昭和59年12月10日 月曜日 雨
朝から雨が激しく降る中、私はレインスーツを着込んで荷物をパッキングして午前10時に高知の筆山ユースを後にした。
雨が降りしきる中55号線で東へ向かって走った。
高知からしばらく内陸を走ると眼前に雨に煙る土佐湾が広がりそれからひたすら海岸線で室戸岬に向かった高知から室戸岬までの55号線は緩やかに湾曲する道路で走りやすかった。
右手に太平洋を望みながら雨に打たれて走り続けた。
どの辺まで来た頃であろうか雨が上がって日が射してきた。
室戸岬に到着した。
と言うかここが岬?って言うぐらいにあっさりと通過してしまうところであった。
周りは岩場で岬という感じがしなかった。
国道が岬の先端まであるからであろうか何だか岬の実感がなかったのである。室戸岬をしばらく見てから再び単車に乗り海岸に緩やかに延びる55号線を小松島に向けて走った。
右手には太平洋を望みながら緩やかに延びる55号線は走りやすかった。
どこまでも太平洋が続くが曇天で水平線は霞んで見えた。
室戸岬から40キロほど走ったところに宍喰町と言う町があり、そこは入り江のようになっていてそこから望む太平洋は良い景観であった。
右前方に見える竹ヶ島と陸地と太平洋の配置が何とも言えなかった。
この宍喰町からの景観を楽しんでから私は再び単車で走り始めた。
海部町を過ぎるとやや曲がりくねった海岸線になり牟岐(むぎ)町にて55号線と海岸線の有料道路、南阿波サンラインと分岐がありこの2本の道路はほぼ並行して走り日和佐町で合流して55号線となる僅か10キロ程の有料道路であった。
私は55号線で若干内陸寄りを走り日和佐町にて55号線と県道に分岐していて県道が海岸線なので県道の海岸線を走った。
この県道は良い感じにコーナーが続き由岐町で県道は55号線と合流した。
由岐町から55号線で若干内陸を走る形で阿南市を抜けて小松島まで来た。
徳島の小松島にあるユースに到着したのは午後4時であった。
雨に打たれての走行であったが道路状況が良く順調に走れたので今日の走りはそれ程の疲労はなかった。
