思い出なるままに 本州編前編 ~6~ | のんびり行こうよ どこまでも 

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 昭和59年10月22日月曜日午前9時半

天候は晴れ時々曇りといったあまりさえない天気の中荷物をパッキングして、昨晩仲良くなったイスラエルと日本人の観光客に別れを告げて世話になったペアレント(ユースの管理人)さんにたちに見送られながら青森県の十和田湖を目指して走り始めた。


花巻温泉郷を後にして国道4号線に戻り再び北上を始めた。


盛岡市街を通過して4号線をしばらく走ると左前方に綿帽子をかぶった岩手山がそびえて見えた。


なかなか優美な山だなと私は思った。しばらく走ると石川啄木のゆかりの地の渋民を通った。この渋民は私が高校時代に現代国語の授業で学んだ時に記憶に残った地名で私にはとても懐かしい気持ちのする場所でもあった。


 私は畑と農家しかない、のどかで美しい風景を楽しみながら単車を走らせた。


一戸、二戸までは岩手県で青森に入って三戸、五戸と北上をして十和田市に入った。  いよいよ十和田湖だ今回の旅での本州の折り返しに来たなと私は思った。

 十和田市で左折して102号線に入って奥入瀬渓流を目指した。河川伝いに緩やかに曲がっていく道路はあたかも山の中に吸い込まれていくように山に向かって延びていた。

 二叉路を左に曲がると奥入瀬渓流に沿って102号線は小気味良いカーブを描いて伸びて行く、紅葉のトンネルの中を右手に奥入瀬渓流を見ながらの走行は実に気持ちが良かった。

 奥入瀬渓流には渓流沿いに遊歩道が完備されていて十和田湖畔までの約12キロを散策できるようになっている。私は要所要所で単車を降りては記念写真を撮りながら十和田湖畔までゆっくりと走行した。



のんびり行こうよ どこまでも 

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十和田湖畔は観光客と観光バスで賑わっていた。夕方をまわって気温も低く寒いのでお土産屋に入って少し休んでから奥入瀬渓流沿いにあるユースに向かった。


午後6時半にユースの駐車場に着いた頃には陽が落ちて薄暮れていた。


ユースの駐車場にはバイクや車がかなり停めてあった。今日は宿泊客が多いなと思いながらパッキングを解いて荷物を担いでユースの受付に行った。


 夕食の準備は出来ないと言われたので荷物を部屋に置いて近くの食堂まで行くことにした。


 近くの食堂と言っても渓流を6キロほど下流に行った二叉路に一軒あるだけなのだ。


食堂で定食を食べてユースに戻り私は宿泊者の多さに面食らった。


その日の宿泊者は15人もいて常連客もかなりいたのだ。

ユースのペアレントさんから奥入瀬渓流の見どころなどの紹介をしてもらい、私は宿泊者たちとしばらく談笑して床に就いた。