腹筋がぶっ壊れるようなエピソードの連続なのですが、今日はそのほんの一部をご紹介しましょう。


僕の高校は前にも話しましたが、普通科と僕のコースでは20ぐらい偏差値が違うようなとこだったので、成績不振者はドンドン普通科に回っていくんですね。しかしこのバカは自分のプライドがあるか知りませんけど、明らかにもうダメだった。人のことを見下すのはよくないですけど、コイツは性格自体がもう末期でしたので、皆さん放置プレイでした。


3年生の夏を過ぎたぐらいから授業では名の知れた大学の問題をドンドン解いていくという感じでしたが、彼は勉強もしないくせに「分からないのは先生の教え方が悪い。」とか授業中に言い出す始末。もちろん皆無視。


そんなこんなで英語の試験でよく出る、日本語の長文を全部英語にするという一問で配点の20%を占める様な大事な問題の演習をしてたときです。「私は地球儀です」みたいな短文ではなくて、小説の1ページぐらいの日本語を辞書を使わずに英語にするって感じです。


その中に、今でも鮮明に覚えていますが、『今月は景気上昇の兆候が見られた』っていう1文があったんですね。まぁ、こんぐらいの英文はお手の物で『This month,there have been signs of business of upturn●』で正解です。僕が先生なら、この「兆候」という難しい単語を「sign」という簡単な単語にいかに変換できるかがポイントだよ、って教えますね。他の「今月」とか「景気上昇」とかいう単語は常識。時制だって現在完了形にするぐらい勉強してれば分かります。偉そうに←


しかし立石拓y・・Tくんはいつもイレギュラーバウンドみたいな予想外の答えをしてくれます。たまたま先生に当てられてこの文の答えを答えさせるという場面になったんですが、皆正解なんて微塵も期待してなかったんですが、これは1番盛り上がったかもしれない。彼の答えは


「ナウマンス、&%(”#)(?*+>ζ」←笑いで聞き取れない。


これにはさすがの僕も死ぬかと思った。英語嫌いだから笑うところが分からないという人のために説明しますけど、彼は今月という単語を”今”という漢字と”月”という漢字に分けるという奇跡の脳内変換。浅野先生なんかダウンロードしたAVの中身が違った時みたいに呆れてた。


その他にも「good」という単語の比較級と最上級を聞かれたときも彼は期待を裏切りません。「good⇒better⇒best」という中学生レベルの質問にも真顔で、

「good⇒better⇒"goodest"」


と答えてしまうクレイジーな彼。僕ら大爆笑。先生涙目。まぁ、そのあと決まって「オレは先生の授業の仕方が下手だから成績が伸びない。」と言ってました。ここまできたらもう拍手を送るしかない。


そんな誰も関わりたくないようなウザい彼ですが、僕は高校時代にパソコンなんていじらなかったですから、彼に諸事情を助けてもらうために膨大な量のAVをダウンロードしてもらってました。ありがとう。


3年生の時に「お前の中の最高傑作を落としてくれ。」とヤクルトを一本上げながら頼んだんです。そしてそれを密かに受け取った時に、それはそれはちんちんがぶっ飛ぶんじゃないか?と不安になりながら家に帰って蓋を開けると、そこにはCD-Rが一枚鎮座してて、白い面にタイトルでこう書かれてました。


『立石拓哉的GOODEST!』


泣いたね。あれは人生で1番笑ったんじゃないかと思うぐらい笑い泣きした。さすがに親には見せれなかったけど、クラスの友人に貸したりするたびに大爆笑。奴は何を思ってこのタイトルを考えたのか。僕の興味をある意味そそるタイトルだった。


でも今思えばあれはタイトルよりも中身が凄かった。僕の王子がナウマン象みたいな大きさになるような内容だった。


きのこ。

僕はどれだけ泣いたら強くなれるのだろう。


雨の日というのは実に色々な事を考えてしまう。しかもそれは別に考えなくてもいいんじゃない?って自分に言いたくなるようなものばかりだ。さらに自分で自分を落とすようなことも考えてしまう。僕はいつだって僕なのに。


昨日の夜中に書いた日記を読み返すと二十歳になってまでウンコを漏らしたことが書いてあって心底自分を嫌いになった。フォービターエイトビターって何?って自分で書いたくせに分からなかったのも事実だ。あれはおそらく四苦八苦のことだろう。


ウンコが付いたパンツをお風呂場で洗ったまま干してなくて悩んだり、そこからフラッシュバックして高校時代に立石が柔道着にウンコ付けたまま「勝負しろ!」とか言ってきて柔道では禁止の蹴り技で畳に沈めたことを思い出したりしてた。


さらには飼っているウーパールーパーの小梅の仲間としてゴールデンのウパを仲間に加えたんだけど、その名前を安易に「金玉」としようとしたところ、下ネタはちょっと・・・。という至って普通の意見に気付かなかったバカなところも嫌いだ。結局名前は「たま」になった。お見知りおきを。これまた可愛い。


