雨の日は、
しっとりしていていいなぁ、
と、思う日もある。

じっとりしていて嫌だなぁ、
と、思う日もある。

今日は、前者。
恐らく、昨晩ワインを飲んで、ちょっぴり気だるい気分の朝には、
ちょうどよい暗さと湿度と、
音、なのだろう。

二日酔いに日照りは、
ちょっとロマンチックじゃない。

なんて、
ふわふわ思いながら電車に揺られる、
その一方、

雨降りは、
歩き方とか、荷物の持ち方とか、
何だか人の動きをがさつにするのも事実。

朝、わたしは、
自分の前をガサガサ歩く女性の、
あまり可愛くない、
っていうか可愛くない、
パンツを見てしまった。

きっと彼女は、
雨にベタつく洋服や、
傘の煩雑さにイライラして、
急いで鞄を捲し上げたので、
後ろで、あまり可愛くないパンツが丸見えになっていることには
微塵も気が付かない。

…ワイン飲んで気だるくて雨な…
ロマンチックな朝じゃないっ!

日常において、
完全なロマンチックに浸るのは難しい。

それは、
わたしの周りには、
わたしじゃない人たちの、
必死な日常があるから。

うん…
せめて可愛いパンツを、
穿こう。

そう思って、
あまりロマンチックじゃない仕事に、
ふわふわ向かった朝でした。