実家の母から、荷物が届きました。

おばあちゃん家の野菜と共に
荷物の一番上に置かれてあったのは
庭に咲いた、菊の花で。


こういうのを
きっと、サプライズという。


大げさな仕掛けのものでなく、
ひねた言い方をすれば、
驚かせようと、仕組まれたサプライズでなく。

彼女の、なんの気なしの
あぁ多分、
きれいに咲いたから送ろう、とか、
ちょっと手元にあったから、とか、
自分の好きな花だから、とか。
(彼女は、菊の花が好きという、
何とも地味な、愛すべき女子なのです。)


こういうのに、
何の気なしが、
空間を超えてやって来て、
わたしの手元にあって、
自分が、ふと、驚いたとき、
サプライズ、
してやられた、
と、思うわけで。


言葉でも体でも
完全には表現もコピーもできない、
感覚的な、愛情とか、思いやりとか。

心の一部を、お裾分けしたいと思い、
それが、ピピピと、交信されたとき、
心の一部が、すっと届いて来るとき。


こういうコミュニケーションの形。


愛すべき、交信の形。
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