10月1日 記念日 その11 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

デザインの日。
1959(昭和34)年10月1日、通商産業省デザイン奨励審議会が設けられたことを記念して、1990(平成2)年に通商産業省(現在の経済産業省の前身)等が制定したもの。デザインに対する理解を深める日。デザインは、日本語では「設計」にも当たり、「形態」や「意匠」と訳されてきたが、それだけに限らず、人間の行為(その多くは目的を持つ)をより良い形で適えるための「計画」も意味する。狭義には、設計を行なう際の形態、特に、図案や模様を計画、レイアウトすることで、芸術、美術的な意味を含んでいる。美術を実用品に応用するため、応用美術とも言う。また、商業的なデザインを商業美術とも言う。 
ひろさきふじの日。 
りんごの晩生種、「ふじ」よりも1ヶ月早く熟す着色系枝変り「ひろさきふじ」は、1996(平成8)年10月1日に東京都中央卸売市場の1つで、東京都大田区東海にある東京都が管理する公設卸売市場、太田市場(青果物や花卉の取扱量は日本最大とされる)に初めて上場し高価格で取引され、早世ふじブームを巻起こした。今でも「日本一早いサンふじ」として、10月1日に初セリが行なわれることから、そのブランド化に取組んできた、青森県弘前市城東北の「つがる弘前農業協同組合・ひろさきふじの会」が制定。1962(昭和37)年に品種登録されたリンゴの品種「ふじ」の平均的な大きさは、野球ボール程度の大きさである。糖度は約14%から約16%で、賞味期限が長く、室温で約4ヶ月、冷蔵で約7ヶ月程度となっている。袋をかけて育てるのを「ふじ」、袋をかけずに育てたものが「サンふじ」として流通する。袋をかけた「ふじ」の方が、赤くきれいに着色するが、糖度等は、無袋栽培にして、太陽光を多く浴びた「サンふじ」の方が勝る、とされる。 
裏ビックリマンの日。
ビックリマンチョコシリーズの企画開発を行なう「ビックリマンプロジェクト」が制定。東京都新宿区西新宿に本社を置く、大手菓子メーカーの株式会社ロッテが、1977(昭和52)年に発売を開始したビックリマンチョコシリーズは、おまけシールのビックリする仕掛け作りで子ども達に親しまれている。日付は、ビックリマンのコンセプトである「人をビックリさせる」ことに拘り、一般的に人をビックリさせる「エイプリルフール」の4月1日とした「ビックリマンの日」から半年後で、カレンダーの裏側に当たる10月1日に。ビックリマンファンを「ビックリ」させる「裏」に因んだ企画を行ない、ビックリマンファンに喜んでもらうことが目的。
超熟の日。
愛知県名古屋市東区白壁に本社を置き、パンや和洋菓子の製造・販売を行ない、「Pasco(Pan Shikishima Company)」のブランドで知られる企業、敷島製パン株式会社が制定。日付は、「超熟」が発売された1998(平成10)年10月1日から。余計なものは入れない「小麦本来のおいしさ」が人気の、食パン「超熟」を始めとする超熟シリーズ。その美味しさを、さらに多くに人に知ってもらい、日本中に「豊かで楽しい食卓」を届けることが目的。「超熟」は、「余計なものは入れない」ことに拘ってきた。イーストフードや乳化剤を使わず、できる限りシンプルな素材で。大事な人に食べてほしいパンを、ずっとつくり続けてきた。「超熟」という名前は、今までの技術を超えたという意味の「超」と、生地を長時間熟成させて作るという意味の「塾」の2つの文字が組合わされたもので、「これまでにない新しい食パン」という気持ちを込めている。また、筆文字のような漢字のロゴマークは、丁寧にパンをつくるイメージを視覚化したものである。「超熟」の美味しさの秘密は、小麦本来の味を引出す超熟製法で、炊きたてのごはんのように、毎日食べても飽きない美味しさを目指して、独自の製法を開発した。
電動工具の日。
東京都港区港南に本社を置き、電動ドリル・電動ドライバー・電動のこぎり・電動グラインダー等、プロ用からDIY用・園芸用等まで、様々な用途の電動工具を製造・販売する企業、工機ホールディングス株式会社が制定。日付は、電動工具と親和性が高いネジ穴のプラス(+)マイナス(-)を漢数字に見立て10月1日としたもの。また、秋の文化祭等に、電動工具を使って作品を作ってもらいたい、との想いから、この日を記念日とした。電動工具の安全で効果的な使い方を、より多くの人に知ってもらい、その普及と発展が目的。工機ホールディングス株式会社は、2018(平成30)年5月までは、日立工機株式会社であった。これまで「HITACHI」「Hitachi Koki(日立工機)」のブランド名で親しまれてきた日立電動工具は、2018(平成30)年10月より、新ブランド名「HiKOKI(ハイコーキ)」に変わった。日本発のブランドとして、70年に亘り、「モノづくり」を実直に続けてきた工機ホールディングス株式会社は、「技術力」「信頼性」「成長性」の3つを強みに、これからも顧客のパートナーとしてナンバー1製品を届け続けたい、としている。 
