襖の日。
東京都中央区銀座に所在し、内装材料全般を取扱い、襖紙や壁紙等を制作販売する、中小規模の事業者の協同組合等で構成される全国組織団体、日本内装材連合会が制定。日本建築の中に育まれてきた「襖（ふすま）」の建具としての長所、伝統文化財としての価値、工芸品としての素晴らしさを多くの人に知らせ、襖を末永く愛してもらうことが目的。日付は、10月が住生活月間であり、戸を葦戸から襖に変える時期で、10日は和襖の芯が組子であり、「十」が組子の骨の交差を表わしていることから。襖は、木等でできた骨組みの両面に、紙や布を張ったもので、それに縁や引手を付けたもので、和室の仕切りに使う建具の1つである。元来、現在の襖（襖障子）も含めて障子（遮るものの意）と言った障子という言葉は、中国伝来であるが、「ふすま」は中国にも朝鮮にも無く、日本人の命名である。「ふすま障子」が考案された初めは、御所の寝殿の中の寝所の間仕切りとして使用され始めた。寝所は、「衾所（ふすまどころ）」といわれた。「衾」は元来、「ふとん、寝具」の意である。このため、「衾所の衾障子」と言われた。さらには、ふすま障子の周囲を軟錦（ぜんきん）と称した幅広い縁を貼った形が、衾の形に相似していたところから衾障子と言われた、等の説がある。「襖」は、衣服のあわせや綿いれの意で、両面が絹裂地張りであったことから、「ふすま」の表記に使用された。襖の原初の形態は、板状の衝立ての両面に絹裂地を張付けたものであったと考えられる。この衝立てを改良して、框かまちに縦桟横桟を組み、両面から絹布等を貼って軽量化を図った。後に、隠蔽性の高い厚手の唐紙が伝来し、障子に用いられて普及していくが、襖障子と唐紙障子は混同され併用されて、絹張りでない紙張り障子も襖と称されていく。一応、正式の客間には、白地、又は襖絵が描かれたものを用いて襖障子と称し、略式の居間や数寄屋風の建物には、色無地や小紋柄を木版で刷った唐紙を使用し、唐紙障子と称したようである。
萌の日。
東京都豊島区東池袋に本社を置く、「ZOOT NEXT」のサービス名でインターネットサービスプロバイダ（インターネット接続事業）業務等を手掛ける企業、株式会社インターリンクが制定。2014(平成26)年に誕生したドメイン「.moe」の普及促進と、二次元（アニメ・漫画のキャラクター等）や、人以外の三次元（動物・フィギュア・電車・城等）に「萌の告白」ができる日、としている。クールジャパンの1つでもあるオタク文化の中で、好意を表わす「萌」は、海外でも親しみを持たれている漢字である。日付は、10月10日の「十月十日」を並び変えると「萌」の字に見えることから。
JUJUの日。
ソニーミュージック所属のアーティスト「JUJU」（ジュジュ）。その名前から、「10」と「10」の語呂合わせとなるこの日を記念日に制定したのは、音楽事業会社の株式会社ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ。「JUJU」は、2007(平成19)年10月10日にファーストアルバム「Wonderful Life」をリリースした。なお、株式会社ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズは、2014(平成26)年4月1日、東京都千代田区六番町に本社を置く、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ（レコードレーベル[レコード会社により分けられた個別のレコード事業部門]ビジネスグループの7社が合併して設立された企業）に吸収され、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズの社内レーベルとなっている。
ジュジュ化粧品の日。
大阪府茨木市豊川に本社、大阪市中央区道修町に大阪本部を置き、「明日も輝く笑顔とともに」をスローガンに、笑顔の似合うセルフ化粧品を作り続けている化粧品メーカー、ジュジュ化粧品株式会社が制定。1946(昭和21)年の創業以来変わらない「笑顔のそばにジュジュ化粧品がありますように」、との想いが込められている。日付は、10月10日の「10」と「10」で、「ジュ(10、十)ジュ(10、十)」の語呂合わせから。
愛しとーとの日。
