高橋朗磨のブログ 七転八起 

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弟子修行のこと、舞台の感想、大学生活その他もろもろ

 映画「夏の砂の上」を観ました。原作は松田正隆さんの名作戯曲です。

 大学の授業でも触れた作品だったので、楽しみにしていました。

 舞台は水の出なくなった夏の長崎。原爆のイメージが背景にあります。

 松田さんの文に加えて、オダギリジョーさん、松たか子さんはじめキャストがとてもよく魅入ってしまいました。静かな作品ですが、胸に迫るものがあります。ご覧になった方は原作を読んでみるのをお勧めします。


 

 先日、歌舞伎座の夜の部を観劇しました。今月は鬼平犯科帳と舞踊蝶の道行です。

 鬼平は昔、父親が故吉右衛門さんのテレビドラマを観ているのを時々みていたので、吉右衛門さんの舞台は観ていませんが鬼平の人というイメージがあります。

 その鬼平を甥の幸四郎さんがドラマで引き継いで演じており、今回歌舞伎座での上演です。

 今回のストーリーでは、本所の銕と呼ばれていた鬼平の若い頃が描かれていて染五郎さんが演じています。20歳ながらも、お父さんそっくりな台詞回しと派手な立ち廻りでハマり役だったと思います。

 全体的には歌舞伎の要素は薄く、普通の時代劇という感じでした。


最後に染五郎さんと團子さんの舞踊蝶の道行。現世で結ばれなかった若い男女が蝶となって、地獄の責苦にあうというストーリーです。

 恋の悲恋が見事に表現されていました。ラストに相応しい舞台だったと思います。

 若いお2人のこれからがとても楽しみです。




 暑い日が続いて、梅雨は何処へいったのかという気分です。

 先日(6月8日)座・高円寺2にて第22回マジックマイスターが開催されました。18組の出演者と大勢のお客様でとても盛り上がりました。今回僕は、陰陽水火術を披露しました。3年前に初めてマイスターに出た際も演じたのですが、その時は上手くいかなかったので、改めて今回出しました。幸い、大きなミスもなく終わったので一安心です。

 

マイスターの写真(撮影:藤山博士)

 ↓続きます






 今回のマイスターでは、大成兄さんの師範披露と藤山小太郎さんの名取披露もありました。節目の公演にご一緒でき、光栄です。

 先輩の姿をみて、自分も精進しなければと引き締まる思いです。 来年のマイスターでは、新しい手順を出したいと考えています。どんなものがみれるか、どうぞお楽しみに。

 

 国宝と歌舞伎座

 

 話題の映画、国宝を観ました。公開前から楽しみにしていた映画です。原作の上下巻を読み、このボリュームがどうなるのだろうと思いましたが3時間十分に楽しめました。 

 

 吉沢亮さん演じるヤクザの息子喜久雄が縁あって歌舞伎俳優の部屋子になり、女形を極める一代記です。芸か、血筋か。歌舞伎の世界をリアルに描いたというより、歌舞伎を通して1人の人間を映した濃厚なフィクションという印象でしょうか。 

 吉沢さんの所作はもちろん、渡辺謙さんや田中泯さんなど周りの俳優さんも素晴らしく見応えたっぷりです。

 

 歌舞伎繋がりで、先月の歌舞伎座から八代目菊五郎、六代目菊之助の襲名披露が行われています。

全演目観たいところですが、先月は娘道成寺を、今月は車引を観ました。

 娘道成寺は新菊五郎菊之助親子に、玉三郎さんが加わり華を添えています。 

 新菊之助くんの踊りが4階からでも惚れ惚れするような素晴らしさでした。 今月の車引では、打って変わって荒々しい梅王丸を演じています。11歳ながら目一杯の見得でこちらも素敵な舞台でした。

 今後がとても楽しみですね。


歌舞伎座の祝幕 菊で描かれた富士


 

 更新がなかなかできず、久しぶりのブログになってしまいました。

 この春から3年生になり、弟子修行も順調にいくと残り約1年半です。師匠のもとでは、手妻はもちろんですがスライハンドも教えていただきます。

 今は原点にもどって四つ玉を教わっています。これがシンプルながらも今まで気づかなかった部分も発見でき、良いマジックだなと感じています。常に初心の気持ちを忘れないようにしたいですね。


