やろうとしてたけど出来ず終いだったことに
「マジでミサンガ編む」
というものがある。
小学生の頃は三色三つ編みぐらいが限界だったが、ネットの普及やら大人になり、理解度も熟成された今なら相当の編み方が可能ではと満を持して挑戦。
案内には「初めての方は3時間ぐらい掛かります」と示していたので
それなりの覚悟で挑んだのだが、悪戦苦闘の結果
7時間ぐらいかかったんですけど。。。
「編み物」というものを完全にナメてました。
恐らくミサンガは規模としてもそこまで大きくもないし、編み物業界では比較的安易なカテゴリーだと思うが
それでも私にとっては「修行」のような作業だった。
1ブロック編み上げるだけで肩が悲鳴をあげて、少し休憩して・・・・
ってのを100ターンぐらい繰り返す。
全く同じ工程を繰り返すような単純作業ならまだいいが
柄モノは変則的な工程もたまに入ってくるので、惰性で作業していると
完全に間違った方向で進めてしまって、正解ターンまで糸を解くとか。。。涙
そんな困難を経て編み上げた感想は唯一つ。
二度とやるかぁっ!!!
そして少し難易度を下げて、別の柄で挑戦するも
作業時間ほぼ同じ。。。。涙
ただ、2本目を編んでいるうちに単純に「辛さ」だけでなく
編みこむとき、網目を締めるときだったりの「丁寧な心」みたいなのに
無意識の快感を覚えて(完成後に気付かされる)
時間を忘れて没頭してしまったり。
熟練度に影響されるのは間違いないのだが、ちょっとした丁寧な思いが
意外と作品の出来に繋がったりというのが3本目を終えた今はっきり見て取れた。
当たり前のことだが、一種の「作り手」である一人として
編みこむひとつひとつにしっかり心を込めていないと、出来上がりに必ず不満なところが出てきたり、何だか納得のいかないものになったりとなるように
自分のソングライティングにも、もちろん試行錯誤の繰り返しで完成させていくが
もっと細かいポイントで思いを遣っていくのも大事だなと。
早さも大事だが、納得のいく作品に出会いたい。
焦らずじっくり丁寧にです。
人と人との繋がりも同じようなことが言えるかもしれませんね。
某有名中島さんも似たようなこと仰っていましたね。
雑に編んだら、雑に対応していたら、おそらく雑な関係にしかなりません。
いきなりバスッと改めるのは難しいかもしれないが
綺麗なミサンガの模様のように
音楽作品も、人間関係も納得いくものでありたい。
