地下室の手記 | 犬も冬はさむい

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読んだ本、映画などについての感想です。

ルームやフォトも充実させる予定ですのでぜひ御覧になって下さいませ。

地下室の手記/ドストエフスキー
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ドストエフスキーによると…ドストエフスキーの言うところの…ドストエフスキーも言っている…あぁ、エフスキーさんね…等等
 この世にはドストエフスキーを引用した文章が多すぎである。ということで、彼の作品の中でも一番薄いやつを読んでみた。

 物質主義、資本主義の時代における人間について描かれている。そのため現代にも通じる思想となっていて、自己投影してしまう。サリンジャーの「フラニーとゾーイー」など、他の現代作品にも同様のテーマを扱ったものが多い。
 モダンからデザインが変わらないのと同様に、この時代から人間の意識もほとんど変わっていないことがよくわかる。

 「ぼくは病んだ人間だ……ぼくは意地の悪い人間だ。およそ人好きのしない男だ。」と冒頭の部分からかなり病んでいる様子。
 この本を読むには取扱説明書をきちんと読み、用法、用量を守って服用する必要があるので気を付けたほうがよい。
 
 これを読んだあとに素直に「すいません、教えてくだい。」と他人に頭を下げるようになれるかどうかは疑問であるが、その点が重要なのである。