9月2日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

-044年 - 共和政ローマ期の政治家、マルクス・トゥッリウス・キケロが、初のピリッピカ(特定の政治家等を非難するための激しい攻撃演説)を行なう。マルクス・トゥッリウス・キケロはこれ以降、数ヶ月の内に14回の演説を行なっている。 
-031年 - アクティウムの海戦。地中海のギリシャ半島(バルカン半島南部)とイタリア半島南部の間に広がるイオニア海のアクティウム沖(現在のギリシャ共和国西部、プレヴェザ付近)で、ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス支持派とプトレマイオス朝(古代エジプトのマケドニア系王朝)、及びマルクス・アントニウス(共和政ローマの軍人・政治家)支持派連合軍とが500隻以上の艦船を投じて決戦し、アウグストゥス支持派が勝利する。
1264年 - 鎌倉幕府第6代執権であった北条長時が、病で出家したことに伴ない、第2代執権北条義時の五男、北条政村が第7代執権に就任。1256年より幼年の得宗(北条氏惣領[跡取り]の家系)後継者で、後に鎌倉幕府第8代執権となる北条時宗への中継ぎとして、第6代執権となっていた甥の北条長時が病で出家したため、得宗家の後継者で、それでもまだ14歳である若年の北条時宗の代わりに、60歳の北条政村が第7代執権に就任した訳である。
1600年 - 小山評定。会津討伐に向かう途中の徳川家康が、下野国小山(現在の栃木県小山市)で石田三成の挙兵を知り、従軍していた諸将を集めて軍議を開く。
1666年 - ロンドン大火。パン屋の竃から燃え広がった火が約4日間に亘って燃え続け、ロンドン市内の家屋のおよそ85%(約1万3,200戸)が焼失する。意外にも死者は少なく、記録されているのは5名とされる。中世都市ロンドンは焼失し、木造建築の禁止等からなる建築規制やセント・ポール大聖堂(ロンドンの金融街、シティ・オブ・ロンドンにある大聖堂)を始めとする教会堂の復興が行なわれるきっかけとなる。
1715年 - フランス史上最長となる、72年もの在位期間であったルイ14世の死去により、ルイ14世の曾孫で、5歳にしてフランス王国国王に即位したルイ15世の摂政に、ルイ14世の甥に当たるフィリップ・ドルレアンが就任し、政務を取仕切る。 
1752年 - イギリスでグレゴリオ暦を導入。9月2日の翌日が9月14日となる。 
1789年 - アメリカ合衆国政府の歳入管理を目的とする官庁、アメリカ合衆国財務省が設置される。 
1792年 - フランス革命: 九月虐殺が始まる。フランスの首都パリにある監獄で虐殺が行なわれる。殺害された人数は約1万4千名とも、約1万6千名とも言われる。
1819年 - スペインの戦列艦(17世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパ諸国で使用された、単縦陣の戦列を作り、砲撃戦を行なうことを主目的とした軍艦)『サン・テルモ』がホーン岬(南アメリカ大陸南端部に位置する諸島、ティエラ・デル・フエゴ最南端の岬)と南極大陸との間の海峡、ドレーク海峡で、悪天候により損傷して沈没し、644名が世界史史上初となる南極大陸での犠牲者となる。 
1856年 - 太平天国の乱: 天京事変。宗教家・革命家の洪秀全が率いる集団、太平天国の指導部の内紛で、2万名余りが殺害され、太平天国が衰亡へ向かう転換点となる。 
1864年 - 南北戦争: ウィリアム・シャーマン将軍率いる北軍が、南軍の軍事拠点アトランタ(現在のアメリカ合衆国南東部、ジョージア州に所在)を陥落させる。 
1864年 - 第一次長州征討: 江戸幕府第14代将軍徳川家茂が、中国・四国等の35藩に長州征討(朝廷が周防国/長門国長州藩の処分をするために江戸幕府へ命じ、長州藩領のある周防国、長門国へ向け、征討の兵を出した事件)の為の出兵を命令。
1898年 - マフディー戦争(スーダン戦役): オムダーマンの戦い。 
1901年 - アメリカ合衆国第25代副大統領であったセオドア・ルーズベルト(アメリカ合衆国第25代大統領ウィリアム・マッキンリー暗殺により、同月14日からアメリカ合衆国第26代大統領)が、アメリカ合衆国中西部、ミネソタ州フェアで棍棒外交という言葉を初めて用いる。棍棒外交とは、米英戦争以来のアメリカ外交方針の国是となっていたモンロー主義(ヨーロッパ諸国に対する、アメリカ合衆国のアメリカ大陸とヨーロッパ大陸間の相互不干渉)に基づき、西半球に積極的に介入した外交政策を指す。セオドア・ルーズベルトが主張したことは、アメリカは西半球に、ヨーロッパ諸国が介入するのを妨げる権利のみならず、砲艦外交をちらつかせる権利を持つということである。 