 先日観た舞台の話。開幕したばかりの劇団四季の海外新作、バックトゥザフューチャーを観劇しました。あの名作をどのように舞台で表現しているのかワクワクしていましたが、まるでアトラクションのような観劇体験でした。 呪いの子にも携わっているクリスフィッシャーさんが監修しており、イリュージョンの効果で驚くような場面が次々と展開されていました。



 第22回マジックマイスターのお知らせです。今回は大成兄さんの師範披露と、藤山小太郎さんの名取披露があります。ぜひ足を運んでいただけますと幸いです。

 6月8日(日)於/座・高円寺2 開演/16:30

一般3,000円 学生500円引、小学生以下半額

チケットご予約フォーム⏬







 一昨年(14日)、座高円寺2にて師匠のリサイタル『手妻の世界』が行われました。師匠は毎年、東京と大阪でセッションそしてリサイタルを開催しています。 

 今回はゲストに前田知洋さん、橋本昌也さんそして講談師の神田松鯉先生がお越しくださいました。元々、松鯉先生のファンだったので「松鯉先生に出ていただきたいです。」と師匠に話したところ、なんと実現しました。  


 まず第1部は師匠のスライハンドからスタート。カード、シンブル、ロープという素材を使ったとても綺麗な手順です。 ここ10年ほどは手妻がメインとなっていたので、燕尾服の師匠を初めて観たという方も多かったと思います。続いて橋本さんのFISM ASIAでも披露された演技。ファンの方も大勢いらっしゃり盛り上がりました。 前田さんは250年のオートマタを使ったカード当て。ひと味違った世界観になりました。


 ここで僕の金輪の曲をご覧いただきました。9月の福井、大阪から何度か演じていますが、まだまだ手探りな部分もあるのでより良い芸へと仕上げたいと思います。

そして松鯉先生の登場。「冬は義士 夏はお化けで飯を食い」という川柳がありますが、これは先生の師匠である二代目山陽師がつくったものだそうです。 義士伝と言っても、四十七士にまつわる銘々伝、義士を取り巻く人を描いた外伝などなど、300席以上もあるそう。今回はその中から「天野屋利兵衛」拷問にあっても秘密を守ろうとした男の話です。先生の人柄も滲み出るようで素晴らしい高座でした。袖から先生の高座を聴けてとても貴重な時間になりました。 その後、師匠との対談で50年来の付き合いの話を伺えました。


 第二部は手妻をたっぷりお楽しみいただきました。穂積ミユキさんの美しい袖卵に始まり、師匠の傘出し。 間に若狭通いの水と植瓜術という掛け合いの作品。こういった作品はマジック全体でも珍しいので、演じていて楽しいです。 ラストはもちろん、蝶のたはむれ。 盛況のうちに終演いたしました。 

 今回は、手妻も講談も初めてというお客様も多かったようですが、楽しかったという声をいただき嬉しいと思います。 来年もバラエティに富んだショーがお届けできるよう精進します。


フィナーレの一枚


憧れの松鯉先生と



昨日は、誕生日でした。20歳です。自分が20歳になるなんて大分先のように感じていましたが、気がつけばあっという間です。

特に実感はありませんが、新しい気持ちで修行と勉学に励もうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


第8回大阪マジックセッションご予約受付中です!

今回は素晴らしいゲストに加え、師匠の手妻をたっぷりとご覧いただけます。お近くの方はぜひお越しください。


ご予約フォーム⏬

https://www.quartet-online.net/ticket/8thosakamagic





ミュージカル、ビリーエリオットを観劇しました。ロンドンで初演され、日本では3度目の上演です。


音楽はエルトン・ジョンによる作曲です。原作の映画を観て感銘を受け、自ら舞台化を提案したそうです。


主人公は炭鉱町に暮らす少年ビリー。サッチャー政権に反抗するストの影響で町全体が不況で暗い雰囲気です。 ボクシング教室に通っていますが、ある日たまたまバレエ教室のレッスンに参加します。家族にも隠しながらバレエを続けます。


