歯が… 欠けました。

より正確にいうと、
日本で◯万円かけて治療した歯の一部が、欠けました。

ぽろっと、
歯磨いてたらば、
ぽろっと。

いや、初めての経験じゃないですけど、

一瞬、真っ白になり、
ぐるぐると、
ぐるぐると巡る思考…

ご存知かと思いますが、
海外って、歯科治療が尋常じゃなく高いです。
そのうえ、保険適用外。
(一応、歯科治療込みの留学保険に入って来ましたが、
完全カバーではなくて、自己負担額の割合が結構高いのです。)

日本でだって◯万円かかった治療、
一体わたし、どうしたらいいのでしょうっガーン

と、
歯に穴がぽっかり…

じゃなくて、
心に穴がぽっかり…

時は深夜1時半。

混乱のまま、在ロンドンH大学ガールズ会へ緊急HELPメールを送り、
とりあえずシャワーを浴び、頭を冷やすことにする。

…結論からいえば…
ガールズ会や保険会社や日系医療機関(法外に高い!)やらに
コンサルティングした結果、
とりあえずは、イギリスの地元病院に行って、
「簡易処置」がどのくらいのもんなのかを検討してみることに。

これは、週明けになるため、
現在、歯の穴と心の穴とともに生きています。

いやぁそれにしても。

「なんで!?」

ってことが起こる瞬間っていうのは、
つまり、
事件性がある瞬間ですけれども、
自分との対話が、独白が、
脳内を駆け巡り、
すべての景色がフラッシュバックして、
何だか、
ああ、
この世界にはわたし一人であり、
この世界はわたし一人で生きて行かなくてはならない、的な、
大げさなんですけれども、
そんな風に思いませんか。

よく、教育の現場なんかで、
「きみが主人公だ!」
なんていいますけど、
普段そんなことを感じられるのは稀で、
何だか流れにのって生きているような気がしなくもないですが、
あの瞬間、
欠けた歯が落ちた瞬間、
わたしは確かに、
わたしの人生の主人公でありました。

日本の保険会社に電話しているときも、
パリの支店に回されているときも、
日系の病院に電話しているときも、
はたまた地元の歯科医に初診のアポを取りに行き、
受付のお姉さんに「はぁ?!(名前のスペルが分からなくて苛立たれる)」と、
言われているときも、
わたしは確かに、
わたしの人生の主人公でありました。

はて、この歯の、
運命やいかに!!!!!!!!!!

続く。

…なんかそうやって考えると、
苦労も出費も、ストーリー的には、楽しい…よね?
$Rollingcatの越境レポート。
英国では、「ジェル」状のアリエールが売っているんですけれど、
変な形をしているんです。ボトルが。

計量カップが、分離型で上についている。
外して使う。
ボトルキャップは下についている。

イメージしにくいかもなんですが、
わたしはここ2ヶ月間ほど、
この、
「ジェル状の洗剤を、カップで計量して、洗濯機に投入して後、
べたべたするジェルが未だ残るカップを、
ボトルの上にまたつけ直さなくちゃならないこと」
に、非常に困惑しておりました。
(液状でもそうですが、計量カップって、洗剤のべたべたが残りますよね。
ジェルだと余計に、タオルで拭いても何しても、残るんです。
そして、なぜそれを、「ボトルの上」に再び置かなくてはならないのか?という。
つまり、ボトルに垂れ落ちて、ボトル全体がべたべたする。)

しかし。

わたしもメーカー勤務経験のある一般女子です。

プロダクトデザインという考え方がある以上(当然だけど…)、
この形にも、
このカップの位置にも、
何らかの意味があるに違いない、
まさか、
消費者がべたべたで不快な思いをするのを、
放っておくはずがない、
とは、
思っていたわけです。

消費者テストもするだろうし。

しかし。

2ヶ月の月日の間、
さっぱりどうしたものかも分からず、
コールセンターにかけるほど熱心でもないので、
諦めていたのですが!

判明したのです!

つい先日に!!!

UKで製造元にお勤めのR嬢とランチをした際、
ああそういえば思い出したと、
「あのですね かくかくしかじか あれって、
何の意味があってやっているんでしょう?」
とお尋ねしたところ、

「それはですね キャップごと、洗濯機の中に入れるのですよ」

えっ

な、なにっ!

キャップごと…?

聞けば、
ジェル状の洗剤を盛ったキャップを、
そのまま洗濯物と一緒に洗濯機の中に入れ、
洗濯し、
乾燥前に取り出すのだそうな。

洗濯物と一緒に回転していく中で、
洗剤がまんべんなく行き渡る工夫なんだとか。

解け残りとか、
シミとか、
そういう心配がないってことなんでしょうかね。

でも、そんなこと…
教えてもらわなきゃ分からないっ!