福岡県筑紫郡那珂川町（2018[平成30]年10月1日に単独市制を施行し、福岡県那珂川市となる）今光に本社を置き、基礎化粧品・下着・健康食品の企画、製造、販売等を手掛ける企業、株式会社愛しとーとが制定。自社製品やサービス等を通して、愛を届けることが目的。株式会社愛しとーとは、直営のレストラン事業も展開しており、佐賀県唐津市でコラーゲンバイキングレストラン「愛しとーとごはん」や、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町で「五ケ山豆腐」を運営している。日付は、社名を「愛しとーと」とした2014(平成26)年10月10日を「141010」として、「愛(I)し(4)とー(10、十)と(10、十)」と読む語呂合わせから。
ドットライナーの日。
大阪市東成区大今里南に本社を置く、文房具やオフィス家具、事務機器等のメーカー、コクヨ株式会社が制定。はみ出しや糸引きがなく最後までスムーズに使え、のりムラや引直しがなく、きれいに塗れるコクヨ株式会社のテープのり「ドットライナー」の良さを、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、「ドットライナー」はのりがドット（ = 点）状に粘着する特長を持つ商品なので、10月10日の「10」と「10」を、「ドッ(10、十)ト(10、十)」と「点(10、ten)」にかけた語呂合わせから。
今の日。
東京都世田谷区用賀に所在する、洋服、服飾雑貨、ジュエリー等の製造・販売を手掛ける企業、株式会社DoCLASSE（ドゥクラッセ）が2017(平成29)年に制定した日。株式会社DoCLASSE（ドゥクラッセ）が掲げる「実年齢の"今"を生きることを大切にしてほしい」との願いが込められた日で、ありのままの年齢を美しく表現することの素晴らしさを、多くの人に伝えることが目的。日付は、「10」を「今（い[1]ま[0]）」と読み、それを重ねた10月10日を記念日に。洋服等を販売する株式会社DoCLASSE（ドゥクラッセ）は、日本各地に店舗があるが、インターネット販売も行なっており、サイズや商品イメージが違っても、返品・交換が可能で、安心してショッピングすることができる。
ドラムの日。
東京都千代田区神田神保町に所在する音楽関連出版事業会社、株式会社リットーミュージックが発行する月刊ドラム専門誌、「リズム&ドラムマガジン」が2017(平成29)年に制定。ドラムの楽しさをもっと多くの人に知ってもらい、ドラマーが盛上がる日、とすることが目的。日付は、10月10日の「10」と「10」を、「1（スティック）0（太鼓）1（スティック）0（太鼓）」として、両手のスティックでドラムを叩いている姿に見えることから。ドラムセットは、大小様々なドラムやシンバル等の打楽器を、1人の奏者が演奏可能な配置に纏めたもので、通常椅子に腰掛けて演奏する。主にポピュラー音楽で使用される。ドラムセットに組込まれる打楽器類の種類や数は、奏者の好み・音楽的方向性・経済的事情等により多種多様である。
テンテの日。
東京都渋谷区猿楽町に本社を置き、様々なオリジナルのティッシュボックスカバーを揃えたブランド「tente（テンテ）」を展開する服飾雑貨等のメーカー、株式会社ヘミングスが制定。株式会社ヘミングスでは、十人十色の言葉のように、それぞれの人の好みや部屋のカラー、インテリアにふさわしい素材やデザイン等を揃えた「十人十色tente」を開発している。日付は、10月10日の「10」と「10」で「十人（テン、ten）十色（テン、ten）」の「テンテ」と読む語呂合わせから。
やわもちアイスの日。
三重県津市高茶屋に本社を置き、「井村屋あずきバー」等の人気製品で知られる菓子メーカー、井村屋グループ株式会社が制定。日付は、井村屋グループ株式会社の「やわもちアイス」に用いられる、「米」や「あずき」等の、古くからハレの日に使われてきた、農産物の収穫の時期に感謝を込めて10月。「やわもちアイス」の容器を横にして、アイスとあんを「1」に、丸いもちを「0」に見立て、「1」と「0」を合わせて10日としたもの。和スイーツアイスの「やわもちアイス」を、多くの人に味わってもらうことが目的。「やわもちアイス」は、柔らかなもちと濃厚なつぶあん、ミルクアイスの組合わせを楽しめる、ぜんざいスイーツである。創業1896(明治29)年、和の井村屋が、新しい和風スイーツとして展開している。もちは、井村屋独自の新技術で、冷凍下でも柔らかく、弾力のある食感に仕上げている。また、もちは食べ易い大きさで、アイスはもちやつぶあんの美味しさを引立てるような甘さになっていて、日本人の大好きなもちを、子どもから大人までゆっくりと美味しく味わえる上、和の魅力も感じられるカップアイスとなっている。