お盆といえど、カレンダーどおり、
といえど、
2つの原爆の日を越えて、の週末は、やはり夏休みの気分。
(山の日ができた時は、「こんな夏休み時期に祝日つくっても、ねぇ。どうせなら6月あたりに作ってもらいたいよねぇ。」とひとり悶々してたけれど、
いわゆるお盆休みのない会社にいて、昨年もこの時期に体調崩したりして、なんだかんだ、祝日あって、夏休み感あって、助かっている。。。)
図書館行って、予約していた本を受け取る道すがら(通路すがら?)、
誰かから返却されたばっかりっぽい田辺聖子さんの『甘い関係』を見かけて、
その、いかにも夏休みっぽい表紙と、いい感じのタイトルに惹かれて、
「ジャケ借り」した。
のも、夏休み風マジック。
レモンの、表紙で。
眠いのに、眠れない、
山の日の夜中に、
ベッドの上で、一気に、読んだ。
女の話、
若い女の哀れと、楽しみが、
イキイキと、
ランランと、描かれている話。
読んだ後に、1975年の作品と知り、
ふっくらとした気持ちになる。
生まれる、前!
古くて新しい、新しくて古い、
つまり、何も変わってないというべきか、
それは悲しいのか、美しいのか。
でも、時を超えた、友情を、
おばちゃん、とか、おばあちゃん、たちと育むことができるのでは、
という希望は、
ほんのりと、ふっくら広がるわけで。
(女性の年齢設定は、確かに、現在より10歳くらい、若い。つまり、もっと若いうちに、結婚したり、女性の価値がどうこうっていうことを感じさせられたりしていたのだということでしょう。)
恥ずかしながら、
田辺聖子さんの本は、一度も読んだことがなかった。
(恥ずかしながら、などと言って、実際作品を読んだことない作家さんの方が、読んだことあるのより、圧倒的に多いのだ。)
また、読んでみよう。
しっとりとした、元気が、湧いてくるような。
人生の先輩が、感じてたこと、直面してたこと、
悩んでたこと、幸せ感じてたこと、
プライベートな話を、なんとなく、話してもらいたい。
そんなブーストが必要な夜に。
…ちなみに、
予約していて、取りに行った、「本命」だった方の本は、
オードリー若林正恭(まさやす、と読むと初めて知った!)さんの、『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』
でした!
全然、違うなぁ。
人生、ジェンダーもジェネレーションも超えて、
いろいろ、あるよね、って。
こっちも、
読もう。
いいな、夏休み(風)。。。