今回はおなじみ「リサイクルトナー」の話。
いわゆるリサイクルトナーは価格も安くて
環境美化に貢献した気分になれていいものに思えがちですね。
でも本当にそうなんでしょうか。
私は業界の人間でありますが、リサイクルトナーを一生懸命
販売することはしていません。
リサイクルトナーに対しての是非は正直どちらとも言いがたい、です。
メリットはやはり価格の安さ。純正品の半値以下なんてのも見かけます。
しかし、トナー容量は結構いいかげんなものです。
あるお客さんは 「ウチはトナーを月に2本は消費するので
相当な枚数を出力するよ!」と言いながら
実際はトナー一本の目安枚数の6000枚にはほど遠く
1000枚強でしかなかった、という事例がありました。
月に12000枚出力していると言いたかったのが
実に2~3000枚ほどしか出力してなかったのですね。
価格が3分の1や4分の1でも出力可能な枚数も3分の1、4分の1であれば、
質の悪い出力をする分だけ、リサイクルが損!といえなくもありません。
また、環境美化の件でもメーカーは純正品をしっかり回収して
再利用できるパーツは再利用しています。
リサイクルだからエコ、と一概に言えないような気がします。
ところで保守契約をしながらバリバリのリサイクルトナーを使用している、
という会社も少ないと思います。
リサイクルトナーを使用している会社は
製品を大事に使う、というよりは本体が壊れたら
買い換える、といった考えである傾向が強く、
この意味では逆にちっともエコではないともいえますね。
トナー込みのカウンター料金式複合機でわざわざ
リサイクルトナーを使う人はいませんので
リサイクルトナーは基本レーザープリンタ、レーザーFAX用です。
これら単体製品は次第に「複合機」にとって代わられる流れにあると思いますので
意外と「リサイクルトナー」市場というのは縮小していくのかもしれません。
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