みんなの親孝行の日。
「親孝行を日本の文化に」と活動する団体、日本親孝行協会が制定。親孝行をすることで、日本中の人が幸せになってほしいとの思いから、この日を親孝行を行なうきっかけの日に、との願いが込められている。日付は、8月5日の「8」と「5」で、「親子(おや(8)こ(5))」の語呂合わせから。
裏ゴーヤーの日。
8月5日の「8」と「5」を、「ゴー(5)ヤー(8)」の逆語呂合せとする日。5月8日の「5」と「8」を「ゴー(5)ヤー(8)」と読む語呂合せと、5月からゴーヤー(苦瓜[ニガウリ]、和名は「ツルレイシ」)の出荷が増えることから、沖縄県経済農業協同組合連合会(JA沖縄経済連)と沖縄県が、1997(平成9)年に制定した5月8日の「ゴーヤーの日」から、この頃までが、ゴーヤー(ニガウリ)の旬とされることから。なお、沖縄県那覇市壺川に本部を置く、沖縄県全域をカバーする農業協同組合、沖縄県農業協同組合(JAおきなわ)は、全国的なJA(全国農業協同組合中央会が組織する農協グループ[総合農協])再編の流れを受け、奈良県に次ぐ全県単一農協の実現を目指し、順次統合が進められ、2002(平成14)年に、一連の再編を完了したことから生まれている。全県単一化したことで、経営が効率化され、収益が幾分改善されると共に、沖縄県産農産物の本土展開を積極的に進めるようになっている。但し、まだ一部の農産物については、病害虫蔓延防止を目的とした法規制により、県内での流通に止められている。そして、2005(平成17)年には、沖縄県経済農業協同組合連合会(JA沖縄経済連)を統合した。沖縄本島では、ニガウリのことを「ゴーヤー」と呼ぶことが一般的で、沖縄料理ブームの影響もあり、全国的にも、「ゴーヤー」又は「ゴーヤ」を使用することが多くなっている。ゴーヤーチャンプルー(ゴーヤーや豆腐等を炒めた沖縄料理)を始めとする沖縄料理の食材として広く知られるようになり、さらに、健康野菜としての認知度が上がるにつれて、苦味を抑えたい場合等の調理法が紹介されたりもする。薩摩料理、奄美料理等の南九州の郷土料理でも好まれる食材であり、九州では、おひたしや和え物でよく食べられる。鶏肉やキャベツと炒めたり、揚げて天ぷらやチップスにもする。種や綿ごと実を薄切りにし、乾燥させてから焙じた後に細かく砕いたものは、ゴーヤー茶として沖縄県で販売されている。原産地は熱帯アジアで、日本では南西諸島と南九州で多く栽培されているが、今日ではさらに広い地域での食用栽培が盛んである。沖縄県産がシェアの約3割を占めるが、本州全域でも、梅雨以降の夏場で日照が強くて気温が高く、雨も豊富な時期であれば、露地でキュウリ等の在来作物同様に、種を蒔いて栽培することができる。栽培に際しては、棒や網等を立掛けて、巻付けるようにして栽培する。比較的病害虫に強く、日照と気温と十分な水さえあれば、肥料や農薬は殆ど使わなくても収穫が得られ、家庭菜園の作物にも適している。丈夫で栽培は容易である反面、大きく育ち過ぎるのが欠点である。つまり、栽培に必要なスペースと土の確保が問題になる。十分な収穫を得るには、地面に植える場合は畝幅が1mから2m程度で、株の間隔は1m以上必要である。農家の場合は、その2倍以上のスペースを確保することが多い。鉢で栽培するには一株当たりの土の量は最低約80リットル、理想的には100リットル程度必要である。根が多くの酸素を消費するため、直径が広く、できるだけ浅い鉢が良い。鉢植えに適さない植物である。独特な苦味があるので、好き嫌いが分かれる野菜として知られる。主に未成熟な果皮を食用とし、ビタミンC等の水溶性ビタミンを多く含むことや、健胃効果もある苦味たんぱく質を含む。苦味成分は、果皮表面の緑色の部分に集中している。ワタの部分が苦いという俗説があるが、これは誤りである。ゴーヤー1本当たりのビタミンC含有量は、トマト1個の約5倍、レモン1個の果汁よりも多く、また、通常ビタミンCは加熱に弱いが、野菜の中では加熱に強い。中国においては凉瓜とも呼ばれ、料理によく用いられる。ベトナム料理でも、炒め物やスープ等にされるが、特に南部では、正月料理の一品として使われることが多い。タイ料理でも、スープにされる場合がある。インド料理、スリランカ料理、マレー料理では、スパイスで風味を付け、水分が飛ぶまで揚げたものや、鶏卵と一緒に炒めたものが、カレーの副菜として現地で売られている。ゴーヤーは、採れたての果実を早めに使い切るのが基本であるが、丸1本保存する時は、ポリ袋に入れて乾燥を防ぎ、冷蔵庫で保存する。また、調理で切って残したものは、わたを切抜いて、水気を除いた果皮をラップに包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保存する。