Chapter9 ロザリオの間

ロザリオの間の天井に付けられた水の天使像
46:11 建物の内部を見学するには、大人8ユーロ、日本円にして約1300円程のチケットを買ってゲートから中に入る。
46:34 正面右側の「信仰の扉口」から中に入ると、ガウディが生前に完成させた唯一の部屋、ロザリオの間がある。
46:53 ロザリオとは祈った回数を数えるために用いる数珠状の用具をさす言葉である。それはまた、聖母への祈りを連ねて唱えることで、聖母マリアに霊的なバラの冠を捧げる、という意味がある。
47:13 王冠をかぶった幼子のイエスを抱くロザリオの聖母。
47:18 左側にはロザリオ信仰の創始者、聖ドミンゴ・デ・グスマン、右側には聖女カタリーナ・デ・シエラを従え、周辺はバラなどの花々に囲まれている。楽園の中にたたずんでいるようだ。
47:37 マリアのウェーブの付いた細かい髪のディテールや、ロザリオをデザインしたアーチなど、とても細かい繊細な彫刻が施されている。
48:08 アベマリアの祈祷文の最後の言葉「我らが死を迎える時にも」の下には、瀕死のユストに、その苦しみを少しでも和らげようと産まれたばかりのイエスをかざすマリアとヨセフの姿が彫られている。イエスの頭の後ろには後光が差し、イエスが神の子である事を暗示している。
48:47 その横にはハープを奏でるダビデ、知恵者のシンボルとなったソロモンといった旧約聖書・列王記に登場するイスラエル歴代の王達の姿が刻まれている。
49:16 そしてこのロザリオの間には「Tentacion(誘惑)」という名の副題がつけられ、聖書にない現代的な彫刻が二つ、作られている。

49:30 その一つが、祈る少女のかたわらに金貨の袋を手にした魚の形をした悪魔がすり寄って行く姿だ。この魚の悪魔は、男性器を象徴した性に関する悪魔、ポージャを現していると言う。アナーキズムが吹き荒れた19世紀後半から20世紀前半にかけて、貧富の差が生み出した悪しき社会現象である売春が問題となった。もちろんそれは、キリスト教の唱える悪の最たるものだ。 悪魔は金の力で少女を誘惑しようとしている。しかし、少女はその誘惑に負けんとして一心に神に祈りを捧げる…….
Chapter10につづく..........
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ナレーションの収録時に使った原稿なのであしからず。 (=^_^;=)
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