やがてビリーの夢が周りの大人たちにも影響を与えています。ビリーの真っ直ぐな姿に胸を打たれます。

 

バレエはもちろん、タップなどもあり、観ているだけでも負担の大きい役だなあと感じました。この役をできる子どもが4人もいるのに驚きです。


東京公演は10月まで。


当日のキャスト。




ハリー・ポッターと呪いの子を観劇しました。以前から観たかったのですが、今回運良くゴールデンスニッチチケットに当選したので行って来ました。 


赤坂駅に降りた時から世界観が広がっています。




当日のキャスト。




いよいよ開演。ハリーがヴォルデモートを倒してから19年後の物語です。ハリーの次男、アルバスをメインに展開していきます。ハリーがどんな父親になったのかも見どころのひとつ。


ロンドンで2部に分けて上演しているものを短くしているとはいえ、3時間を超える大作です。

スピーディーに展開していくので飽きることはありません。ストーリーに関してはあまり言ってしまうとネタバレになってしまうのでこの辺で。


そしてやはり見所は舞台で行われる魔法の数々。映画でもおなじみの魔法が舞台上で繰り広げられます。マジシャンとしても勉強になる舞台でした。

今、日本で観られるストレートプレイでは一番ベストな作品ではないでしょうか。ぜひ一度観劇されることをおすすめします。




第5回GIFT OF MAGIC いよいよ今週に迫りました!まだご予約いただけますので、ぜひお越しください。

ご予約⏬




事務所の向かいに山と樹さんというお店があります。お昼には行列のできる人気店です。


久しぶりに師匠といただきました。ラーメンも久しぶりです。

自家製の太麺でコシがしっかりしています。

暑い日にラーメンを食べるのも悪くありません。


高円寺にお立ち寄りの際はぜひお試しください。




 真夏日が連日続いています。ちょっと外へ出るにも危険です。周りでも熱中症で倒れたという話が聞こえてきます。気がつかないうちになってしまいますから、水分補給をこまめにしなければいけないですね。


先日、国立劇場が主催している歌舞伎鑑賞教室へ行ってきました。国立は閉場中ですので、新国立劇場など各地の劇場で開催しています。建て替えの目処がたたず空き家状態なのは疑問に感じます。やはり歌舞伎の為の劇場で観たいところですが…


今回は調布グリーンホール。演目は義経千本桜の川連法眼館の場、通称四の切です。


鑑賞教室ですので、歌舞伎の解説つきです。玉太郎さんが登場して、演目についてからどのような音楽が使われるのかまで丁寧に説明してくださいます。

休憩をはさみいよいよ本編。今回の公演では、いくつかの役がダブルキャストになっています。忠信は芝翫さんと橋之助さん。この回は橋之助さんでした。 




まずは川連法眼の館に潜んでいる義経のところへ本物の忠信が現れます。どっしりとした武士のカッコよさがあります。ここでその姿を印象づけないと後半の狐との対比がわかりにくくなってしまいますね。


義経から、供をしていた静御前はどうしたのかと訊かれますが、故郷から戻ったばかりの忠信は身に覚えがありません。 

そこへ再び忠信が静御前を連れてやってきたとの知らせ。静は「初音の鼓を打つと忠信が現れる」と話し、義経は静に詮議せよと命令します。


静が初音の鼓を打つと忠信が現れますが少し様子が違います。静が詰め寄ると狐であると告白し、「その鼓は私の親でございます。」といいます。


この場での忠信は狐ですから、機敏な動きをしたり特徴的な言葉づかいになります。橋之助さんの演じ分けが素晴らしかったです。


四の切は昨年も観ていますが、早替わりや宙乗りなどのケレンが豊富な二世猿翁さんの演出がもとの澤瀉屋でした。

今回の上演ではケレンの少ない音羽屋型です。見た目の楽しさというのはあまりないかもしれませんが、芝居をじっくり観れたという印象があります。


同じ作品でも、こんなに印象が変わるのかとおもしろい発見でした。


第5回GIFT OF MAGICご予約受付中です‼︎

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