というわけで、
帰宅後さっそくにパッケージを再度確認してみると、
…うーん…
確かに、
絵をよく見れば、
キャップを、
洗濯機の中に入れているようにも見えるんだけれど…
$Rollingcatの越境レポート。

非常に分かりにくいです。
はい。

よくこんなんんでパッケージテスト通るなぁ…

こっちじゃ常識なのか?

いや、こんな形しているのアリエールくらいだし…

と、
新たな展開に驚くわたしでした。

確かに、洗濯物と一緒に洗った後、
キャップはきれいさっぱり洗われて、
ぴんぴんして、
出て来ます。

弾力性のあるプラスチック(シリコンみたいな)を使っているので、
壊れにくいようですが、
壊れた場合には、キャップを交換できるとか。

それにしても、
奇をてらったパッケージであります。

今日は天気がよかったので、
論文書きながら(…正確には、画面をただひたすら見つめながら…ショック!)、
シーツやらベッド周りのリネンを洗ったのでした。
「海外生活」の項目となると、
もはやありふれてしまって、なんの面白味もないけれど、
精神衛生上、愚痴らせてください。

銀行のおばちゃんが…
怖い…ショック!

怖かった…しょぼん

一応、こちらで銀行口座を開設し、
およそ3週間くらい前に、カードやら一式、届いていたのですが、
まだ使ったことがなかったんです。

で、本日、
学校からめでたく諸々前払金やらが戻って来たので、
それをこの銀行に預けようかと、
そして、
カードについては、使用前にactivationをしなくてはならない、
という注意書きは読んでいたので、
これも含めて窓口でやってもらおうかと、
のこのこ出かけたところ…

おばちゃん(以下、お)「あら、activationしてないのねっ!?」
(すべてが、「!?」で終わるような、「詰め」口調。)

わたし(以下、わ)「そうなんです、今日使うの初めてで。」

お「WHY? WHY? なんでactivationしてないのっ?」
わ「え…whyって… なんで?ってこと?(り…理由いるんですか???)」
お「そう、なんで? 
一緒に送られて来た書類に、immediatelyにactivationするようにって
書いてあったはずでしょ!?なんですぐにやらないの!?」
わ「ちょっとタイミングを逸してまして…」
お「(ため息)。書類にわざわざ◯×△△×●◎×△って書いてあるのよ!?」
わ「ちょっとやり方が分からなくって…」
お「だから、わたしが今言ったじゃない!!!!!!」
わ「…(鼻息が荒過ぎて何言ってるか分からなかった)」
お「もういいわ。書類確認し直して。で、どうするの、このお金?」
わ「いや、だからこの口座に預けたいと思ってて。」
お「ふん じゃ、口座番号は?」
わ「カードで出来ると思ってたから、控えてないんです。」
お「調べてあげてもいいけどっ!?」
わ「…お願いしまつ…」

取引は無事に終了したのですが…
終始、すごい剣幕で、
めっちゃ怖い。

いや、分かりますよ、悪い(?)のはわたしでしょうよ。
手続きがスムーズに進まないと、諸々問題もあるのでしょう。
事務作業も、セキュリティも。
注意不足は認めましょう。

でも…
でも…
でも…

わたしのお金預けようってのに…一体この仕打ちは…
しかも、
街中で、雑多な人たちが入り乱れる銀行ならまだしも、
大学構内の支店という、学生しか相手にしてないところなのに…
うぉーーーーーーーんしょぼん

あまりに怖かったので、
呆然となりつつも、
わたしがこういうシチュエーションに遭遇したときに発揮される
特有な自己防衛本能(「わたしの方が上手ですから。余裕ですから。」)が働き、
最後はにっこり、
「Thank you very muchラブラブ
と、満面の笑みコメントを残して帰って来たのですが、
思い返すほどに、理不尽さがふつふつと…

部屋に帰って、書類を見返してみると、
確かに、「immediately」って書いてあるんだけど、
でも、でも、でも…
「期限」書いてないもんーーーーっショック!
〆切書くのは、社会人の常識だもんーーーっプンプン

と、また意味の分からないいちゃもんをつけたい衝動に駆られたりして、
勢い余って、キッチンで鉢会わせた、フラットメイト(台湾の方)とその友人に、
一部始終をぶちまけたところ、
「うふふ あの銀行、”ベストサービスに選ばれた”とかなんとか張り紙してない?
 全く信じられないし。
 わたしも、すごく不愉快な経験したことあるから、口座閉めちゃったもん。」
「台湾じゃ…銀行でそんな嫌な思いすること、絶対ないし。」

…ですよねぇ…
ニッポンも、ないです。多分。

海外生活における、
ありふれた困難に遭遇した、
ありふれた午後でありました。