![]() | 西の魔女が死んだ (新潮文庫) (2001/07) 梨木 香歩 商品詳細を見る |
だいぶ前に読んだ本だが、映画化されるということで、
間違って買っちゃう人がいるかもしれないので、
読むだけ時間の無駄、という意味でレビューしておく。
鬱気味の少女がおばあちゃんと生活して癒される、
というような話だが、読んで無性に腹が立った。
都会者が自然に求める癒しなど幻想でしかないことを、
どうやら作者は知らなかったらしい。取材力不足である。
そもそもこの鬱少女の描写がたまらない。
人間は、こんなアホな理由で鬱にはならんよ。
そして実に低俗な「癒し」「回復」「学び」。
ふざけるな。
これを読んで癒されるのは、
ヒーリングミュージック(「feel」とか)を聴いて、
なんだか癒された気になるネアカ人くらいだろう。
そんな下らない目的のために、
「暗さ」を商業利用しないでいただきたい。
すべてのネクラ人間に対する冒涜の一冊。
