東京ディズニーシー開園記念日。
2001(平成13)年9月4日、千葉県浦安市舞浜に東京ディズニーシー(TDS)が開園した。東京ディズニーシー(TDS)は、同じく舞浜にあり、1983(昭和58)年4月15日に開園した東京ディズニーランド(TDL)と共に、東京ディズニーリゾート(TDR)を形成するディズニーパーク(アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州バーバンクに本社を置く、多国籍マスメディア・エンターテイメント複合企業、ウォルト・ディズニー・カンパニーの作品等をテーマとした遊園地型テーマパーク)である。東京ディズニーシー(TDS)のパークテーマは「冒険とイマジネーションの海」、シンボルはディズニーシー・アクアスフィアとなっている。アクアスフィアは、「水(aqua)」と「球体・天界(sphere)」を組合わせた造語で、水の惑星、地球を象徴している。直径8mの地球儀で、約3分30秒で1回転するように自転している。また、水が上から流れており、海の様子を再現している。東京ディズニーシー(TDS)の計画段階で、ウォルト・ディズニー・カンパニー側はシンボルを灯台にしようと考えていた。しかし、「日本人にとって灯台は、哀愁漂う暗いイメージが付いている」という、株式会社オリエンタルランド側の希望により、このアクアスフィアになったという。また、アクアスフィアの直径は8mであるが、東京ディズニーランド(TDL)の生みの親と言える、株式会社オリエンタルランド第2代社長の高橋政知(後に会長、相談役となり、東京ディズニーシー[TDS]が完成間近となった2000[平成12]年1月31日に死去)は最初、直径50mを希望していた。これは、さすがに大き過ぎるということで、現在の8mに落着いた。園内は、コンセプト毎に「テーマポート」と呼ばれる7つのエリアに分かれ、テーマに合わせたアトラクションやレストランが置かれている。また、東京ディズニーランド(TDL)とは異なり、ビールやワイン等、アルコール飲料の販売がある等、客層を大人も視野に入れた設定になっている。ミッキーマウスを始めとする著名なディズニーキャラクターの他、リトル・マーメイドやアラジン等、東京ディズニーシー(TDS)のコンセプトに沿ったディズニーキャラクターの出迎え(キャラクターグリーティング)がある。東京ディズニーシー(TDS)の年間入園者数は約1,350万名で、2013(平成25)年以降、東京ディズニーランド(TDL)と合わせた年間入園者数は約3,000万名を超えており、世界でも有数の集客力を誇る。1988(昭和63)年、千葉県浦安市舞浜に本社を置き、ウォルト・ディズニー・カンパニーとのライセンス契約により、東京ディズニーランド(TDL)を経営していた企業、株式会社オリエンタルランドは、映画をテーマとした「第二パーク構想」を発表したが、1992(平成4)年になって、「日本では映画文化に馴染みがなく、将来性に大きな懸念がある」と計画を白紙に戻す。ウォルト・ディズニー・カンパニーと株式会社オリエンタルランドは再協議し、アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロングビーチに、かつて開園が予定されていた「ディズニーシー」(仮称)のコンセプトを流用して、基本契約を再締結する。1998(平成10)年10月22日に着工式が行なわれ、約3年弱の工期を経て、東京ディズニーシー(TDS)は2001(平成13)年9月4日に正式開園している。
串家物語の日。
大阪市北区菅原町に本社を置く、多くの外食事業を展開する大衆外食チェーン、株式会社フジオフードシステムが制定。自社のブランドの1つで、材料を選び、自分で揚げるシステムが全国で人気の串揚げ店「串家物語」の魅力をPRすることが目的。日付は、9月4日の「9」と「4」で、「串家物語」の「串(く[9]し[4])」と読む語呂合わせから。株式会社フジオフードシステムのメインブランドの1つ、「串家物語」では、約30種類の串ネタを選び、テーブル備付けのフライヤーで、客自身が自由に揚げて食べることができる。メニューの全てがビュッフェスタイルになっており、複数のソースがある他、サラダ、パスタ、惣菜、フルーツ、スイーツ、ヨーグルト等も用意されている。
全米新聞配達の日。
