そういえば、『めがね』っていう映画、あったなぁ。
観たなぁ、もう、何年も前だろう?
と思って、調べたら、2007年公開。
うん、そんな前じゃないね?11年…。
それで、映画とは関係なくって、
先週の話。
いつもと違うめがねをして仕事に出かけたら、
その日に、何人かの方がたに、
「めがね、変えたね」
って言われて、
驚いたっていう、話。
結構… 見られてるんだな!という、驚きです。
「やばい(まずい)」
「はずかしい(うれしい)」
なんだか、ここ最近、鏡を見ると落ち込んだりしちゃったりして(「あー、こんなところにシミが!」「疲れた顔、してるなぁ…」)、
例えば、着ていく服がなかなか決まらないときも、ちぐはぐなコーディネートしちゃったなぁみたいな気分のときも、
でもまぁ、誰も、おそらくわたしの顔や格好やちぐはぐなんてどうでもいいわけで、
こんなに大事に捉えているのは、自分くらいなもんで、
大体みんな、自分の顔や格好やちぐはぐのことに忙しいわけで(あるいは、そんなことそもそもどうでもいい)、
そう、みんな、見てない、気にしてない。
自分が落ち込まなければ、それは問題でもなんでもないのさ。
だから、気にしない、気にしない、気にしない〜〜〜
なんて思って(思うことにして)、大手を振って(言い過ぎ)歩いてたんですが、
意外や意外、
結構、見られてるやん?
自分でも、違うめがねかけてること忘れてたくらいなのに。。。
(最近使っているPC用の(安い、ベネフィット重視)めがねを紛失したために、そんなめがねが世を席巻する前に買った、ファッション?めがねを引っ張り出して行ったわけです。)
ついでにいえば、先週は、履いてる靴にもコメントをいただいて(「それ、○○の靴ですよね!」)、
おお、結構、見られてる…
驚きました。
背筋の伸びる思いです。
(シミも疲れも、ちぐはぐもちょっと気をつけよう…)
でも、別に嫌な気分ではなくって、
それをきっかけに始まった会話が、とても楽しかった。
その、ものを買ったときの思い出。
を、きっかけに、
どうしてとか、なんでとか、そういう話が広がって。
お互いが、ものに対して持ってるストーリーをシェアして、
その時、どういう時間を過ごしていたのかとか、
どういう価値観で、お買い物してるのとか、ものを選んでいるのとか、
似たような関心があるんだなとか、わかって、面白かったり。
今度、欲しい情報が、入ってくるかもしれないなって期待したり。
これって、ファッションのひとつの正当な機能なのでしょうね、きっと。
忘れてた感覚ですが。
なんだか久しぶりに、わくわくした。
機能や価格や、「とりあえず、OK」のものや、気持ちや、スタイルもいいけど、
ストーリーがあるのも、やっぱり、いいんだよね。
ちなみに、そのめがねは、
12〜13年前に、銀座でOL(オツトメレディ)をしていた時に買ったもので、
お店に足を踏み入れた瞬間、店長さんと目が合って、
「そこに座って。あなたに似合うのが、ある」
と、持ってこられたものなんです。
自分で選んだのじゃなく、めがねに選ばれた…というところ。
(そんな感じで「選ばれた」ものが、他にもあと1本、引き出しのどこかに、眠っているなぁ…)
久しぶりに、あのめがね屋さんに行ってみたい気にもなった。
今の気分、今の状況で選んだものが、
10年後の自分にどう語られるのか…っていうのも、面白そう。