茹でて保存する時は、種わたを取って細切りしたものを塩でまぶし、煮立った湯で軽く湯通ししてから、ざるに上げて冷水に取り、水気を切ってから保存袋に入れて冷蔵保存すれば、2日から3日程度持つ。緑のカーテンとは、植物を建築物の外側に生育させることにより、建築物の温度上昇抑制を図る省エネルギー手法である。環境技術としては、壁面緑化に当たるもので、「緑のカーテン」という呼称は、個人や市民ベースの省エネルギー運動の範囲での、比較的小規模な構造物を指すことが多い。植物は、主につる植物が用いられ、支柱に絡ませたり、外壁やネットに這わせたりして栽培する。遮光の目的から、葉がよく茂り、高く這い登るツタやキヅタ等の植物が多く選ばれるが、最近では、比較的病害虫に強く、栄養価も高いこと等から、ゴーヤーも用いられている。
夜光貝の日。
沖縄県石垣市川平で、南国の温かい海域で生息する夜光貝を加工し、アクセサリー等、さまざまな作品を制作する工房「夜光貝Y's studio」が制定。その美しさから、沖縄の特産品として名高い夜光貝の作品を、全国の人に知ってもらうことが目的。日付は、8月5日の「8」と「5」で、夜光貝の「夜光(や[8]こう[5])」と読む語呂合わせから。古腹足目リュウテン科に分類される巻貝の一種、夜光貝は、インド太平洋のサンゴ礁域に生息する大型の巻貝である。重厚な殻の裏側に真珠層があり、古くから螺鈿細工の材料として利用されてきた。その名前から、夜に光ると思われることがあるが、貝自体は発光しない。産地では食用にも利用される。夜光貝は、オーストラリアのダイオウサザエと並び、リュウテン科で最大の貝である。成体の重さは2kgを超え、大きなものは直径20cm以上に達する。殻は、開口部の大きさに比して螺塔が低い。数列の竜骨突起が発達するが、連続せずに瘤状に分離することもある。殻表面は滑らかで、個体によっては成長肋が目立つ。殻表全体は暗緑色を呈し、赤茶色の斑点を有している。殻の内側は青色から金色を帯びた真珠光沢である。他のサザエの仲間同様、石灰化した厚手の蓋を持つ。日本近海では、屋久島・種子島以南の暖かい海域に生息する。生息域は水深30m以浅の比較的浅い水路や岩の窪みであり、砂泥質の海底には認められない。基本的に夜行性で、餌は海藻等。雌雄の判別は、外見からは不可能である。
パソコン工房の日。
大阪市浪速区日本橋に本社を置く、パソコンとその周辺機器、ソフトウェア等の販売、サポート・修理・買取等を手掛ける企業、株式会社ユニットコムが制定。日付は、8月5日の「8」と「5」を、「パ(8)ソコ(5)ン」と読む語呂合わせから。自社が全国で展開するパソコン専門店「パソコン工房」ブランドを、より多くの人に知ってもらうこと、また、パソコンの活用による地域社会の活性化が目的。1990(平成2)年に設立された株式会社ユニットコムは、2020(令和2)年に創業30周年を迎えた。また、「パソコン工房」は、1995(平成7)年に展開を開始したパソコンショップで、株式会社ユニットコムは他にも、「グッドウィル」や「TWO TOP(ツートップ)」「Faith(フェイス)」「BUY MORE(バイモア)」等のパソコンショップも展開している。
AsReaderの日。
大阪市淀川区西中島に本社を置くコンピュータ関連企業、株式会社アスタリスクが制定。株式会社アスタリスクが提供する「AsReader」は、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末で利用できるバーコードやRFID(電波を用いて、ICタグの情報を非接触で読み書きする自動認識技術)、画像認識、人工知能(AI)等の商品やサービス。製造業や物流業、医療関係機関等、多種多様な企業で利用され、業務自動化の一翼を担っている。「AsReader」による「モノ認識」と「モバイル」を使った業務改革を認知してもらうことが目的。日付は、「AsReader」の最初の商標登録申請が2013(平成25)年8月5日であったことからで、製品発表10年となる2023(令和5)年、記念日に制定した。「AsReader」がこれからも世界中で愛され続けるように、との願いも込められている。
草田男忌。
国文学者で俳人、中村草田男の1983(昭和58)年の忌日。俳句雑誌『ホトトギス』同人となった中村草田男は、伝統俳句からの脱却を目指し、近代的、都会的抒情を確立しようとした新俳句運動、新興俳句運動に批判的で、石田波郷や加藤楸邨らと共に、自己の追求がそのまま俳句の追求になるように、自己の内面を生活の内に詠もうとする、「人間探求派」と呼ばれた。俳句雑誌『萬緑』を創刊・主宰。第二次世界大戦後は、俳句という形式は現代の人生を表わし得ない等とし、俳句を「第二芸術」として、他の芸術と区別するべきと論じ、当時の俳壇に大きな論争を引起こした、第二芸術論争を始めとする、様々な俳句論争で主導的な役割をもった。