1946年 - 全日本産業別労働組合会議(産別会議、労働組合の全国中央組織)が結成される。しかし、全日本産業別労働組合会議(産別会議)は、運動方針への批判やレッドパージ(共産主義の思想・運動・政党の関係者が公職や企業から追放されたもの)による弾圧により弱体化し、1958年2月に解散する。
1947年 - 第3次東宝争議: 砧撮影所(東京都世田谷区に所在する東宝スタジオの通称)に立籠もる組合員約2,500名に対し、東京地方裁判所が撮影所明渡しの仮処分を執行。アメリカ軍の戦車7両、航空機3機等が投入され、組合員は撤退する。
1951年 - 名古屋市中川区露橋にある中日球場(1996年までは中日ドラゴンズの本拠地球場)で、試合中にネット裏から出火し、内野スタンドが全焼する。火は折からの強風にも煽られ、瞬く間に燃え広がり、満員の観客や両軍の選手、関係者から内野席を中心に、死者4名、治療を受けた重軽傷者318名、治療を受けずに(受けられずに)帰宅した負傷者多数を出す大惨事となる。出火の原因は、床板の隙間から下に落ちた煙草の吸殻が、床下に溜まっていた紙屑に引火した為と見られる。火災の約3ヶ月後となる11月15日、中日球場の実質新築となる再建工事が着工され、翌1952年4月5日には、ネット裏に2階席を備えた鉄筋コンクリート造の新スタンドが完成している。1975年には、球場名も現名称のナゴヤ球場となったが、1997年のナゴヤドーム完成後は、中日ドラゴンズ二軍の本拠地球場、及び練習場となっている。
1953年 - アジャックス作戦。外国での諜報を行なうアメリカ合衆国の情報機関、中央情報局(CIA)の工作によって、アジア・中東に位置する国、イランの油田国有化を主導していた首相モハンマド・モサッデクが辞任し、亡命していたモハンマド・レザー・パフラヴィーがシャー(国王)の座に復帰する。
1960年 - 冷戦・U-2撃墜事件: アメリカの高高度偵察機ロッキードU-2ドラゴンレディを操縦していたパイロット、ゲーリー・パワーズが、ソビエト連邦に対する諜報活動の廉により懲役3年、強制労働7年の判決を受ける。
1960年 - ソビエト連邦で、有人宇宙船試験機スプートニク5号が打上げられる。スプートニク5号は、2匹の犬他、多数の動植物を搭載し、動物を軌道上に打上げ、地球への生還に成功した初めての例となる。スプートニク5号は、ボストーク有人宇宙船(1960年代前半に、ソビエト連邦によって地球軌道上に打ちげられた有人宇宙船)の試験機であり、生命維持装置を備えた気密室と、大気圏突入のための構造を備えており、人間こそ乗らなかったものの、ストレルカとベルカと名付けられた2匹の犬や、その他の動植物を搭載し、安全性の確認が行なわれる。打上げの翌日には無事地球に帰還し、全ての動植物は生存が確認される。スプートニク5号には、犬の様子を撮影するためのテレビカメラも積まれていたという。
1961年 - 北美濃地震。石川・福井・岐阜県境付近を震源として直下型地震が発生。規模はマグニチュード(M)7.0、最大震度は、公式には震度4(中震)であるが、震源地周辺は激しく揺れ、震度6(烈震)を観測した地点もある。大規模な地滑りが発生する等で、死者8名、負傷者43名、全壊家屋12戸の被害となる。
1961年 - 日本放送協会(NHK)のバラエティ番組『夢であいましょう』で、俳優・タレント・歌手・司会者、坂本九の楽曲『上を向いて歩こう』がテレビ初披露。同年10月15日にはレコードが発売され、爆発的なヒットとなる。
1962年 - 第44回全国高等学校野球選手権大会で、栃木県代表の作新学院高等学校が優勝し、史上初の甲子園春夏連続優勝(春夏連覇)を達成する。
1963年 - 日本の映画会社大手5社が、映画のテレビ放映制限を撤廃する。
1965年 - 佐藤栄作が、日本の首相として第二次世界大戦後初めて沖縄を訪問。
