大きめの大学だと、AT一人が一つのスポーツチームを担当しますが、ここでは11くらい(?)あるチームを3人で手分けして担当するので、常にインシーズンスポーツを担当します。
私は、秋学期がバレーボールで、春学期はソフトボール。どちらも女子スポーツです。女の子は気を遣えるのでとっても働き易いし(選手に嫌な気分にさせられることが少ない)、男子よりも痛みに強ので好きです。
2週間前からソフトボール部は練習を開始し、その数日後に春学期も始まりました。
今学期からは授業も教えているのですが、時間配分とか難しいし、生徒が思っていたものの1.5倍くらい出来が悪いので、毎回予定通りに進めるのに必死です。
アスレチックトレーニングプログラム自体が緩ーくやってきたようで、私は解剖の知識にウルサイと思われているようですが、私が教えているのは必要最低限の解剖の知識だけなので、これをすっかり覚えられなければ今後出来ないことが山のように出て来てしまいます。
春休みの後はさらに難しい分野に進むので、今からすーーっごく不安。
ソフトボールの方も、練習開始早々から怪我人が増えていて、これからシーズンが始まったらどうなっちゃうのだろう、っていうか、シーズンが始まるまで選手の数が残っているだろうか?という不安でいっぱいです。
アメリカでソフトボールと言ったら、よく言えばぽっちゃり、見たままを言えば太った女の子のスポーツという印象が強いですが、勿論強い学校には例外がいるものの、うちの学校のレベルだと8割は太り気味以上の体格です。
そんな人たちが、X脚O脚でもってウェイトトレーニングやコンディショニングなどをしたら当然のように膝と腰がまずダメになります。
投球フォームなども特に指導されないまま高校でいいプレーをしてきた選手も多く、大学に来て練習量が多くなることで、肩も簡単に壊れます。
今まで肩の怪我でシーズン中にプレー出来ないことが多かったから、ということでオフシーズン中にずっとリハビリ兼コンディショニングをやっていた選手は、今のところ何の問題もなくプレーできています。
その子を見て、他の選手も「肩が痛い」と言って押しかけてきますが、ここまでにどれだけ作ってきたかが重要なんだけどなーという気持ちです。
体づくりというか、どれだけ自分の体に気を使えるかというのは、選手によって違うし、それもアスリートとしてのセンスの一つだと思います。体の変化に鈍感とか、痛みを種類わけできない選手は、リハビリの効果も半減。
なんか生徒の学習も選手のリハビリも似ているなと思います。
自分の内側をどれだけ細かい部分まで感じ取れるか。学生はそれができれば勉強している事の必要性が自ずと分かるだろうし、アスリートは全く働いて居なかった筋肉にもう一度神経を通してあげることができます。
その気付きがあれば、後はとにかく力を付ける作業だけですし、それもやった分だけ力になっていきます。
教師としてもトレーナーとしても、気付きへ導けるように上手な補助がでいるようになりたいと思います。
そんなことをしている中、我が母校アラバマ大学フットボール部は、2年ぶり14回目の全米優勝を果たしました。当然のように、チャンピオンシップゲームの前後はRoll Tideと呪文の様に繰り返しました。
今年の相手は、レギュラーシーズン唯一の黒星をもらってしまったLSU。
レギュラーシーズン中のゲームは、とにかくキッカーが狂った様に外しまくり、結果、その外しまくったキック一本分に相当する3点差で敗れていたのです。しかもどちらのチームもタッチダウンなしという、勝ちも負けも内容な試合。
メディアなどでは「ナショナルチャンピオンシップゲームで本当に強い学校がわかる」と言われていましたが、その通りで、本当に強いアラバマが、LSUには一点の得点も許さず、今回はキックも入れて、ついでにタッチダウンもとって、叩きのめす様に勝ちました。
この二校ともがSECという地区リーグに所属しているので、西や東や中部の学校からは、「なんでLSUに一敗しているアラバマがチャンピオンシップに出るんだ。自分たちを出せ。」とワイワイ言っていましたが、正直SECの今のレベルは、他のどのカンファレンスも到達できていないほど高いのです。オクラホマステイトがいくら一敗しかしていないと言ったところで、戦っている舞台が全く別だということに一日も早く気付いてほしいです。
西海岸の学校なんて更に酷く、UCLAのようなフットボールを知らないような学校が、カンファレンスタイトルに関わってきちゃうような、そんな悲惨な状況です。
今年LSUはアラバマ以外の学校は絶対に倒せなかったと断言できます。
だからナショナルチャンピオンシップゲームの組み合わせはあれで正解です。
ただLSUのみなさんにはこれも知っておいてほしいです。
You are the losers:-P