9月29日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

保険クリニックの日。
東京都文京区本郷に本社を置く、来店型保険ショップ「保険クリニック」を全国展開する企業、株式会社アイリックコーポレーションが、「保険クリニック」のオープン15周年を記念して制定。「あなたの保険のホームドクターでありたい」との願いから、クリニックという屋号が付けられており、「保険クリニックの日」には、保険を見直す定期健診を受けてほしい、との想いが込められている。日付は、9月29日の「9」と「29」で、「ク(9)リニック(29)」と読む語呂合わせから。保険ショップとは、複数の保険会社の商品を販売する代理店の店舗である。従来の保険の代理店は、特定の保険会社の商品を取扱い、企業や商店、個人宅等へ営業に行き、契約を取ってくる訪問販売が主であった。しかし、企業のセキュリティーが強化され、外部の人間が気軽に会社内等に入ることができなくなってきたことから、代理店の経営が厳しくなった。そこで登場したのが保険ショップで、複数の保険会社の商品の中から、個人に合った商品を提案するスタイルとなった。訪問販売はせずに、必要とする人が自らショップへ赴く訳である。保険ショップが急増した背景は、景気悪化等による保険見直しのニーズに加え、1996(平成8)年の保険業界自由化に始まり、2002(平成14)年に保険業や銀行業等の代理店業務が解禁になる等、規制緩和の影響も大きいとされる。
Heart Safe Cityの日。
東京都港区港南に本社を置き、健康と生活の向上にテクノロジーで貢献する企業、株式会社フィリップス・ジャパンが制定。日付は、国際的活動を行なう世界心臓連合(WHF)によって定められた「World Heart Day」が、9月29日にであることから。日本では、毎年約7万名が心臓の異常による心臓突然死が原因で亡くなっていることから、地域社会や行政、関係施設等と協力し、イベントや企画等を通じて、心臓疾患からの社会復帰率の向上を目指した町づくりをサポートすることが目的。ヘルスケア製品・医療関連機器を中心とする電気機器関連機器メーカーで、オランダのアムステルダムに本拠を置く多国籍企業、フィリップス社の日本法人、株式会社フィリップス・ジャパンは、自動体外式除細動器(AED)を製品群に持ち、心肺停止後の社会復帰率を向上させるプログラム「Heart Safe City」の構想を発表した。プログラム「Heart Safe City」では、自動体外式除細動器(AED)の適正配置、ファーストレスポンダー(真っ先に自動体外式除細動器[AED]を使用できる人材)の育成、行政や自治体との体制づくり、の3つの策を推進していく考えである。自動体外式除細動器(AED)とは、心停止(必ずしも心静止ではない)の際に、機器が自動的に心電図の解析を行ない、心室細動を検出した際は除細動を行なう医療機器で、心室細動(VF)や心室頻拍(VT)等の不整脈(心拍数やリズムが一定でない状態)に対し、電気的な刺激を与えることで、「除細動(Defibrillation)」や「同期性通電(Cardioversion)」を行なう医療機器、除細動器の1つであるが、動作が自動化されているので、施術者が一般市民でも使用できるよう設計されている。かつて日本では、医師しか使用が認められていなかった。2003(平成15)年に救急救命士(病院への搬送途上に限り、傷病者に対して、救急車等で救急救命処置を施し、速やかに病院へ搬送することを目的とした国家資格の保有者)に使用(医師の指示なく)が認められ、2004(平成16)年7月からは一般市民も使えるようになり、空港や学校、球場、駅等の公共施設に設置されることが多くなった。自動体外式除細動器(AED)とは「異常な拍動を繰返し、ポンプとしての役割を果たしていない状態(心室細動)」の心臓を、電気ショックによって一時静止させることにより、正常な拍動の再開を促すもので、「静止した心臓を電気ショックで再起動させる」ものではない。また、自動体外式除細動器(AED)使用によって一時静止させられた心臓は、本来であれば自動的に拍動を再開するが、酸欠等の状態にあると拍動が再開しにくいため、自動体外式除細動器(AED)使用後は、速やかに(人工呼吸と)胸骨圧迫(一般に心臓マッサージと言われるもの)を行ない、拍動の再開を促す必要がある。自動体外式除細動器(AED)機器が心室細動ではないと診断した場合は、除細動は行なわれず、胸骨圧迫を行なうようアナウンスが流れる。  
