245 レイジング・ブル ★★★ | ローリング・サンダー・レビュー

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レイジング・ブル [DVD]レイジング・ブル [DVD]
(2007/01/26)
ロバート・デ・ニーロキャシー・モリアーティ

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タクシードライバーのスコセッシ&デニーロコンビ。
ものすごく期待したがゆえに、うーむ、普通、という印象。
映画は基本的には全編モノクロで撮られている。
モノクロの映画はそれだけでやっぱり格好いい。
モノクロ&スローのオープニングなんてめちゃ良い。
画面作りもデニーロの凄まじい役作りもよいのだが、
イマイチ魂がのってこないのは脚本のせいなんだろう。
「なんであいつはわざわざ険しい道を行くんだ?」
このような問いが提起されていながら、
これに対する回答は一切触れられないどころか、
険しい道を行っていたデニーロもドロップアウトする。
あしたのジョーのように燃え尽きることはなかった。
あえて燃え尽きないという選択をしたのはいいが、
「わざわざ険しい道を行くこと」の意味を無くしたのは失敗だ。
男を、人間を突き動かす得体の知れないものの正体。
これを僕は垣間見たかったのだ。