皆が僕に持っているイメージとしては雨の日なんかは教室でクラシックを聴きながらメガネをかけて片手で読書している姿なんかがあるだろう。しかしお気に入りのメガネのフレームが壊れて授業中なんかは壊れたほうのレンズを手に持ちながらノートを取っているのが現状だ。このメガネを壊したのだって雨の日だった。


今日、月曜は4時に授業が終わって、サークルではしゃいで帰って寝るというのがお決まりだったのだが、あいにくの雨で練習が中止となった。別に帰ってもウパに話しかけるしかすることがないんもんだから、僕は考えた。


「そうだ、図書館に行こう。」


所謂ところの図書館スイッチが入ってしまった。僕はウンコを漏らすという可愛い一面もあるが、本を読むのが大好きという一面も持っているのだ。もちろん同じ本を取ろうとして指が触れてドキッみたいな妄想も持っていくことも忘れない。しかし僕がいつも読むのは「日本のキノコ大図鑑」だ。指が触れることはないだろう。


何を隠そうこの図鑑はキノコのことなら何でもお任せ、エリンギだけ特別扱いすんなよ!っていうコンセプトの基作られているから実に面白い。ワンピースのチョッパーが見ていたのも実はこれかも知れないっていう噂を僕は広めているが誰も相手にしてくれない。ちなみに図鑑には僕専用のしおりも入れている。


いつものように図鑑を開いて読みながら、「あぁ、今の僕は日本で5本能指に入るぐらいカッコいい。キノコのお姫様と呼ばれるハナオチバだって僕にメロメロだ。」なんて考えていた。雨+メガネのレンズ+図書館+キノコ=どんな女の子にもモテモテという最高の方程式だ。僕は窓に映る自分を眺めて気付いてしまった。


僕、布団干しっぱなし。


僕は焦った。多分今シーズンで一番の焦りだったんじゃないかと自負している。静かにしなきゃいけない図書館で「ア、アオウミダケー!」とか叫びそうだった。その場にいた人達はめちゃ蔑んだ目で僕を見る。あの目は椎茸を見下す目だ。


もう、それから光よりも若干遅いぐらいの速さで家に戻ると、干しているはずの布団が無い。あぁ、そうか。きっと雨が降り出したからって取り込んでくれたんだね。何でこんなに焦ってんだろう。もっと大人な振る舞いをしとけばよかったよ。


ってバカ。


僕は一人暮らしだろう?家の中には小梅とたましか居ないじゃないか。じゃあ布団はどこだ?まさか現実に「布団が吹っ飛んだ」とかいうことが起こったのか?パンツが飛んでいくことはよくあるけど、まさか布団に限ってそんなことあるわけn


普通に地面に落ちてました。


たった1時間ぐらい前の出来事だからよく覚えている。雨の中傘もささずに立ちすくむ僕と、汚い土の上で遠慮なく降り注ぐ雨に晒されている僕の布団。色なんて立石の柔道着みたいだし。なんて泣ける場面なんだ。ヒルルクの桜より泣けるかもしれない。


あの時頬を流れたものは雨ではない、間違いなく僕の涙だ。さすがに時間じゃ解決出来ない程の傷を被ってしまった。「No Rain No Rainbow」なんて言った奴出て来い。虹なんかより僕の布団を救ってくれ。


泣きながら泥を落としてシーツを洗濯機に入れた。んで、布団の中身をロフトからぶら下げるようにして今干しています。


もちろん隣には例のパンツを干している。

刻み海苔。

「君は顔が癒し系だね。」


こんなこと言われたことある人居ませんか?「はーい、僕(私)言われたことある」って人は右手を、「僕(私)は肥やし系かな」って思う人は左手を。どっちも当てはまる人、そんなのありません。きっとそれは肥やし系としか言われてませんよ。


さて、そんな僕ですが、これはよく言われます。しかもおじさんやちょっと耳の後ろがほんのり臭う方から言われます。僕は接客とかあんま好きじゃないので、基本的に笑顔は見せないクズ店員なんですが、昔からお客さんにお小遣いを貰う時は笑顔です。おじ様、お金、いつもくれる。


でもね、僕はちっとも嬉しくないわけですよ。ほら、「○○に似てるよねー。」って言われて凹んだフリとかしながらも内心めっちゃ嬉しがってる人いるじゃない?ハッキリ言って、ただの話題作りってかお世辞に気付かない時点で可哀想なんですが、そんなバカと違って僕はこの台詞が心底嫌いなんですよ。


だってね、僕は男の子ですよ?そりゃもうスネ毛だって生えてるしチン毛とかもはやプライスレスですから。そんな健全な男子に向かって癒し系とは何事かと。お前、このチン毛とか見て癒されるんか。ωの辺りとかで癒されたいのかと。


そりゃ僕だってイケメンになりたかったですよ。イケメンってだけで僕より明らかに得してるでしょ。イケメンに限ってこう言うんだ。「オレも一回でいいからモテたいよ。」ちょっと、それなりに破壊力のある鈍器を僕に握らせろ。脳みそに油性ペンで「アンタはイケメン」って書いてやるよ。