1970年 - 全日空アカシア便ハイジャック事件。小牧空港(名古屋飛行場)から千歳空港(北海道千歳市にある航空自衛隊基地との共用飛行場)に向かっていた全日空175便「アカシア便」ボーイング727型機が離陸後、操縦室に乱入したピストルを持った男(当時24歳)によりハイジャックされる。現在の静岡県浜松市中央区西山町にある航空自衛隊浜松基地に緊急着陸した後、警察が突入して犯人を取押える。
1972年 - 東京大学宇宙航空研究所(現在の宇宙航空研究開発機構[JAXA]の研究機関、宇宙科学研究所[ISAS]の前身)が宇宙観測衛星「でんぱ」を打上げる。
1978年 - アジア・中東に位置する国、イラン南西部のアーバーダーン市内で映画館が放火され、観客ら377名が死亡する。
1980年 - サウジアラビア航空163便火災事故。パキスタン南部のカラチからサウジアラビア西部のジッダに向かっていた、サウジアラビア航空163便ロッキード・トライスターL1011-200型機が、経由地のリヤド国際空港(サウジアラビアの首都リヤドに所在する、現在のリヤド空軍基地)を離陸した直後、貨物室での火災発生を受けて空港に引返して緊急着陸に成功する。しかし、緊急脱出の処置がされず、火災で機内は酸欠となってしまい、乗客287名、乗員14名の計301名全員が死亡する。
1980年 - 新宿西口バス放火事件。東京都新宿区の新宿駅西口バスターミナルで、発車待ちのため停車中であった路線バスの車両が放火され、6名が死亡、14名が重軽傷を負う。加害者の男(当時38歳)は、警視庁の警察官に殺人・放火の現行犯で逮捕される。その後、東京高等裁判所での控訴審判決公判で、無期懲役刑が確定するが、1997年10月7日、刑務所内の工場で首吊り自殺している(55歳没)。
1981年 - シドラ湾事件。リビア北岸の地中海南部で、アメリカ海軍のグラマンF-14Aトムキャット戦闘機2機が、リビア空軍のスホーイSu-22M戦闘機2機と交戦して撃墜する。
1985年 - 文部省(現在の文部科学省の前身の1つ)の国立機関(現在は、日本の航空宇宙開発政策を担う研究・開発機関、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構[JAXA]の一部となっている)、宇宙科学研究所(ISAS)が、ハレー彗星(約76年周期で地球に接近する短周期彗星)探査機「すいせい」を打上げる。「すいせい」は、先立って打上げられていた試験探査機「さきがけ」と共に、ハレー彗星の国際協力探査計画(通称:ハレー艦隊)に参加し、太陽風(太陽から吹出す、極めて高温で電離した粒子[プラズマ])とハレー彗星の大気との相互作用を観測したり、紫外線で彗星のコマ(一時的な大気)を撮像することを目的としており、1985年11月14日には、ハレー彗星のコマの像を、初めて撮影する。
1989年 - 中央ヨーロッパに位置するハンガリーで、政治集会に参加していた大量の東ドイツ(ドイツ民主共和国)市民が、西隣のオーストリアに越境する汎ヨーロッパ・ピクニックが起こる。これが後に、ベルリンの壁崩壊へと繋がる歴史的事件となる。
1991年 - ソビエト連邦崩壊: ソビエト連邦8月クーデター。守旧派がソビエト連邦大統領ミハイル・ゴルバチョフを軟禁し、一時政権を掌握するが、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(ソビエト連邦の構成共和国の1つ)大統領ボリス・エリツィンの抵抗により失敗する。
2003年 - イラク国連事務所爆破事件。中東・西アジアに位置する国、イラクの国際連合バグダッド本部で、自爆攻撃による爆破テロが発生。イラク復興の責任者、セルジオ・デメロ国際連合事務総長特別代表を含む24名が死亡、108名が負傷する。
2012年 - 京王電鉄京王線柴崎駅 - 西調布駅間、相模原線調布駅 - 京王多摩川駅間が地下化され、相模原線から踏切が解消される。
2016年 - リオデジャネイロオリンピック(第31回オリンピック競技大会)の男子50km競歩で、荒井広宙が第3位となり銅メダルを獲得。同種目日本人初のメダルとなる。