最近話題になっている「CD踏みつけ動画」
女性ストリートミュージシャンの物販(CD)を購入後に、目の前で踏みつけるという内容。
なかなかに惨い内容なので、話題を知ってしばらくは私自身も観るのをためらったぐらいだ。
CDを踏みつけた人(以後▲とします)は
「許可のない場所でのストリートは迷惑行為」として常に唱えていたみたい。
そういう輩を見つけては警察に通報したり、自身が注意したりしてると。
今回はその裁き?として行った行為だそうで。
確かにストリートに対しての理解は人それぞれだから、▲さんみたいな考えの人は少なくない。
ただ制裁としては行き過ぎたかなぁ。。。。
同業者としてはアーティストさん(以後●とします)の心中は痛いほど察します。
ストリートの許可を得る手続きなんて結構な労だと思うし
許可のある場所でやることも限られた一部(場所も人も)だったり
毎日出来るような手軽さではなくなってしまいますからね。
私もストリートしてた時は数々の罵声を浴びせられましたよ。
今回はそんな罵声どころのレベルじゃないですからねぇ。
本題はここからです。
SNSにてその話題の動画がみるみるうちに拡がって、まず▲さんへの注目が集まる。
言うまでもなく誹謗中傷の嵐がうずまく。
そこから被害にあった●さんが誰なのかという捜査がはじまり、はっきりした後●さんへの注目も集まる。
こちらは応援の後押しがうずまく。
●さんを全く知らない人でさえ、●さんがどんなビジュアルなのか、どんな歌を歌うのか興味がわく。
良いなと思ったからCDを買う、もしくはこの先応援しようと決意する。
●さんの注目が集まったと同じタイミングで▲さんが「●さん推し(ファン)である」を唱えだし
「売名行為成功」などとつぶやき始める。
(ここから推測)
つまりは「私はアーティストとグルでこの動画を作りました」的なニュアンスにして●さんを悪者にさせようとする。
後にこの話題はテレビでも取り上げられるようになった。
ものすごく冷めた見方にすると、
「お金貰ってCD踏まれただけでものすごく注目されて、さらにTVで取り上げられるってめっちゃラッキーやん。」
っていう風にもなるんですよね。
もちろん、経験者としてそんな見方は出来ませんが「そんな風にとられる可能性も十分にある」ということ。
恐らく「グル説」もこの先拭えないと思います。
所詮30秒の情報、100字程度の文章、画像だけでは何もわからないんですよ。
ただ、その情報のインパクトだけで一瞬にして世界を回っていくんですよね。
そのインパクトが善か悪かを勝手に自己判断して、勝手に揺さぶられて。
真実を確かめることもなく勝手に忘れ去って。
今回はストリートという共通部分があったので綴ったが
似たような話は今まで沢山あると思います。
「芸人の審査員ディスり」「予告犯罪」「危険運転」
パッとみて悪質そうな情報に揺さぶられる。
発信する側は何を期待しているのか全く理解できないが
SNSにあるそういう特異な「遊び」があるという現実に注意したい。
ネガティブなことに使うのでなく、バカバカしくも幸せな事に使いたいもんです。
2019年
2/10(日)@池田DAYZ
mailto:rolling.guitar.1280@gmail.com
までお願いします。