1905年 - 中国清朝が科挙(隋朝の時代から、約1,300年間に亘って行なわれた官僚登用試験)を廃止。 
1914年 - 第一次世界大戦・青島出兵: 日本陸軍が山東半島(中国北部に所在)への上陸を開始。 
1914年 - 日本画家の横山大観らが、活動が途絶えていた日本美術院を再興する。1898年創立の美術家の団体、日本美術院は、日本を代表する日本画の美術団体として、現在もその活動を継続している。日本美術院が主催する展覧会である院展は、一般に公募展と認識されているが、その実体は、所属を問わず広く作品を募り、審査を経て出品される一般の部と、審査を経ずに出品される同人の部から構成されており、公募を行なっているのは、前者の一般の部のみである。  
1919年 - 朝鮮の南大門駅(現:ソウル駅)で、独立運動派の姜宇奎が、第3代朝鮮総督(朝鮮を統治するための官庁、朝鮮総督府の長)の海軍大将斎藤実に爆弾を投付けて暗殺を図るが、未遂に終わる。
1921年 - 阪神急行電鉄(現在の大手私鉄の1つ、阪急電鉄の前身)西宝線(現在の今津線)宝塚駅 - 西宮北口駅間(路線距離7.7km)が単線で開業。 
1922年 - 目黒蒲田電鉄(現在の大手私鉄の1つ、東急電鉄[東急]の前身)が設立される。 
1923年 - 山本権兵衛が第22代内閣総理大臣に就任し、第二次山本内閣が発足。 
1927年 - ドイツの天文学者カール・ラインムートが、ドイツ南西部にあるハイデルベルクで、小惑星帯(太陽系の中で第四惑星、火星と第五惑星、木星の間にある小惑星の軌道が集中している領域で、アステロイドベルトとも呼ばれる)にある小惑星「アラビス」(直径約40km)を発見する。
1935年 - 大阪府中河内郡堅下村(現在の大阪府柏原市堅下)平野集落にあった溜池「菱尾池」が、前日来の豪雨により決壊。死者9名、重傷者5名、軽傷者10余名。家屋の全壊6戸、倒壊16戸の被害となる。
1945年 - 第二次世界大戦での日本の降伏: 日本政府が、東京湾に停泊中のアメリカ海軍の戦艦『ミズーリ』艦上において、枢軸国(ドイツ、イタリア、日本、フィンランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、タイ等)と敵対した国家連合、連合国に対する降伏文書(日本と連合国との間で交わされた休戦協定[停戦協定]で、この協定により、日本の降伏が確認され、ポツダム宣言[正式には「日本への降伏要求の最終宣言」で、宣言を発した各国の名から、「米英支三国共同宣言」とも称される]の受諾は外交文書上固定された)に調印し、第二次世界大戦が完全終結する(連合国の対日戦勝記念日[VJ Day])。この時には、全ての連合国軍高官(アメリカ合衆国、イギリス、フランス、オランダ、中華民国、カナダ、ソビエト連邦、オーストラリア、ニュージーランドの各国)が戦艦『ミズーリ』に乗艦し、降伏調印式は、約23分間に亘って世界中に放送されている。 
1945年 - 連合国軍最高司令官(SCAP)ダグラス・マッカーサーが、朝鮮半島にいる日本軍に、38度線を境に米ソ両軍に降伏するよう指令。朝鮮の南北分裂の始まりとなる。 
1945年 - ベトナムの革命家・政治家、ホー・チ・ミンが、ベトナム民主共和国(北ベトナム)の日仏両国からの独立を宣言(国慶節)。 
1945年 - 日本軍パラオ地区集団司令官、第14師団長井上貞衛陸軍中将がアメリカの護衛駆逐艦『アミック』(後の海上自衛隊護衛艦『あさひ』)上で、アメリカ海兵隊ペリリュー島司令部への降伏文書に署名する。
1945年 - トラック諸島の日本軍の海軍第四艦隊司令長官原忠一海軍中将と陸軍第31軍司令官麦倉俊三郎陸軍中将が、アメリカの重巡洋艦『ポートランド』上でアメリカ海軍への降伏文書に署名する。
1945年 - マリアナ諸島にあるパガン島の日本軍第31軍独立混成第9連隊長天羽馬八陸軍少将が、アメリカの駆逐艦『リンド』上でアメリカ海軍に対する降伏文書に署名し、独立混成第10連隊ロタ島守備隊長今川陸軍少佐が、アメリカの護衛駆逐艦『ヘイリガー』上でアメリカ海兵隊グアム島部隊に対する降伏文書に署名する。
1945年 - 第二次世界大戦・ビサヤ諸島の戦い: フィリピン中部のビサヤ諸島に位置する、パナイ島イロイロ州カバトゥアン町ティリンのカバツアン飛行場で、日本陸軍第102師団歩兵第77旅団独立歩兵第170大隊長戸塚良一中佐が、アメリカ陸軍第160歩兵連隊に対する降伏文書に署名する。