「ふっくりんこの日」にふっくりんこを食べる | 美食家じゃない人の食ログ集積所

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美食家ではない。
ただ食べるのが好きなだけ。
そして、どうせ食べるなら美味しいのが食べたい。

敢えて名乗るなら、「多食家」かもしれない人の食の履歴です。

「2/9はふっくりんこの日」

だそうなんです。

ふっくりんことは、北海道米の品種の一つです。
新幹線の新函館北斗駅では田んぼアートが観られるのですが、まさにこの辺りが一大産地となっています。

私は普段ななつぼしを食べているので、今回はふっくりんこをスポットで購入することにしました。


特別栽培米です。

贅沢したものですね(笑)。
上森米穀店(旭川市)が12月に精米して真空パックしたという、もちろん昨年(令和5年)の新米です。
量は2合。

ココノススキノの2ndオープンで「北海道四季マルシェ」がオープンされてまして、店を覗くついでに購入したものです。

ということで、2/9に開封して炊きました。

19時半過ぎてました…(ノ∀`)

それは夕食ではなく夜食になるのよ。

新米なので水は気持ち少なめに。
これでも少し多い気がしなくもない。

30分吸水→早炊き→10分の蒸らしで、21時過ぎになりました。

良かった…ふっくりんこの日のうちに食べられました(笑)

普段そこまで本気でお米に向き合っていないので(笑)普段のななつぼしとの比較で感想を書きます。

粘りが強くてもっちもち。
口の中に入れた時、まず最初に糊の強さがきて、続いてご飯つぶのもちもち感が立ち現れてきます。

ななつぼしも粘りはある方だとは思いますが、レベルが違うんですよね。

粒自体は潰れずしっかりと形を持った状態で粘りを感じることが面白いです。

夕飯は、このご飯と、お椀の写真の後ろにある筑前煮(買ってきました)とお味噌汁で。

ふっくりんこそのものは「ザ・米!」のような味は弱めに感じられます。なので、味が濃いものと合わせると味覚の上では負けるように思います。
でも食感は消えないですね。
これはおかずを抱きとめて支えるタイプのお米かもしれません。

(なお、この筑前煮はお出汁が効いてて濃すぎなかったので、そこまで味は負けていませんでした。)

何気にふっくりんこは、飲食店での採用率が高いお米です。それはたぶん「米を喰った感」以上に「米がないと到達できない食感を、おかずを邪魔しない状態で感じさせてくれる」ことにあるんじゃないかなと思います。

ごちそうさまでした( ´∀`)

こうやって、たまにお米の銘柄を変えてみるのも面白いですね。

同じような形で食べ比べできるお米がないかな、と探したら、北海道米(特別栽培米)の4種食べ比べというのを発見しました。

蘭越と知内でとれた特別栽培4種(ふっくりんこ、ゆめぴりか、ななつぼし、きたくりん)のようです。この辺押さえておけば、近年の北海道米のトレンドを語れますね。


 

また、北海道米からは外れるんですが、石川県宝達志水町が、先の震災で銘柄が混ざってしまったお米を「復興米」としてふるさと納税の返礼品にしています。


コシヒカリを始めとした米どころ石川県のお米がブレンド米に…というレアな状況が楽しめる、またとない機会です。もちろん、機会は今回限りであるべきなんですが(これ以上災害起きてたまるか)

こんな風に、美味しく支援をするのもいかがでしょうか。