1833(天保4)年9月4日、アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市で、1833(天保4)年から1950(昭和25)年にかけて発行されていた新聞、『ザ・サン』(『ニューヨーク・サン』の名で言及されることもあるが、2002[平成14]年から2008[平成20]年まで発行されていた新聞『ザ・ニューヨーク・サン』とは別のもの)の宅配の仕事に、バーニー・フラハティという少年が初めて就いた、というできごとが由来という。1833(天保4)年9月3日、つまり、宅配が開始された日の前日に創刊された『ザ・サン』は当時、いわゆる「ペニー・プレス (penny press)」と称される、安価なタブロイド判(新聞用紙の半分のサイズ)の新聞であった。『ザ・サン』の内容は、当時は画期的なものであり、犯罪報道や、自殺、死去、離婚といった、個人的事件の報道を他紙に先駆けて行なった。また、『ザ・サン』は、全く新たな取組みではなかったものの、新聞が購読料収入に依存せずとも、広告収入によって成立し得ること、また、定期購読者への配達を行なわなくても、街頭で販売し得ることを実証した、という点でも重要であった。宅配を初めて行なったこととは、ある意味相反するが、エリート層ではなく、大衆を成す労働者階級の普通の人々を読者として狙い、そうした人々に新聞を売ることで利益を上げられることを示した訳である。アメリカ合衆国にも新聞配達はあるようで、アメリカ合衆国の家は、道路から少し奥まった場所にある場合が多く、新聞配達人は、新聞を道路から放り投げる、等とされる。新聞販売店が行なう新聞配達は、日本独自のシステムとなっている。主として、新聞販売店に積重ねているチラシ折込み済の新聞を、原動機付自転車、又は自転車へ積替え、目的の家の前に停めて、新聞受へ投函する。因みに、毎日、様々なニュースを届け、文字・活字文化の一端を担う新聞の戸別配達制度。その制度を支えて、早朝から雨の日も雪の日も、新聞を定時に配達するために汗を流している新聞配達所の所長、従業員にスポットライトを当てたいと、新聞販売所の全国組織として1954(昭和29)年7月に設立された、東京都中央区日本橋人形町に本部を置く公益社団法人、日本新聞販売協会が制定した「しんぶん配達の日」は7月14日とされているが、この日付は、1977(昭和52)年7月14日、日本初の静止気象衛星「ひまわり」が打上げられたことに因み、気象衛星が地球を回って情報をもたらすことと、新聞の配達が戸別に回って社会の知識、情報を提供することの共通のイメージから、とされている。
ミールオンデマンドの給食サービスの日。
岡山県倉敷市児島下の町に本社を置く、高齢者福祉施設や病院等に配食を行なう企業、株式会社ミールオンデマンドが制定。日付は、3月16日が「ミ(3)ー(1)ル(6)」、9月4日が「給食(きゅう[9]しょ[4]く)」と読む語呂合わせから、3月16日と9月4日に。株式会社ミールオンデマンドが展開する、セントラルキッチン方式のクックチル(食材を調理加熱した後、急速に低温冷却し、チルドの状態で管理する調理法)食材による給食直営サービスを広めることが目的。株式会社ミールオンデマンドは、手作り調理と新調理システムを効率よく併用した、「良いとこ取り」のハイブリッド型給食システムを提案している。「美味しい・安心・安全」は当たり前の時代。今、求められているのは、少人数でも効率的に、しかも、ハイクオリティな食事を「低コスト」で提供することである。株式会社ミールオンデマンドでは、「世のため・お年寄りのため」のサービスを世に送り出したいという思いで、「便利で・美味しい・笑顔があふれる」サービスを、手頃な価格で提供している。
世界老人給食の日(national & International meals on wheels day)。
9月第1水曜日。オーストラリアで長年、老人に対する食事サービス活動を行なっている団体「ミールズ・オン・ウィールズ」が制定。日本では、全国老人給食協力会(東京都世田谷区上用賀に所在する、一般社団法人全国食支援活動協力会の前身)が実施している。地域では、高齢者だけでなく、さまざまな状況の人や世代に向けた食の支援活動が展開されるようになっている。その実態に即し、新たな時代のニーズに対応していくため、全国老人給食協力会は、2017(平成29)年に「一般社団法人全国食支援活動協力会」と名称変更されている。食事サービスの重要性をアピールし、老人給食を発展させることが目的。幾つかの統一された高齢者向けの食事をつくり、一般の人にも提供して、老人給食に対する理解を深めてもらう、としている。
吸水ショーツの日。
9月第1水曜日。愛知県清須市西枇杷島町小田井に本社を置く、水分ケアショーツ、サニタリーショーツ等のインナーウェアや、カットソー等の製造販売を手掛ける企業、チーカス株式会社が制定。吸水ショーツを通じて、生理や軽失禁等について、ジェンダーを超えてより多くの人に理解してもらうことが目的。吸水ショーツを自分自身のために購入するだけでなく、他の人にプレゼントするきっかけにしてもらうことで、吸水ショーツの存在や快適さを知ってもらい、生活の質の向上に役立ててほしい、との思いも込められている。日付は、9月と水曜日で「吸水(きゅう[9]すい[水])」と読む語呂合わせから、9月の第1水曜日に。