僕が行ってるジムはサティというデパートの中にあるんですよ。3ヶ月近く行ってますが、体脂肪が5パーセントほど落ちました。体重も5キロ落としました。そうなんですよ、サティに行くたびに僕はちょっとずつイイ男に近づいてるんですよ。でもね、


インストラクターの林さんめっちゃイケメン。


もうね、どういうこと?すげーキレイな体してすげー顔整ってて。しかも性格とか声とかもめっちゃイイ。そんなイケメンが僕にこう言ったわけですよ。


「まろん君は癒し系の顔で羨ましいわー。」


あのね、時代はこういう形のイジメにもっと厳しくせねばならんよ。おい、林、お前にはこれが汗に見えるだろ?バカ言うな。これはな、涙っていってどうしようもない怒りだったりそういう自分の許容範囲を超えたものに対して流れるもんだ。覚えとけ。


その日の帰りのことです。サティでは七夕かたなぼたか何か知りませんが、短冊にお願い事を書いて笹の葉に吊るす行事の日だったんですよ。えぇ、皆さんがお考えの通り書いてやりましたよ。小学生に混じって書いてやりました。恥ずかしくなんかないです。だって僕癒し系だもん。


「林さんがブサイクになりますように」


ここで何で僕を主語にして「僕がイケメンになりますように」と書かなかったの?と気付いた人天才。アンタ空気読めるって言われるだろ?あのね、まず1つにイケメンの林さんに僕と同じ立場になって欲しかったから。そうすればあんな一言は口が裂けても言わないだろうから。もう1つは僕がどうしようもなく手の施しようがないから。


だってドラゴンボール全部集めたわけじゃないし、神様とかじゃなくてただ天文学的距離の遠距離恋愛してるカップルが1年で唯一おセックスできるってだけでしょ?そんな避妊してるかも定かでない奴らに何で自分の将来を委ねられますか。


織「うわー、何か今年も色々変な願い事書いてる奴いるわー。」

彦「おいおい、これ見てみろよ。こいつイケメンになりたいらしいぜ。」

織「あちゃー、この顔無理っしょ。しかもコイツ20歳になってもウンコ漏らしてるし。」

彦「もういっそウンコになればいいのにね。」

織「もうこんなウンコ放っておいてセックスしちゃお。」

彦「だなー。」


アンアン


これを書きながら涙が一粒流れて行きました。まるで1年ぶりの再会を祝う流れ星のように。


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、とまぁこんな話をいつも色々お世話になってるバーのマスターに話したわけですよ。若干オカマ入ってるんですが、とてもいい人です。同じサークルの奴等で飲んでたんですが、皆この話を聞いて笑ってくれました。僕が流した涙は無駄じゃなかった。人間面白くてナンボ。


「あらー、でもまろんちゃんはホントに癒し系よー♪」


一気に酔いがさめました。よくぞこのタイミングで言い放ってくれたな、と。いいだろう。特別に僕が自発的にアンタを癒してやろう。僕ならどこでも癒されるんだろ?後悔すんじゃねぇぞ。


そう思った僕は皆がお腹いっぱいでたまたま少しだけ残っていた揚げ出し豆腐に目をつけました。よーし、これで癒してやろう。そう考えるのと同時に僕はおもむろにズボンの中に手を突っ込みました。そして例のプライスレスなチン毛を残り少ない豆腐の上に乗せました。今日のは特に刻み海苔に雰囲気が実によく似ている。あぁ、ドン引きしても一向に構わない。だって僕は癒し系なのだから。


そしてマスターにテーブルの上の皿を片付けてもらおうと呼んだところ、まさかのべっぴんさん店員登場。豆腐を見るや否や海苔にただならぬ妖気を感じたのか、めっちゃドン引き。僕の周りはもう寝たりしてる奴もいたから容疑者は僕一人。あぁ、それでも僕はやってない。


そんな雰囲気を打開してやろうと思ったので、お姉さんに「店員さんロビンに似てるねー。」なんて話を吹っかけても見事に無視。話しかけた僕ですら話しかけたことを忘れるぐらいの無視。まぁ、どうせ裏でガッツポーズしてるだろうな。だってロビン姉さんだもん。


本当に息苦しい飲み会を終えて、次の日は軽い二日酔いのままジムに走りに行きました。林さんは何か若い感じの人と話してました。勝手にしやがれ。なーんてへそを曲げていると、受付の女性が僕に駆け寄ってくるではありませんか。嬉しい。何か林さんに近づけた感じですっごく嬉しい。「まろんさーん。」なんて可愛い声で呼ぶなよ。


「先月の会費の振込みが確認できなかったんですが。。。」


ルネッサーンス!!


林さんも何か汚いものを見る目でこっちを向いています。こんなんだから織姫と彦星にバカにされるんだよなー。もう本当に人間やめてウンコになりたい。そんなことを思いながらロッカールームで着替えながら鏡を久々に見てみるとお腹に出てき始めたひきこもりの腹筋くんが結構見えてるじゃありませんか。何か無性に嬉しくなった。昨日のチン毛とか無視されたこととかイケメンにバカにされたことなんかキレイさっぱり忘れていますがな。簡単に言えば、腹筋に癒された。


もしかしたら本当に僕は癒し系なのかもしれない。