まずい棒の日。
千葉県銚子市新生町に本社を置く鉄道会社で、スナック菓子「まずい棒」の発売元でもある銚子電気鉄道株式会社が制定。日付は、漫画家の日野日出志が手掛けたパッケージのキャラクター「まずえもん」の誕生日(安銚18年9月31日 = 10月1日:架空)から。2018(平成30)年に誕生した「まずい棒」を、より多くの人に味わってもらうことが目的。銚子電気鉄道株式会社の「お化け屋敷電車」の企画・演出を担当する怪談蒐集家、寺井広樹が考案した「まずい棒」のネーミングは、「経営状況がまずい」に因んでいる。他所ではない様々な取組みをしてきた銚子電気鉄道株式会社であるが、副業としていた、銚子名産の醤油を使った「ぬれ煎餅」が不振で、赤字に転落した。実は、収入の約7割が「ぬれ煎餅」による販売収入で、国の補助金も減少し、このままでは「まずい・・・」ということで、「まずい棒」の制作・販売を開始した。銚子電気鉄道株式会社の竹本勝紀社長の「まずい・・・、もう1本!」を合言葉に、生誕祭を行なう。現在はコーンポタージュ味のみであるが、今後バリエーションを増やす意向という。まずいものを顧客に販売する訳にはいかない、ということで、正直なところ、美味しい。2018(平成30)年、「破産は嫌、嫌」の語呂合わせで「8月3日18時18分」に、千葉県銚子市犬吠埼にある犬吠駅で売出された。銚子電気鉄道株式会社の本業は、銚子電気鉄道線(千葉県の銚子駅と外川駅とを結ぶ鉄道路線で、全線が銚子市内にあり、関東地方の最東端である犬吠埼の近くを通る)の運営である。銚子電気鉄道線は、全列車が各駅停車で、ほぼ全列車が銚子駅 - 外川駅間の運転である。ワンマン運転を行なっているが、銚子駅 - 笠上黒生駅(銚子電気鉄道線唯一の上下交換可能駅)間では、運賃収受のために車掌が乗務することが多い。また、規模の割に駅員配置駅も比較的多いため、ワンマン運転を行なっている他の鉄道路線に比べると、運賃箱を使用した運賃収受は少ないと言える。1990年代の終わりに、運営していた企業が1986(昭和61)年12月から1991(平成3)年2月までの51ヶ月間に、日本で起こった資産価格の上昇と好景気、及びそれに付随して起こった社会現象であるバブル景気の期間(バブル経済期)に計画したゴルフ場開発で失敗し、経営危機に陥った銚子電気鉄道株式会社は、2006(平成18)年11月には、鉄道車両の法定検査が行なえないという事態となり、同2006(平成18)年11月15日、公式ウェブサイト上で「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という文章を掲載して、自社で製造・販売している「ぬれ煎餅」の購入等による支援を呼掛けた。この件は、大きな話題となり、「ぬれ煎餅」の注文が殺到して、製造が間に合わない程になった。この哀訴以来、厳しい経営状況を逆手に取った自虐的な商品をオンラインショップ等で販売し、ファンや面白がった人々に買ってもらうことで経営を支えている(サングラスを中心とした「お先真っ暗セット」等)。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し、乗客が激減した2020(令和2)年には、地元住民が手作りしたマスクを仕入れて即日完売した。公的助成・補助や、個人による食品購入による応援以外の支援の動きとして、新電力会社の株式会社Looopや、銚子市等が設立した電力販売会社「銚子電力」が、電気料金の1%分を銚子電鉄へ支払うプランを取扱っている。
井村屋ゆであずきの日。
三重県津市高茶屋に本社を置く、あずき製品・アイス・和菓子等、様々な食品を製造・販売する企業、井村屋グループ株式会社が制定。日付は、あずきの収穫時期が10月頃であり、毎月1日が「あずきの日」であることから、10月1日を記念日としたもの。1962(昭和37)年に発売され、トップシェアを誇る井村屋グループ株式会社の「ゆであずき」は、長年培ってきた小豆加工技術をベースに、素材や製法に拘り丁寧に炊き上げ、風味豊かな餡と共に、小豆の粒感もしっかりと残した人気商品。記念日を通して「ゆであずき」をより身近に感じてもらい、その美味しさを、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。井村屋初の缶詰商品として市場に出た「ゆであずき」は、紫を基調としたデザインで、スタートこそ話題を呼ばなかったものの、いつの間にか静かなブームをつくっていった。