とっとり0929(和牛肉)の日。
鳥取県西伯郡大山町小竹に事務局を置く鳥取県牛肉販売協議会が制定。日付は、「0929」で「和牛肉(わ[0]ぎゅう[9]に[2]く[9])」と読む語呂合わせから。また、鳥取和牛の評価が全国的に高まるきっかけとなる大会が行なわれた、2017(平成29)年9月に因んだ9月と、「肉(に[2]く[9])」の29日を合わせて。記念日を通して、生産者・販売・行政等の関係団体が連携し、鳥取和牛のブランド化をさらに推進していくことが目的。鳥取県産の和牛は、1989(平成元)年から「鳥取和牛」としてブランド化を目指し、肉質改良への取組みを重ね続けた結果、2017(平成29)年9月に開催された全国和牛能力共進会(全共)第11回宮城大会で、肉質日本一を獲得した。全国和牛能力共進会(全共)は、5年に一度開催される、和牛日本一を競う審査大会である。全国的な大会で認められたことで、ブランド牛として鳥取和牛の認知度が高まることが期待されている。西日本屈指の秀峰とされる伯耆大山(伯耆富士)は、霊山として古来より、人々の信仰を集めてきた。平安時代から、伯耆大山中腹にある天台宗別格本山の寺で、山岳信仰の霊場、大山寺への参拝者が、牛馬を連れて参拝するようになり、参拝者の間で牛馬の自慢話が行なわれ、比べて交換するようになった、とされている。これが大山牛馬市の始まりと伝えられている。江戸時代には「大山博労座」が開かれ、備後の「杭の牛馬市」(現在の広島県三原市久井町で行なわれていた牛馬市)、「白河の馬市」(現在の福島県白河市で行なわれていた馬市)と並ぶ「日本三大牛馬市」として賑わう等、鳥取県は古くから日本有数の牛の生産地であった。また、鳥取県は大正時代に、日本初となる和牛の登録事業(牛の戸籍管理)に取組み、日本の和牛改良の基礎を築いた歴史がある。1966(昭和41)年に岡山県で開催された、第1回全国和牛能力共進会の肉牛の部・産肉能力区で一等賞の栄冠に輝いたのが、鳥取県の雄牛「気高号(けたかごう)」である。この発育・資質共に良好、かつ、大柄で産肉能力に優れた名牛は、生涯9,000頭以上の子孫を残し、現在の有名ブランド牛の始祖として、和牛界の歴史に不朽の名を残している。鳥取和牛の中でも、オレイン酸55%以上で、気高号の血統を継ぐものは「鳥取和牛オレイン55」としてブランド化されている。鳥取和牛オレイン55は、霜降りの風味だけでなく、低い融点で驚きの「口溶け」を味わうことができる。牛肉のおいしさには、一般的に「柔らかさ」「口溶けの良さ、「多汁性」「風味」「外観」等、様々な要因が関与している。これらの牛肉のおいしさを構成する要素の1つとして、牛肉脂肪中に含まれる不飽和脂肪酸の1つ、「オレイン酸」が関係することが知られている。「オレイン酸」の命名は、オリーブ油から分離されたことに由来しており、オリーブ油の脂肪酸の約75%はオレイン酸が占めている。オレイン酸の融点は16℃と低く、オレイン酸含量の高い脂肪は、低い温度で融ける、いわゆる融点の低い脂肪となり、調理した場合には好ましい芳香を呈し、牛肉の口溶けや風味が良いとされる。  
かぜ備えの日。
東京都文京区大塚に本社を置く、医薬品、医薬部外品、基礎化粧品、健康食品等の研究、開発、製造、販売を行なう企業、全薬工業株式会社が制定。全薬工業株式会社のかぜ薬「ジキニン」は「あなたの時間をかぜから守る」をテーマに、働くママ・パパを応援するブランド。家族が急にかぜをひいても慌てないように、「かぜに備える習慣 = かぜ備え」を提唱している。防災の日に災害への備えを見直すよう、「かぜ備えの日」をきっかけに、家族で「かぜ備え」について考え、行動してもらうことが目的。日付は、かぜは急に訪れることから、「急(きゅう[9])に(2)来る(く[9]る)」の語呂合わせで、9月29日を記念日に。かぜ症候群(普通感冒)の諸症状に対する合剤の医薬品、いわゆる風邪薬、総合感冒薬は、頭痛、発熱、のどや筋肉の痛み、咳、くしゃみ、鼻水・鼻づまり等といった諸症状に対し、解熱剤・鎮痛剤、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤、カフェイン等が配合されており、日本では現在、一般用医薬品(医師による処方箋を必要とせずに購入できる医薬品のことで、市販薬、家庭用医薬品、大衆薬、売薬等とも呼ばれる他、カウンター越し[英語: over the counter]に売買されることから、OTC医薬品とも呼ばれる)として広く発売されている。